7月25日(金)

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(個別学習対応)

 今日も、一日中コンピュータプログラムに没頭した一日だった。(コンピュータに興味のない人は、ここを飛ばしてください)
 数学学習支援システムで、個別学習(一人一人の学習者別に学習環境を準備)に対応するためには、それぞれの通信が誰から送られてきたのかを知る必要がある。例えば、一人一人の学習者が、いつ、どの練習問題を解き、どれ程解けたかを(最終解答だけでなく、途中計算も評価するのが、このシステムの特徴)記録し、その記録にしたがって、次の練習問題を提供したり、必要な関連知識へのリンクを示したりすることが、効果的な学習につながると考え、これを実現する方法を探っているのである。
 今日まで、WWWサーバーのユーザー登録情報と、データベースソフトのレコードをリンクさせて一貫した自動運用ができる方法を試してきて、処理速度を別にすれば、まあまあ、満足できるものができた。先週、ラップランドから帰ってきてから、WWWサーバーやデータベース管理ソフトのマニュアルとにらめっこしながら、アパートに帰ってきてからも取り組んできて(ので、家族からは呆れられている)、やっと今日の午後7時すぎに区切りがついた。外からは、時折、雷雨の音が聞こえるが、終わって建物を出てみると、雨はあがっていた。自転車はびしょ濡れであったが、気持ちよくペダルを踏んで帰宅。大好きなお好み焼が待っていた。おしまい

(暖かい夏)

 最近驚いたことは、夜暗いことである。夜と言っても11時を回ってからのことであるが、外が暗くなっていたのである。フィンランドでは、夏至のことを夏の終わりと言う人がいる。少々、誇張があるように思うが、「7月で夏はおしまい」というなら、なんとなく、感じは分かる気がする。
 ニュース/新聞から離れているので、現在の日の出/日没時間は不明だが、計算上は5月下旬に我々がタンペレに来たころと同じくらいまで、日没時間が早まったのではないか、秋分の日には6時に日没?になるわけだから、これから2ヵ月の間に、日没時間は、4時間以上早まることになる。
 昼食時に話した人から、今年は最近の10年間で最も暖かい(彼女は、暑いとは言わなかった)夏で、皆、喜んでいる。良い年に来たねと言われた。しかし、夏の形容詞が、暑い ( hot ) ではなく、暖かい ( warm ) とは。最も暖かい夏でも、湖の水が冷たいと感じる人には、フィンランドで泳ぐ機会は、ほとんどないのであろう。


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