6月3日(火)
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(素子の保育園 II)
9月から素子が通う近所のペイッポセン保育園に出かけ、担当の保母マキネンさんに会ってきた。保育園は高層アパートの地階(日本で言うところの1階だが、ヘルバンタの高層アパートは、地階は倉庫や一部店舗に使われているのみで、住居には割り当てられていない)全部を使っており、ゼロ才児から小学校入学前の幼児まで幅広い年齢層の子供たちを3〜4のグループに分けて保育している。フィンランドでは、保育園のことをデイケアセンターと(英語で)呼んでいるが、ここでは、今後とも保育園と称することにする。
フィンランドの保育園では、朝食を出す。朝は6時開園で、実際にアパートから見える保育園にも早朝から子供を連れた大人たち(女性が多いが男性もめずらしくない)が出入りしている。子供を保育園に預けたその足で、職場に向かうのであろう。両親が共にフルタイムで働く場合、子供たちは保育園で朝食、昼食、午後のおやつと、三回食事をすることになる。日本に比べて、フィンランドではフルタイムの仕事をする女性が多く、サポート体制もしっかりしているように思う。
(皆が帰ってきた)
ようやく、研究室のメンバーが国際会議から帰ってきた。大男のマラさんも午後には出て来て、ようやく、部屋が賑やかになった。早速仕事を始めたが、彼のキー入力はとても速く、まるで、機関銃のようである。それでも入力ミスは無いようだから凄いものである。彼の話し方も早口で、フィンランド語だろうが英語だろうが、これまた、機関銃のようである。ときどき、聞き取れないことがある。ボスのセッポさんも、ノッポのカリさんも戻ってきた。どんな話しが聞けるだろうか、楽しみである。
(電気炊飯器)
日本から船便第一号で送っておいた電気炊飯器が届いた。日本から50日間かけてやって来た。フィンランドのスーパーでもお米(細長いインディカ米のみでなく、丸っこいジャポニカ米も)は簡単に手にはいる。ただし、お米の料理法は違うのでアパートの家電製品の中には、電気炊飯器は無い。来てから一度も使っていないコーヒーメーカーなどは、逆に、来日したフィンランド人が、日本の家庭に完備していないのを不便に思うのだろう。今まで、家内はなべを使ってご飯を炊いてきたのだが、こげ無しに炊き上げるところまでは至らず、料理後のなべの手入れが大変であった。
日本にいたときから、私の朝食は、週末を除いてパンだったので、余り気にならなかったのだが、子供たちは、朝昼晩とご飯なしには済まないので、電気炊飯器の到着は有難い。子供たちの大好きな海苔や、醤油、味噌も、もうすぐ到着することであろう。今日の晩ご飯は、日本風のカレーライスである。
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