渓斉英泉(1790-1848)は美人画を得意とし、歌川国貞のライバルでした。英泉の大首絵は退廃美の極地を表現した作品と言われています。英泉は歌川派と北斉一門が活躍していた時期において、独自の広い分野で力量を発揮していました。