1997年8月 こんな言葉がありました
最近の言葉 (8/30)
「芸術家はその結果がすべてなのです。それを鑑賞していただければいいの、そう書いておいてね」
- 「演奏は宝探しです。楽譜に隠されている、たくさんのなぞを見つけるスリルとサスペンスがあるの」
- 天才は必ず見いだされ、チャンスを与えられてゆくものだという
- 「それは時代が過ぎても、決して変わることのない真実」だと
「有機農法というより、勇気農法だな。結果は消費者が判断してくれる」
- 「村が元気でいるには、農業が元気でなければ。それにはコチョウランのような付加価値の高い商品と、安くて、うまくて安全な農作物の両方が必要だ」という石津政男村長(50)のもと
- 「安全は消費者だけでなく、生産者にとっても大事だ」とも
「将来への戦略が必要だ。公害に汚染された世界や、富める者と貧しい者とにわかれた世界を残すわけにはいかない」
- 海洋探検家 ジャックイブ・クストー(87)さん(故人)の言葉
- 「未来世界のために、いまの生き方を変えるよう世界の人々を得心させることだ」と続く
「ほんの1ミリ動かしただけ」
- ダイアナ元皇太子妃(36)と映画プロデューサー、ドディ・アル・ファイエド氏がいまにもキスする場面かと思われる写真付き記事「HOT
LIPS」を掲載した
- 翌日、他紙に載った写真から、ファイエド氏の顔の向きと頭の影の位置が修正されていたことが判明し
最近の言葉 (8/23)
「静かな勤務時間が欲しかった」
- エジプト北部アレクサンドリアの病院の婦長、アイダ・ヌルエディン容疑者の言葉
- 睡眠薬を使って、この一年間に少なくとも18人の患者を殺害した容疑で逮捕された
- 「この一年に何十人もの患者を殺したと思うが、覚えているのは18人だけ」と語った
「我乃青島 有何指教」
- 青島幸男・東京都知事が新宿で開いた初の個展での作品
- 「スーダラ節」の漢詩訳など版画、書、彫金約40点が展示
- 「我乃青島 有何指教」(青島ダアー なんか文句あっか)
「夏休みに限れば冷夏なのだが」
- 「冷夏になる」との予報を出した、長期予報担当の予報官の言葉
- 六月末から七月上旬にかけて暑すぎ、ならしてみれば「並み」から「やや暑い夏」となった
「ラストシーンはもう十五年も前に、セリフまで決まっている」
- 「最後の国民的少女マンガ」と言われる「ガラスの仮面」の作者、美内すずえさんの言葉
- 1976年の連載開始から20余年、単行本四十巻、文庫本二十二巻、合わせて約四千五百万部が売れた
- 熱心な「ガラかめマニア」にとっては結末の行方が気になる
- 「いえいえ、幕引きには全然苦しんでいません。物語には逆らってはいけない流れがある。流れの通りに終わるしかないんです」に続いて
「今日のところは堪忍してやるわ」
- 大阪市北区のコンビニに押し入って、店長に店外に連れ出され投げ飛ばされた犯人の言葉
- ボストンバックから、おもちゃとしか見えない木製の拳銃の様なものをだし「金がないんや、金をくれ」と店長を脅した
- 乗り付けたタクシーでそのまま逃走、現場から約500メートル離れたマンション前で「お金を取ってくる」と言って降り姿を消した
「経済が何倍にも成長するようには地球は成長できないことに早く気付くべきだ」
- 環境問題専門のシンクタンク、ワールドウォッチ研究所のレスター・ブラウン所長の言葉
- 過去3年間で小麦の価格が4割上昇したのは地球環境の破壊の経済への悪影響の最初の兆候ではないかとのレポートを発表した
最近の言葉 (8/16)
「私がいなくても選手とフロントが力を合わせれば必ずなれる」
- 古巣の川崎ヴェルディに移籍が決まったJリーグ・京都のMFラモス瑠偉(40)の言葉
- 「関西ナンバーワンのチームをつくると言いながら途中で抜けるのは申し訳ないけど、」に続いて
- 昨期からの京都でのリーグ戦通産出場は20試合、無得点。今期第一ステージ16試合中、フル出場は5試合。
- 「サポーターの皆さんも京都を応援し続けてください」とも語った
- 川崎の森下源基社長は「京都さんに申し訳ない。ラモスは前々からもう一度川崎のユニフォームを着たいといっていた。(中略)強いヴェルディにしないと、Jリーグ全体の人気が沈下してしまう」と語った
「どちらともつかず」
- 終戦記念日の8月15日、靖国神社に参拝した堀之内久男郵政相の言葉
- 小泉純一厚相、伊藤公介国土庁長官は「国務大臣として」
- 稲垣実男北海・沖縄開発庁長官は「個人として」と答えた
「一緒にメジャーになりましょうというのが、うちのウリ」
- 「吉本女子プロレス」や「マイカル吉本劇団」などの積極的な提携の共通点を
- 「業界を代表する企業ではなく、ナンバー2以下としか組まない」に続けて
- 「本業以外はみなベンチャー。こけてもどうということはない」(社長)
- 「隣が何をしていようと知らない。思いついて手を挙げたもんが勝ち」(中堅社員)
- 本拠地の劇場は設立当初から「花月」。「花と咲くか、月と陰るか」
「イギリスの刑務所も、昔よりずいぶんましになったと聞くしね」
- 32年間も海外逃亡生活を送ってきた英国「大列車強盗」の主犯、ロナルド・ビッグス(67)の言葉
- 逃亡先のブラジルと英国間の犯罪者引き渡し協定発効により、本国送還が予想されている
- 「帰りたくないが、ブラジル当局の判断には従う」に続いて
- 1963年8月、ロンドンーグラスゴー間で郵便列車が強盗団に襲われ現金250万ポンド(当時のレートで25億円)が奪われた
- 逮捕され、一味の中で最長の30年の懲役を宣告されが、一年あまり服役しただけで65年7月に脱獄
- 整形手術後、オーストラリアに隠れ住んだ後、70年にリオデジャネイロに逃れた
- 74年にロンドン警視庁に居場所を突き止められるが、同居していたブラジル人女性が長男を身ごもっていたために「国内法に抵触しない限り、ブラジル人の子供の親は外国官憲に引き渡さない」との趣旨の規定により送還が拒否されていた
- 「有名人」ビックズは自伝やレコードを出したり、観光客と記念写真に納まったりしていたという
最近の言葉 (8/9)
「これでアップルの発展が確約された」
- アップルコンピュータが宿敵マイクロソフトとの1億5千万ドルにのぼる提携を発表したのを受けて7日
- 「白旗を上げたわけでも軍門に下ったわけでもない」とも
「もうじき、だれも私を飲めなくなる」
- アメリカ先住民族、ウエスタン・ショシューニ族のコービン・ハーニーさん(77)の言葉
- 反核を訴える市民団体「シュンダハイ・ネットワーク」の創設者で広島 長崎の「原水爆禁止1997年世界大会」出席のために来日した
- ハーニーさんには動物や植物などの自然界のさまざまな生き物の気持ちが分かるという「私の祖母も母も、叔父もできたんだよ」
- 毎日の日課である「朝の儀式」で水、食べ物に祈っていると、水の精がこう言った
- 放射能に汚染された水を飲み、空気を吸って病気になる。「その時が来て、初めて人間は『なんか変だぞ』って気がつくのさ」と語った
「黙らされたままでは人間の尊厳を奪われ、動物と同じ」
- 今年のカンヌ映画祭で、その全業績に対して、映画祭50年記念特別賞を贈られた、エジプトのユーセフ・シャヒーン監督(71)の言葉
- イスラム勢力の圧力で著書を焼かれた逸話が残る中世アラブ最大の哲学者、イブン・ルシュドを描いた新作「運命」が近くエジプトで封切られる
- 前作「移民」はイスラム強硬派から「宗教を冒涜している」と提訴され上映禁止になった。前々作は政府の検問で禁止された
- 「私が映画で表現するのは、いつも自分の経験だ」と語る
- 「人間は、自分を表現しないではいられない」に続いて
最近の言葉 (8/2)
「ネガティブ」
- 米国系格付け機関のムディーズ・インベスターズ・サービスが
- 「現時点で変更や見直しはないが、見通しは引き続き『ネガティブ(弱含み)』だ」と発表
- 第一勧業銀行と山一証券の中長期的な信用度も「ネガティブ」と据え置きされた
「強い非難に値する」
- 収賄罪に問われていた前狛江市長の石井三雄(60)被告に
- 「バカラとばくに狂い多額の負債を抱え、その金策の一環として金を受け取ったほかに類を見ない事件。公人としての自覚と規範意識を欠いており、」に続いて
「自分の中にあり過ぎるから」
- 百年の歴史を持つ、ベネチア・ビエンナーレでただ一人の日本代表として高い評価をうける内藤礼(35)さんの言葉
- 繊細な立体作品で知られ、鑑賞者は「空間作品」と呼ばれるテントのような部屋に入り、場そのものを体験する
- 一年前からニューヨークで暮らす「趣味もないし、仕事ばかり。ガリ勉みたいに」と語り
「わかっているならむしろこの際」
- 総会屋に利益を不正にもたらしたとして東京地検特捜部などが山一証券を強制捜査したことについて
「それが公務員として正しいあり方だ」
- 国立予防衛生研究所外来性ウイルス室長だった北村敬・富山県衛生研究所長が
- 薬害エイズ事件で業務上過失死の罪に問われている元厚生省生物製剤課長・松村明仁(60)被告の公判で
- 「1994年秋にはエイズウイルスの特徴がほぼ明らかになっており、危険な非加熱製剤の使用は中止すべきだと思った」と証言し
- 使用中止すべきだと思いながら、なぜ厚生省に働きかけなかったのか? と弁護士に質問され
- 「血液製剤を専門に扱うのは別の部署で、我々は得たデータを提供するのが役割だ」
- 「現場の医師が治療との兼ね合いで判断すべきだと思った」と答えた
- さらに、データだけ出して、あとは他人の判断に任せるということか? と問われて、こう答えた
「子供だって考えている」
- 参院創設50周年を記念して開かれた「子ども国会」で議長の森永礼くん(14)が
- 「これからも意見を聞く場を作ってください」と続け、最後を締めくくった
「僕は数限りなく負けてきたから」
- 世界最強のコンピュータプログラム「ロジステ」と対戦するオセロの世界チャンピオン、村上健(たけし)さん(32)が
- このコンピュータ、毎秒16万局面を読み、60手で終わるオセロゲームの36手までくると残りを読み切ってしまう
- 日本生まれのこのゲームは機械向きと言われており、米国の研究者が4年前コンピュータの方が強いから人間は対戦を拒否しているの言葉に憤慨し
- 「勝負はいつでも受ける」と英語で手紙を書き昨年11月、世界チャンピオンになり対決の舞台が整った
- 「負けちゃいけないという重圧はない。楽な気分で、とにかく一勝をめざしたい」と続く
「程度の問題」
- 総会屋への利益供与の発覚を恐れて第一勧銀が事実を隠した大蔵検査の最中の検査官11人のゴルフや飲食の接待を受けていた件について、25日
- 「94年であれば、倫理規定(大蔵省の内規)制定以前で、」に続いて
- 「過剰であるかどうかは皆さんの判断でしょう」と続く
- 「一応調べては見る」との態度は29日に、突然の処分発表へとかわり
- 「『程度の問題』とは処分の程度を悩んでいたという意味だ」と釈明
- 「検査に一区切りがつき、改善点を話し合うため、誘われたと認識している」と話した
- この問題で、橋本龍太郎首相は「一日ぐらい前に大蔵(省)から報告を受けてすぐに(処分)しろと言った」
- 処分内容は「オレが決める前に大蔵ですでに決めていた」と説明した