7月3日(木)

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(多くの日本人)

 ヘルバンタで会うことのなかった日本人(我々の知る限り、みどりさん/さくらちゃん親子だけ)に、この旅では会った。まず、深夜のタンペレ駅では、(たぶん)ヨーエンスー行きの夜行列車に乗り込む日本人夫妻(奥さんが美人)に出会ったし、ロバニエミ駅からホテルに向かう苦難の1kmの間にも、数人の日本人旅後者とであった。ロバニエミは、フィンランドをヘルシンキから北上してヨーロッパ最北端の北岬(ノールカップ)を訪れる観光客の宿場町になっているからだろう。小さな町で、中心部は容易に歩いて横断できてしまう規模だが、市中のホテルは数多く、我々の泊まっているホテルポーラーも三つ星で、サウナ、温水プール付きと豪勢である。
 会議には多くの日本人が出席しており、発表者の1割は日本人である。単身、家族連れといろいろだが、久しぶりに家族以外の男性と日本語で話せるは嬉しい。世間は狭いもので、朝日大学の板谷さんは、豊橋技科大の1期生で、学系の先輩であることが分かった。

(お風呂)

 今回の旅行で最も感激したのは、もしかしたら、お風呂が使えることかもしれない。日本を離れてから使う、初めての(ビニールプールではない)本物のお風呂である。もちろん、西洋式のバスタブ(風呂桶のなかで体を洗うやつ)であるが、暖かいお湯に首までつかる喜びは変え難い。しかも、バスルームは部屋付(当り前ではない。以前。ニュルンベルクのホテルで共用のバスを家族で使ったことがある。ホテル自体が古いことも手伝い、かなり緊張したことを覚えている。)なので、他の人との利用調整をする必要もなく、自由な時間に使えることも気軽である。値段(ツイン+2エクストラベッドで1泊460マルッカ、6連泊なのが大きい?)の割には、ランクの高いホテルに泊まれたのかもしれない。
 贅沢を言えば、西洋式のバスは、バスタブが暖まっていないので、背中が十分暖まらない気がする。もちろん、風呂に入る十分前にバスタブをお湯で満たし、バスタブが暖まるのを待てば良いのだが、そうすると、今度は浴室内が蒸気でもうもうと曇ってきてしまう。換気栓は小さいのがある(単なる換気口にすぎない?)のだが、蒸気がこもるとしばらく抜けずに、これも不快である。贅沢な言い草か?


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