漢文処理指南
電算機で中国語が処理できるようになると非常に便利です。中国、台湾、香港などのWWWを見ることができますし、漢詩を作ることもできます。中国語学習にも役立ちます。略字体に心ひかれる方もいらっしゃるでしょう(あたしもその一人)。ここでは主に日本語Windows95での中国語処理について紹介したいと思います。フォント
中国語には「GB」と「BIG5」という二種類の文字コードがあります。「GB」というのは主に中華人民共和国で、「BIG5」は主に台湾で使用されています。これらの文字コードのフォントはMicrosoftが無償で提供しています。IEの追加コンポーネントです。ダウンロードできますが、ファイルがとても大きいので、雑誌の付録CD-ROMなどを探してみてもよいでしょう。インターネット中国語フォントをダウンロードする。
●GB Chinese(Simplified) IE3.0 International Extension for Windows 95 & NT4.0
●BIG5 Chinese(Trabitional) IE3.0 International Extension for Windows 95 & NT4.0
ダウンロードしたファイルをダブルクリックして実行すればフォントが展開されます。GB文字コードは、「MS Song」、BIG5文字コードは、「MingLiU」という名前のフォントです。
フォントが手に入れば中国語WWWをすぐに見ることができます。IEは先ほどの中国語フォントの展開の際に自動的に中国語対応になっています。右下の「地球と旗のアイコン」をクリックするとフォントの変更ができます。Netscapeの場合はフォントの設定で、「簡体中国語」に「MS Song」を、「中国語」に「MingLiU」を設定します。あとは「表示」―「文字コードセット」でフォントが選べます。これで中国語のWWWページを見ることができます。ネット荒技
会社や学校の端末などでフォントのインストールができない場合の中国語WWWを見る方法です。Gatewayというフィルターを使用します。これは中国語の文字コードを日本語の文字コードに変換する装置です。この処理はGatewayを設置してある電算機に負担をかけるので、「すまないねぇ」と恐縮しながらおこなって下さい。良心が耐えかねる人は社長や端末管理責任者などに直訴して中国語フォントを導入してもらいましょう。中国語処理ソフトさて、具体的な方法です。例えば「http://www.taconet.com.tw」というWWWを見たいとします。これは「.tw」つまり台湾のWWWです。文字コードはおそらく「BIG5」。ここでGatewayの登場です。以下のURLを見たい場所のURLの前に加えて下さい。
http://133.1.96.57:1995/-_-/cc.sjis.big5/
もしくは、
http://157.82.107.18:8004/-_-/cc.sjis.big5/全体としては、
「http://133.1.96.57:1995/-_-/cc.sjis.big5/http://www.taconet.com.tw」
になります。文字コードが「GB」のときのURLは以下のとおり。http://133.1.96.57:1995/-_-/cc.sjis.gb/
この方法でのファイルの転送はかなり時間がかかる場合があります。また、両方の文字コードを試してみてうまくいかないときは、ブラウザーの「中国語フォント」に日本語フォント以外(きっと英語フォント)が設定されていることが考えられます。Netscapeの場合は「オプション」→「全般の設定」→「フォントの設定」で確認できます。IEは「表示」―「オプション」の下の方にある「フォントの設定」です。ここで中国語のフォントが日本語フォント(例えば「MS 明朝」とか)に設定されているか確認してください。(ややこしい文章でごめんなさい)
変換Gatewayについては下記のページがくわしいです。日本語windowsで中国語wwwページを取り扱う方法について
日中台漢字コード変換ソフト――これはオフラインで使えるコード変換ソフトです。
中国語ワープロや中文IMEなどがいくつかあります。中国語処理の参考になる頁
UnionWay(加盟視窓)
これはよくできた中国語IMEです。ワードパッドと一緒に使うと便利。米国のサイトはこちら。南極星(NJSTAR)
中文ワープロ。カンガルーで有名なオーストラリアの方が制作なさったようです。豪州のサイトはこちら。他にはFTPですが、こんなところやあんなところに中文関係のソフトが格納されています。簡単な説明がここに書かれています。
コンピュータによる中国語処理