メキシコ旅行記
おまけ・メキシコ雑感物売りの多さメキシコは物売りが多い。車で信号を待っていると、窓拭き、新聞、チューインガムを始めとして、ありとあらゆるものを売りに来る。最後の日、空港へ向かうタクシーに乗った時など、でっかい馬の置物とか、果ては電卓を売っている人までいた。車を運転していて、ふと電卓が欲しくなる人なんて果たしているんだろうか。彼女はあれで生計を立てているのかと思うと、人ごとながら心配になる。物売りは道路上だけでなく、レストランで飯を食っている時にもやってくる。地下鉄にもいる。ローカルバスでも見かけた。とにかく、メキシコは物売りが多い。
アメリカから入国してすぐに気づいたのが、パン屋の多さとパンの種類の豊富さである。特に菓子パンの充実ぶりはなかなかのもの。アメリカにはパン屋はほとんどないし、パンの種類もフランスパン、ベーグル、マフィン程度である。メキシコでは、日本と同じように、ばら売りの菓子パンがパン屋のショーウインドーにたくさん並んでいて、見ていて楽しい。単純なクロワッサンみたいなのから、コッペパン、シロップのかかったデニッシュなど、色々ある。ホテルの朝食でも、いろんな菓子パンがバスケットに盛られていて壮観だった。けど、なぜか普通のフランスパンはパサパサしておいしくない。これだけパンの充実している国なのに不思議だ。ちなみにメキシコでもパンは「パン」という。
メキシコの学校には制服があって、しかも日本のとそっくりである。メキシコシティ初日に見かけた女子高生は、紺のスカートに白いブラウス、その上に紺のベストを着ていて、ちょっと茶髪なところも含めて、まさに日本の女子高生そのまんま。ホントに、ここは一瞬日本かと錯覚してしまった。(道ばたで、後ろを向いて立っていたので、携帯で電話でもしているのかと思ったら、露店に品物を並べているところだった。お仕事中でした。)その後のタスコでも、ソカロ(広場)で群れている女子高生や、買い食いをしている女子高生をいっぱい見かけた。両国の制服の類似性は、もしかするとカトリック系の学校の伝統に由来するのかも、なんて思ったが、真相はどうなんだろう。ちなみに男子にも制服があるはずなんだが、こちらは記憶にない‥。
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