午前中公園では水遊びがお気に入り。バケツからスコップでプリンのカップに水を入れては、はいコーヒーできましたよー、と持ってきてくれます。知輝はその横で、ちょっと控えめに遊んでいます。愛菜と同年代のお姉さま方の使っているものに手をだそうとすると一喝されるからです。お昼の後はすぐお昼寝、してくれなくなり、本当は眠い知輝もおままごとの相手に連れ回されます。料理ごっこ、積み木、お店やさんごっこ、ぬいぐるみの赤ちゃんをだっこしてお母さんごっこなど、知輝も女の子らしくなってしまわないか、内心心配です。朝の着替えでは、それイヤ、スカートがいい、などとこだわりもでてきて、おもちゃのネックレスやブレスレットなど、もう大好き。今度大きめのビーズを買って、作ってあげようと思っています。
知輝(1才6ヶ月) 言葉の意味を理解する能力が急激に発達したかのように、この一ヶ月でだいぶコミュニケーションがとれるようになりました。知輝自身もみんなと同じように話しているつもりのようで、愛菜や私の顔を見ながらなにやらそれらしき長い文章を話します。まだ意味不明の赤ちゃん言葉ですが、牛乳ちょうだいとか、靴はきたいとか、褒めてもらいたいとか、ちゃんと内容があるので分かると楽しいです。今のお気に入りは大人の靴を履くこと(小さい靴は足を入れるのがとても難しいので)、足が入って満足、そのまま歩けて満足。今はまだ片方だけで喜んでいます。絵本を見るのも大好きで、両足をのばして座って膝の上に載せ、なにやら興奮気味によく一人で喋りながら見ています。
しつけについて 主人が読んだ本では、子供のすることがイタズラにみえても、それを止めさせてばかりいては大切な自発性までも摘み取ってしまうので、なるべく子供の好きなようにやらせたほうがよいとあり、お互い納得してそうするよう努めていました。でも、しつけの面から見て、それが本当に良いのかどうか、私は内心疑問にも思っていました。子供会に来ていた子育て相談の先生に聞いてみると、基本的には本と同じで、好きなようにやらせていてもそのうちやらなくなるものだから、許せる限り自由にやらせていてよいのでは、というご意見でした。自由にやらせておくといっても、もちろん全てではなく、基礎的なルールはもちろん守らせたうえでのことです。
今までの方法で良いのかなと思い始めた頃、キリスト教徒のアメリカ人は全く違った考えを持っていることを発見しました。子供は親に従わせることが第一鉄則で、そのためには何も分からない赤ちゃんのころからしつけが始まります。良いと悪いの境目のレベルは高く、悪いということは体で覚えさせます。彼らのしつけは思ったより厳しく、ハイハイをするころからきちんとおむつを外しておしりをたたきます。おむつを外す時間を利用してなぜ悪いのかをきちんと話し(理解できなくても)、感情的になりすぎないよう自分の気持ちも落ちつかせます。頭や手は大事なところですが、おしりは脂肪もたっぷり付いて保護されていて、多少強くたたいても大丈夫だそうです。かわいそうと思ってたたかないのはその子のためにならず、将来のために、愛のムチを一つ一つ愛情を込めて与えることは大切だと考えています。それから一度ダメと決めたことは、お客さんがきていようが外出先だろうが、絶対にダメ。今回はいいか、と妥協はしません。みんなの前でできなければトイレに行ってでもおしりを叩くことがあるそうです。そしてたたいた後にはきちんと愛情も示してあげます。大好きだよとか、よしよしとか、抱っこしてあげたり、そう表現してあげないと自分は愛されていないと勘違いしてひねくれてしまうことがあります。自分もその経験(愛されていなと思っていました)があるのでこの大切さはよく分かります。成長してから3才のころを思い出そうとすると、浮かぶのは楽しかったことなどでたたかれたという記憶はあまり残らないそうです。これを聞いてちょっとほっとしました。
このように早いうちから教えていると、言葉が分かる頃にはもう親がダメと言うだけでやらなくなり、おしりをたたくことも滅多になくなるそうです。とても理想的だと思いませんか?でも初めてこの方法を聞いたときには、知輝の場合やるもの全てをあれもダメこれもダメと否定しなければならないようで、お互いにストレスがたまると感じました。うちには子供達の自由にできる子供部屋がないので、どうしても大人の物もおもちゃにされてしまうときがあり、さわらせないよう厳しくしてしまうと精神的に支障がでてきてしまうのではないかと思うからです。しかし、ちょっと怒れば効果のあった愛菜と違い、何度言っても聞かない知輝には体で覚えさせる必要もあります。主人とはじっくり話し合って私たちの方針を改め、知輝に合わせて少しずつこの方法で教え込むことにしました。もっと前にこの話を聞いていたらという気持ちもありますが、今からでも遅くはないと思います。先月ピークだった私のストレスもだいぶ落ちつき、子育てをじっくりと考えた一ヶ月でした。
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