Install NetBSD/mac68k in Quadra 800

■ Install
Installer は Mac OS の application となっていまして、.sea file (self-extracting archive) です。これを Mac OS の hard disk 上に解凍します。
そして installer を起動、NetBSD に必須の以下の file を選んで Done を押して install が開始されます。
base.tgz : 基本 set
etc.tgz : 環境設定の set
Kern.tgz : Kernel の基本 set
10 時間ほどかかるそうです。私は Quadra を職場に置いていますので、夕方帰宅する際に install を開始、翌朝出勤しますと install が終わっていました。

■ Device file
続いて、installer で Build Devices を実行し、fstab という device file を作成します。

■ Booter
CD-ROM に収録されています Booter1.11.1.sea を Mac OS の hard disk 上に解凍します。NetBSD の起動は、Mac OS ( 漢字 Talk ) から booter を起動することで行います。
Booter を起動する前に、再確認、memory の 32 bit addressing の on。
Booter を起動し、解説書にあるようにいろんな設定をします。そして、boot。無事 NetBSD が起動されました。

■ Others
NetBSD の起動に成功したら、次は解説書にあるとおり、multi user mode の設定、user 領域の mount です。vi という editor で設定 file に変更を書き加えるのです。一応 screen editor なのですが、Macintosh に慣れた身にとりましては、結構面倒臭い操作です。18 年前、大学の計算機の実習で line editor を使って FORTRAN の program を入力したとき以来の体験でした。
User 領域は、/dev/sd0g が user 領域として確保した partition (A/UX Usr slice 2) に当たりますので、これを /home として mount されるようにします。

■ User 登録
Root 以外に user を設定してみます。解説書にありますとおり、root で何もかもやっていて、system を飛ばしてしまわないように、一般 user としても login できるようにしてみました。
/home/red_quadra という directory を作成、user "red_quadra" を登録しました。Group は wheel とし、super user になれるようにしておきます。

■ CD-ROM
/dev/cd0a が外付け CD-ROM (SCSI #1) になります。/cdrom_ext という directory を作成、/dev/cd0a を /cdrom_ext に mount されるように設定します。

■ Compiler
これから先、kernel を取り替えたりするときに必要だろうということで、解説書にありますように、cmp.tgz を付録 CD-ROM から installer を使って install しました。

■ On-line manual
日付の設定をしようとして、解説書通りに 漢字 Talk の日付時計 control panel、世界地図 control panel で東京時間を設定したり、London 時間を設定したりしましても、どうあがいても NetBSD 上では グリニッジ標準時として東京時間を表示します。Root 権限で時刻を変更してみようと思っても解説書にはそれが書いてありません。
そこで on-line manual も install しました。CD-ROM の man.tgz を installer で install、"man date" で date command の使い方を見ていきますと、何のことはない、17 時 2 分に設定したければ、"date 1702" と入力すればよかったのでした。/etc/localtime file を一旦捨てて、/usr/share/zoneinfo/Asia/Tokyo を /etc/localtime から参照するようにし、"date 1702" で無事東京時間が 17 時 2 分になりました。

■ X window
ここまでは大過なくやってこれました。それでは X window も入れてみよう。解説書通りに file を CD-ROM から install します。
Library の登録、X の初期設定 file (.xinitrc) を /home/red_quadra にも copy し permission と owner の変更、path の設定と解説書通りにやってみます。
Login し直して、startx、めでたく X window が起動しました。Window manager は twm と言いまして標準で付いてくる simple な白黒のものです。まずはここまでです。

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