8月22日(金)

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Uno のパンク

 Uno がパンクした。後輪の左側である。古いタイヤだが、予備タイヤへの交換は楽なはずであった。これまで、タイヤの交換は日本でも数多くやって来たし、それほど難しいものではない。と思っていたら大間違いであった。何故か知らぬが、積み込みの工具ではタイヤのナットにサイズが合わないのである。定規で大まかに計ってみると約19mm、十字形の工具には17、19、21mm など4種類のボルトに対応した部分がある。ナットに入る最も小さい19mmで試してみると、やや遊びが大きい。少し力を入れると一つは緩んだが、もう一つはすっこ抜けてしまった。みるとナットの角の部分が潰れている。これはまずい。
 この車がタイヤを固定しているナットのサイズは18mm なのだろうか?それとも19mm よりも少し小さいインチ規格のサイズなのだろうか?うかつには手が出せない。. . . 状態が2週間続いている。困った困った。しかし、車がなくても生活していけるのに、私は何のために車を買ったのだろうと考えてしまう。まさか、この日記を書くための材料なのだろうか?

(小学校の新学期)

 12日(もう先週のことになってしまうが)より智がヘルバンタの小学校に通い始めた。智のクラスはフィンランド語を話せない外国人の子供ばかりを集めたクラスで、総勢10人(彼が言うには、今まで最高で10人とのこと)、アフリカからの2人、アジアからの1人(智)を除く大部分は、東欧(バルト諸国を含む、旧ソビエト連邦)からの子供達が多いようだ。はっきりしたことが分からないのは、智が(私にだけかもしれないが)、余り学校のことを話したがらないからである。「そんなに知りたければ、自分で来れば。お父さんが付いて来た子も居るよ」と言われてしまう。
 大学生は、まだ夏休みで、キャンパス内はまだ空いているが、この1ヵ月で研究室のメンバー(大学院の学生)が、大学外に職場を得て数人ほど去っていることが、学期末のしるしなのだろうか。
 セッポさんもマラさんも、「今年の夏は暖かくて嬉しい。」とか「今日もこんなに天気がいいから、昼食は外のテーブルで取ろうぜ」と、今年の暖かい夏を楽しんでいるようだ。「気温が20℃を越える日がこれほど続くのはめずらしい。」と言っている。私は、もう朝の出勤時にはヤッケが手離せず、シャツも半袖から長袖に変えている。周りのフィンランド人からは、ときどき暖かすぎて(彼等には暑いという感覚は無いのではないか)寝苦しいという言葉を聞くことがあるが、とんでもない。彼等は、夜になってもアスファルトの照り返しで気温の下がらない真夏の日本の町中の夜を想像することはできまい(私がフィンランドの冬の寒さと暗さを想像できないのと同様に)。フィンランドは避暑には良い国だ。

サルカンニエミ4)

 タンペレの誇る遊園地(何しろロバニエミでも広告を見た)サルカンニエミに、またまた、行った。遊園地は8月で閉鎖となるので、今回が最後かもしれない。5月下旬に遊園地に行ったときは、まだ寒くお客も少なかったが、夏休みに入ってから(というより6月以降)は、いつも多にぎわいで駐車スペースを探すのに一苦労である。今回は、幸いにもバスで行ったので(Uno が動かない)、駐車の問題は無かった。また、園内の食堂を使わなくても済むよう弁当(パンとソーセージ等)と水筒の完全装備である。私は乗り物には乗らない(本当は怖くて乗れない)ので、乗り物券は3人分ですむ。
 智も素子も、これが最後と悟ったのか、入園後ほとんど休みなく乗り物に乗り続け、閉園の午後8時まで(入園したのは午後2時前だから、それほど長時間ではないかもしれないが)目一杯楽しんだようだ。よかったよかった。


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