雑居時代には、個人的な深い思い入れがある。後の水もれ甲介、前作パパと呼ばないでの2作に印象のある人が多くて、この作品には印象が少ない人が多いようです。この作品は、おひかえあそばせのリメーク風の作品である。しかし、友情、家族、親子、恋愛についてのストーリーを一通り網羅しており、なかなか展開としては濃い。水漏れ甲介の恋人となる川口晶、気まぐれ天使での恋人の大原麗子、パパと呼ばないでの杉田かおるなどが出演している。一見、なんて事はないラブコメディですが、とにかく、出演者みんなを好きになった番組でした。
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1973,10,03〜1974,03,27(全26回)
大場十一 | 石立鉄男 | カメラマン。末は大物タイプ。へそまがりだが、優しい性格の持ち主。彼の家族観や愛情表現は、ちょっと臭いなぁとかも思うのだけれど、それでもストレートに好感が持てる。お金にはなんだかいつも困っている。「1日遅れのクリスマス」「失礼しました」「末は大物」「やっちゃった」等の十一は特に好きでした。 | 栗山夏代 | 大原麗子 | 次女役、とにかく好ましい役を演じてくれました。勝ち気だが、母性本能溢れる優しさの持ち主。特別に好きな回というのはないのですが、十一への思いがはっきりしてくる「すりかえられた見合い写真」 | ||
栗山信 | 大坂志郎 | 何とも、ほのぼのした味わいがあり、いい人でした。娘の幸せを心から願う、優しい父親。こと、あまりのことになるとナーバスになる姿は、父親として、いや、母親への強い抗議に思えてしょうがない。だけど、そこがこの父親の意固地なまでの信念が感じられていいと思う。 | 稲葉勇作 | 川崎敬三 | 十一の師にあたる人。夏代に好意を寄せて、十一にとりなしを求めるが、結局、十一と夏代をより接近させる結果になる。 | ||
栗山阿万里 | 杉田かおる | 異父姉妹の末っ子という複雑な設定。彼女は、すでに、輝いており複雑な役を好演していた。そんな彼女 | 栗山秋枝 | 川口晶 | 三女役。男勝りの役、十一をよく投げ飛ばしたりしていた。後に、シャングリラの女マスターになる。さっぱりして好感が持てる役 | ||
栗山冬子 | 山口いづみ | 四女役。今風な女子大生役、ちょっと濃いめの化粧であったが、それが魅力的に映った。役柄的には、昔の擬音でいうキャピキャピがちょうど合うようだ。 | 栗山春子 | 富士真奈美 | 長女役。あまりに対する態度は、子供ながら憤りを覚えたが、後にこの家族の複雑な事情を知るにつれ、春子の複雑な思いを理解するようになった。 | ||
青木誉 | 山田吾一 | 春子の婚約者。毒物研究者の設定。気の弱い毒の研究家という役を演じていました。富士=山田の夫婦ライン健在 | 池田玄也 | 山本紀彦 | 彼は、このシリーズの名脇役です。彼のおちゃらけぶりは実に良かった。十一の学生時代の後輩 | ||
池内秀子 | 浅野真弓 | フーコ(冬子)の友人。いつも楽しようと、当時の女子大生のお気楽さの代表選手でしょう | 吉永外科部長 | 岡田真澄 | 春子の勤める病院の外科部長。何となくきざな雰囲気がはまっていました。カメラ好き。 | ||
神谷編集長 | 二見忠男 | なんだかおもしろいキャラクターです。十一とのかけあいは良かった。なんだかんだいっても、十一への優しさを感じさせるシーンが良かったと思います。「夢見る乙女」での最終回、つけ髭をつけていました | 大場鉄也 | 山形勲 | 十一の父親。ケニンゴに赴任している。十一とは勘当同然の状態。ただ、十一共々本当はわだかまりを解消したいのかもしれない | ||
大場邦子 | 加藤治子 | 十一の母親。十一を心から心配している。十一もこの母親のことを考えると涙が出てくるようだ |