97年11月 こんな言葉がありました
どんな言葉があなたの胸を打ちましたか
最近の言葉 (11/29)
「先生方の温かいご支援、ご尽力に対し、心から御礼申し上げます」
- 受け取った元閣僚経験者は”郵政省もやり過ぎ。『ゴネ得』を自分たちで認めているようなものだ”と言い
- 「特別な意味があるというのはうがった見方だ」と本人は言う
「これは言い訳ではありませんが」
- 「山一のドン」と評され今年八月に総会屋への利益供与事件で引責辞任した
- 「私は別に責任逃れをするつもりはありませんが」と断ったうえでの答弁を繰り返した
「野村証券の嘱託です」
「これは組織の問題だから、あまり一人で悩むな」
- 95年3月、野村証券・元総務部担当常務の藤倉信孝(55)被告に相談された元社長の酒巻英雄被告(62)が
- 利益供与、損失補てんの野村証券事件の初公判で検察の冒頭陳述で
「よし、号令をかけるぞ。スタンバイ、スタンバイ、つかまえろ!」
最近の言葉 (11/22)
「心の深いところで、じいんときています」
- イランとの決定戦直前の12日、母ルジアさん(60)が亡くなったことを知った
- 「人生にとって一番大切な試合。母も頑張れ、と言ってるはず」と帰国せず
- 「この日を待った。最高です。日本のみなさまのおかげです。亡き母へのプレゼントになったと思います」
「距離が…。若返りたいよね」
- 16日、伊藤園レディーズのプレーオフで破れた女子プロゴルファー・山岡明美(47)の言葉
- 急激な運動負荷で左ひじを痛め、茶碗も持てないほど悪化した今季
- それでも、パットのさえで17番ホールでは優勝に王手をかけたが
- 32歳のヘレン・アルフレッドソン選手に逆転負けを喫した
「人間は思っている以上に複雑で深くて、おいしいごちそう。ものすごく苦かったり、不愉快なところもあるけど、やっぱりそのおもしろさをもっと味わいたい」
- 第50回野間文芸賞に決まった作家・富岡多恵子さん(62)の言葉
- 大阪の女子大時代、詩集「返礼」で女性初のH氏賞を受けた
- 詩の世界から離れ小説や評論、映画のシナリオ、戯曲と活躍の場を広げ
- ”ガリバー旅行記”の作者スウィフトに興味をもちアイルランドに三度出かけた
- 「複数の筋が同時進行するわがままなスタイルをとった。シンプルな評伝では、書きたいところに手が届かない。内容に見合う表現が見つかったという意味では、やっと小説が書けた気がする」とも語った
「キレイは心とつながっている。化粧の上手下手、するしないという以前に、自分の居心地の良い生き方を見つけた人が、まずキレイです。その人が自分なりの化粧を身につけたら、ほとんど無敵ですよね」
- 「美容はキレイになるための手段だけれど、目的ではない。英会話に似ていますね。それを生かしてどう進むか、何をするかだと思います」
- 「今は『外見』が『内面』を語る時代。美人女優も心を打つ演技をしなければ忘れられていく。いい仕事をする、信頼される、そのうえキレイならば、必ず人の心を捕らえる。OLでも主婦でも同じだと思いますね」
最近の言葉 (11/15)
「野村証券だけが非協力的で、公正な第三者の意見に耳を傾けようとする心構えに欠ける」
- 野村証券に対するワラント購入による損害補償の一審判決で園尾隆司裁判長の言葉
- 一連のワラント訴訟で訴えられた証券各社が調停手続きに協力している点に触れ
- 今年2月に職権で調停手続きを取ることを決定したが野村証券はその手続きにも応じなかった
- 原告の主婦(60)に「過失があったとは言えない」と述べ全ての請求を認めて約千百万円の支払いを命じた
「人はだれも、大きな潜在能力をもっている」
- 北九州市の教育委員になった五輪銀メダリスト・君原建二さん(56)の言葉
- 「運動会で一等になったことのない私が、オリンピックに三回も出て、銀メダルをとりました」
- 小学校の時から、学校の成績は芳しくなく、中学三年の駅伝・県大会はメンバー七人の七番手
- 地区大会をぎりぎりの記録でやっと通過し、全国高校総体の千五百メートルに出場
- 四つの入社試験に落ち、現・新日鉄への内定が決まったのは三月半ば
- 「前評判は三人の日本選手で三番目」のメキシコ五輪で銀メダルを取った
「広報の担当役員は遠方にいる」
- ”海の家”使用料の名目での利益供与事件で逮捕者が出たが正式な記者会見が行われず
- 『遠方ってどこでしょう?米国より遠いんでしょうね』(筆者)
「各省の諸君が、私の目にも触れるくらい大変華やかに、自らの夢を描きながら自分の省の将来図を持ち歩いてPRしており、苦々しい思いだ」
- 10日、参院行財政改革・税制等特別委員会で橋本龍太郎首相の言葉
- 与党の幹部らの間を根回しに動いている官僚を皮肉った
- 「(官僚の)ご努力の形跡も判断の中に入れながら最終判断を下したい」と答弁を締めくくった
「人類は、ある意味で、すごい実験をしているのかもしれない。地球が人類の破壊行為にどこまで耐えられるのか。人類はどういう環境でも生き延びられるのかと」
- 環境の大変化で恐竜が絶滅したのではないかとの話の後で”生物の誕生から三十億年余り。それに比べて人類の歴史は一瞬ですね”と問われ
「今日は今日、明日は明日さ。希望をもって、九州で全力を尽くすだけ!!」
最近の言葉 (11/8)
「前の世代からこの海を譲りうけた。体が続く限りは働いて次の人間たちに申し送りせんば。まずは自分が湾の魚を腹いっぱい食うて、大丈夫ちゅうことを示す。それが俺(おっ)の仕事ばい」
- 不器用な夫が、網にかかった海老をはずす手際を「目ん玉がつんくり返るごたる見事さじゃ」と賞賛する妻の良子さん(68)とともに
- 市場には出さず、ヒラメを刺し身に、カサゴを味噌汁に
- 「最高の味じゃ。水俣一器用な女房がおったから、やってこられたようなもんばい」
- 人間、金じゃない、仕事は金に代えられない、と痛感し
「繊細で、多彩で、深くて、豊かで、強くて、いろっぽくて。いとおしい言葉です」
- 「こつこつ続けきた舞台が認められて、素直にうれしい。前は夫の付き添い役で皇居に行きました。今度は反対ですね」
- 夫は3年目に紫綬褒章を受けたドラマ演出家の大山勝実氏
- テレビや映画にもたくさん出演したが、軸足は舞台に。何より日本語を大切にしたいと
「ほかのだれでもない我々に起きたことであり、ほかのどこでもないロシアに起きたことだ」
- ロシア革命八十周年記念日の7日、テレビ演説でのエリツィン・ロシア大統領の言葉
- 「革命にどんな態度をとろうと、革命が我々の人生の一部であることは確かだ」と続けた
- 「超大国でありながら悲惨な国民を抱えていた時代は過ぎ去り、個人とその暮らしが国の最大関心事になっている。互いにけんかしても、妥協もできるはずだ」
- 革命肯定、否定の両論に割れている国民に「同意と和解」を呼びかけた
「速い車で行こう」
- 九州で消防車を盗んだ疑いで補導された少年たちの考え
- 高校3年生と中学3年生の二人が延岡市の消防車を盗みサイレンを鳴らしながら国道を南下、検問を突破し2時間の逃走
- 二人はポケベル仲間、途中まで来た中学生の「家を出たい」女友達を説得にいこうと車を盗んだらしい
最近の言葉 (11/1)
「お願いだ。みなさん。もっと言えよ」
- 英国ウェールズ出身の作家、日本人C・W・ニコルさん(57)の言葉
- 「神の国日本は、金まみれの国になっちまった。それはダメです。美しい日本。美の国、望んでいます」と続けた
- この10月から魚や水生昆虫復活をめざす試験工事が始まった
- 「僕が騒いだことでこの川は、ちょっとだけよくなる。でも、日本中で今も川が壊されている。みなさんもっと言ってください」
「ばかやろうが」
- 加重収賄容疑で31日逮捕された鎌倉税務署の前調査官、飛内明男容疑者(51)と同期採用の国税マンの言葉
- ついこの間前川崎北税務署特別国税調査官・浅田輝雄容疑者が逮捕されたばかりである
- 年に一回の全国資産課税部門幹部会の最中に逮捕の知らせが入った
「『あなたはドンチャン騒ぎが出来ますか』なんです」
- 欧米ポップスに詳しいブロードキャスターのピーター・バラカンさん(46)の和訳
- 安室奈美恵のヒット曲”Can you celebrate?"を
- 「英語ではこうは言いません。無理に訳せば、、」に続けて
- 『この不可解な和製英語って十分HPネタとして使えそうですね』 (筆者)
「もうかっているなら、金をつかわないのはけしからんという発想の転換が必要だ」
- 自民党の中山代議士が31日の衆院財政構造改革特別委員会で
- 景気対策のアイデアとして「官官接待はけしからんというので、公務員が自分の金で飲むのを自粛している。年末年始には町に出るように言ってくれ」と
- 「(企業の)交際費への課税も一時的に緩めたらどうか」に続けて
- 『あなたは何年生まれ?倹約は美徳と育った世代では?』『悪いことはけしからんという発想の転換も必要』(筆者)
「売りだ、売りだ、売りだ」
- 27日、ブラックマンデーを上回る過去最大の下げ幅を記録したニューヨーク証券取引所に響いた悲鳴
「誇りは内にあるもの。賞も勲章もぼくはいらない」
- 4日死去した元東京プリンスホテル総料理長・木澤武男さん(80)の信念
- 1932年、14歳で家を出下積みを重ね19歳で日本橋のホテルの料理長になった
- 「木澤式」といわれる独特の煮込みやスープをつくり、多くのホテルシェフを育てた
- 直輸入した生トリュフの香りや形状を維持保存する処理法の成功、数々の仏料理書の翻訳など功績は多いが意外なほど賞は少なかった
「早朝から午後、夜も読み続けた。どこへ出かけても読んだ。好きな映画もあきらめた」
- 野生動物の変調を警告する「奪われし未来」の著者、シーア・コルボーンさんの言葉
- 「ボランティアとしてかかわってきた水の問題を勉強したい」と51歳で大学院に入り7年後に動物学の博士号をとる
- 五大湖の水質を調べるうちに、世界の野生動物の異常多発が気になり、数千編の論文に目をとうした
- 「責任も感じます。だから、七十歳になった今も働いている」
- 「一分も暇な時間はない。とにかく読んで考える。これが私の人生です」と答えた