98年6月にはこんな言葉がありました
言葉は温かい、言葉は辛い、そして言葉はやるせない
特に断りがない場合は、朝日新聞から引用しています
この一週間の世界を振り返ります。どんな言葉があったのでしょう
引用時のミスには気を付けているつもりですが、何かありましたらメールでご指摘ください
♀、♂、NEWS
マーク付けました
★最近の言葉 (6/27)
♂ 「実刑です」
- 24日、前厚生事務次官の岡光序治(のぶはる)被告(59)に対し大渕敏和裁判長の言い渡し
- 特別養老人ホームへの補助金交付などをめぐり総額約6570万円のわいろを受け取った罪で懲役2年、追徴金約6369万円の実刑判決がおりた
- 「被告は、部下職員と頻繁に接待を受けるうちに国家公務員としての倫理観が著しく乏しくなり犯行に及んだ」と言及
- 岡光被告は「金は友人として借り、利子をつけて返済するつもりだった」と、わいろ性の認識が薄かったと主張し、執行猶予付き判決を求めていた
- 求刑は3年6ヶ月、被告は後日量刑が重過ぎると控訴した
♂ 「僕を信じて応援してくれた人たちのためにも、僕はどうしても輝きたい」
- 決勝進出がたたれ、ジャマイカとの最終戦を前にW杯日本代表FW・城章二(23)のフランスメールより
- 試合後「あれだけチャンスがありながら、決められなかったので、(負けたのは)自分のせいです。あそこで代えられたのも正解です。最後の詰めが全然足りなかった。申し訳ない」と語った
- 6月17日生まれの城はW杯の闘いの中で23才の誕生日を迎えた
- InfoseekJ
やくやったと思うか?との投票に思わずNOと投票してしまいました。御免なさい
♂ 「サーブで勝負が決まるコートのテニスなんて、やりたくも見たくもない」
- ウィンブルドン選手権でシングルス一回戦で敗退した第2シードのマルセロ・リオス選手(22)の言葉
- 「こんなコートは嫌いだ。つまらなくて、やっていられないよ」
- 強力サーブの持ち主が有利なウィンブルドン天然芝をやり玉に
♂ 「腹のたつ打者がいたら、試合後に駐車場で待ちかまえて戦うんだ。一対一で。試合中に投げちゃいかんよ」
- 最近大リーグで乱闘が多いのはビーンボールの”質”が落ちてきたため!?
- 「いつ、だれに当てるのが正しいのか、本当に分かっているヤツなんかいやしない」とはタイガースのベル監督
♂ 「オレの実感では、せいぜい三人。一生で二百人程度。人間一人が生きたあかしは、その二百人とのつながりの中にあると思う。国籍なんか、それに比べれば形式的なことじゃないか」
- 来春、自作の芝居「売春捜査官」を韓国で上演する劇作家・つかこうへいさん(50)の言葉
- 「心から打ち解けてつきあえる人に、年に何人出会える?」に続いて
- 「今の日本人はもののあわれの美学を見失った」と嘆く在日韓国人二世
- 韓国語は話せない。生活習慣は完全な日本流。それでも帰化はしない
- 「売春捜査官」は故郷を失った在日朝鮮人の悲劇を描く
(6/20)
♂ 「価値観でつぶされている子供たちの一人ひとりの才能を救いたい」
- 71年沖縄に渡り、83年沖縄アクターズスクールを開校。以来安室奈美恵、SPEED、MAXといった人気アーティストを育てた
- 映画監督のマキノ雅弘を父に女優の轟夕起子を母に持ち、自身に自分の才能をはっきりと掴み取るまで苦しんだ長い歳月がある
- 「六十兆もの細胞で複雑にでき上がっている人間を、偏差値という数字でしか評価しない。人格も、才能も、しつけも、大切なことは何ひとつ、この数字では表現されていないんですね。子供たちは苦しんでいますよ。だから私は、私のやり方で子供たちの才能を救いたいと思う」
- スポーツ、芸術、コンピューターなどさまざまな分野で子供の力を存分に引き出すための新たな学校をスタートさせる
- 英語を常用語とし、絵が好きなら一日中絵を描いていられる。週の何時間かは基本授業を受け、後は才能を磨くために費やす
- 「個人はなんらかの名人になるべきだと思う。自分にしかできない何かを見つけたら、人は、それをもっと伸ばそうとするし、自立しようとする。そうやって生きていくことが、人間の喜びなんだよね。生命の力なんだ」と語った
♂ 「まったく典型的なオランダのやり口だ」
- 自他ともに認めるサッカーファンのベルギーのデハーネ首相の言葉
- 13日、W杯のオランダ戦を競技場で観戦した後のテレビ出演で
- サッカーの「宿敵」オランダのファンミルロー外相から試合前に伝えられた「貴国チームが大敗しようとすることに、つつしんでお悔やみ申し上げます」との言葉について
♀ 「でも、家に帰って電話代や家賃を払わなきゃとか考えるとどっと疲れて、へとへとプー。社会的にはダメ人間だなって、時々悲しくなります」
- 「空手や芝居をしている時は夢中で、疲れも感じません。世間話で盛り上がってる時も『あ、こんな気持ち使えるな』ってすぐ芝居つながってしまう」に続いて
- 1993年にデビュー、95年「新世紀エブァンゲリオン」での惣流・アスカ・ラングレー役が代表作
- アニメ3本、テレビやラジオで週4本司会役などで出演している
- テレビ番組の企画で空手の色帯に挑戦中。週2、3回朝10時に道場に行き約1時間半汗を流す
- 「顔に傷がついても平気。グラビア向けのきれいに飾ったイメージよりも、青あざだらけの今の私をだしていきたい」と語った
へとへとプーで電話料金滞納ですか、、、確かに社会人としては、、、 |
♂ 「私は毎日、毒が入っていると思いながら注射している。あなたのように待っていられない」
- 「実は一人(エイズで)殺しているんです」との発言も記録されている
- 17日、薬害エイズ事件で業務上過失致死に問われている元厚生省生物製剤課長・松村明仁被告(57)に対する公判で厚生省エイズ研究班の第一回目の会合の様子を録音したテープが検察側によって明らかにされた
- この日松村元課長の前任者で当時の郡司篤晃・厚生省生物製剤課長(60)は「安部先生が最も強い危機感を表明していた」と証言した
「実は一人(エイズで)殺しているんです」との録音テープをどう聞けばいいのだろう?
内部調査の後の家宅捜査で発見された録音テープの存在をどう考えればいいのだろう? |
(6/13)
♀ 「自分だけだ、と思ったときぐらい強いときはありません。自分の欠点に気づくようになるんです。人生に絶望はない、強く生きること。これが私の信条よね」
- 料理とアートフラワーを教えて五十年、著書は百二十八冊、飯田深雪さん(94)の言葉
- 「アートフラワー」は飯田さんの造語。従来の造花に対し、自然を立体に描いた芸術的な花の意味を込めた
- 「十七歳のころ、近所にいる腰の曲がったおばあさんを見て、あんなになるまで生きていたくない、早く死んでしまいたいと思っていました。だけど、こうやった年を取ってみると、そんなことはいらない心配だとよく分かります」
- 「身の回りにいくらでも仕事はあるんだから。神様は私に年老いてから幸せを下さったわよ。今は何も思うことも考えることもないですよ。私、いつまで生きるのかしら、ねえ?」
♂ 「その通り。いまだ人の話を聞かない。複雑で単純、思いやりがあったりなかったりする。AB型の典型です。それでも人気は天性のものがある。日本で今一番世界に顔の利く外交官だ」
- 慶応OBでつくる橋本首相の後援会「慶龍会」の会長で大学時代からの親友、川田善郎さん(60)の言葉
- 橋本首相は”「いばる。すねる。怒る」と言われます”との質問に対してこう答えた
- 「雑多な趣味と家族が支えになっている。孤独にも強い。剣道、登山、カメラ、プラモデル、読書、日本刀、利き酒、デザイン。全部一人でできることだ」
- 「子分がいない、プライベートな時間を大切にする。『午後七時までに終わらせろ。土日祝日はオレの時間だ』と言うのだから。これまでの首相と違い過ぎて、誤解される面が多い」と答えた
♂ 「食事したこともあり、手紙をもらいそれに返事を書いたこともあり、それを『交際』と申し上げている」
- 12日、衆院予算委員会で。日本から途上国援助を引き出す役割を負っていたとされる通訳の中国人女性との交際問題に
♂ 「ビビッとじゃなくて、ビシビシとくるよ」
- 12日、初めて女性が中心執筆者になった厚生白書についての小泉純一郎厚相の評価
- 「読まれなきゃ、しょうがないから」と反発を予想するかのように
- 白書は男性中心社会を激しく分析し「男性雇用者などが参加しない厚みのない地域社会」「父親が子どもと一緒に過ごす時間は短く、存在感も希薄」「『夫は仕事、妻は家事も育児も仕事も』といった女性が二重、三重に負担を負う状況」と指摘している
♀ 「時がたてば会社も変わるし、上司も代わる。無理に頑張る必要はないが、軽々にあきらめることもない」
- その厚生白書を中心になって企画、執筆した椋野(むくの)美智子さん(42)の言葉
- 1978年の入省以来、男性と同じように仕事をしてきたら、結果として子ども生まなかった
- 大分の高校の同級生で東大、厚生省の同期の夫と81年に結婚
- 「慣れ親しんだ名前を変えたくなかったから」と指輪の交換、届けは出さない事実婚を選び
- 89年浦和市の民生部次長に出向するさい、トラブルを避けるため籍を入れ
- 職場では通称名を使うが、旅券に記された戸籍上の名前を見ると心が重たくなる
- 「小子化を女性の問題にしたくない。男性にも議論してもらいたい」と語った
♀ 「いま、私が自慢できることは年齢です。長い間生きてきて、人に出会い、ものに出あえた幸せは時間の長さをありがたいと思う」
- NHKでは女性初の理事待遇アナウンサーの加賀美幸子さんの言葉
- 「自然に、息をしながら、話をする。無駄な力はいらない。『自然に、ふつうに』を心がけ、ダメなら反省し、良ければ出していけばいい。バランスを考えて」に続いて
- 中学時代から「お母さん」と言われてきた1940年生まれも「ようやく年齢とぴったりあってきたね」と言われるようになった
♂ 「恐るべきこと。三十年近く教壇に立って今、大学は敗れてる、一教師として私も敗れてる、と思う」
- 「今の学生はさとい。賢い。ずる賢い」彼らの三悪事「万引き」「カンニング」「ゴミのポイ捨て」
- その三悪事と並ぶ悪習が「シケプリ(試験対策プリント)」だという
- 「シケチョウ(試験対策委員長)」の下、組織的に授業ノートが整備され、印刷されて希望者全員に実費で配られる
- 「でもリベラルアーツ(教養)教育をきちんとやっていくと、ゴミのポイ捨てはなくなるはずです」と期待を込めて言う
(6/6)
♂ 「どうにも止められないんだ」
- ニューヨーク州、億万長者で元建設会社重役のフランク・ベルナルドさん(70)の書き置き
- 米国で爆発的な人気となっている性交不能治療薬バイアグラで能力を回復し
- 「もう一度、青春を楽しみたい」と十年間連れ添った女性を捨て、別の女性とニュージャージ州で同棲中
- 五月一日、医師からバイアグラの処方箋をもらい二日後に能力が回復、五日に書き置きを残しバイアグラの瓶とともに姿を消した
どうしようもないってことがあるんですよ、人生には。でも、ねえ… |
♂ 「若い人たちだけを視野に入れたコケおどしになっていないか。自戒をふくめてそう思う」
- 「コンピュータで映像が作れるというだけで、表現していると考え違いする人が多すぎる。新しい技術で人の目をだますだけになっていないか」に続いて
- 1964年東京に生まれ、89年多摩美術大学グラフィックデザイン科を卒業。(株)ソニー・クリエイティブプロダクト勤務。95年(有)スペース・ランナーを設立
- 制作コンセプト「ぼくの母や祖母が分かって、楽しんでくれるかなということ」のもと、年齢も性差も超える質を突き詰める
- コンピュータが水戸黄門の印篭のように扱われる時期は、いずれ終わると言い「垣根を取り払うための道具だもの。楽しい使い方を考えたい」と語った
♂ 「だめだった」 「はずされた」「もれちゃった」
- サッカーW杯出場選手の最終登録者22名の枠からもれた、カズ(31)北沢(29)市川(18)選手のそれぞれの言葉
- 2日、岡田監督は登録選手二十二人の名ではなく「外れるのは、市川、カズ、北沢の三人です」と淡々と告げた
- 「(三浦選手らの)調子がどうだったかわからないからなあ。監督はぎりぎりまで、選手の調子を見られ、チームの構成に必要な人を選んだと思うよ」とは橋本龍太郎首相
- ”Is it a surprise or not?"とはThe Japan Times
♂ 「核保有国という報賞を与えれば、他国に核実験の連鎖反応を招く」
- 4日、ジュネーブの国連欧州本部で核保有国であり常任理事国でもある5ヶ国(米国、ロシア、中国、英国、フランス)の外相会議が行われ、「核保有国クラブ」にインド、パキスタンを入れないことに決まった
核保有が「特権」だと信じる愚かな国に核軍縮が出来るわけはない |