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1巻
  • パーマン誕生
     版権の問題でスーパーマンの名前は使えないので、文庫版では超人とされている。新作アニメではバードマン。スーパーマン=超人=鳥人=バードマンということらしい。ミツ夫、決意のセリフが気になる。「がんばらなくっちゃ。ぼくにできるはんいで。明日から」。今日からがんばれと突っ込みを入れたくなったのは私だけでは無いはずだ。

  • パーマンに水難の相
     パーマン2号ことブービーの初登場。居眠りしてもなかなか鼻に鉛筆は当たらないとは思う。

  • 野球は二人で
     パーマンセットをつけて野球で大活躍。コピーロボットからは歯車の回る音がし注射針は通らないらしい。

  • 猛獣がいっぱい
     動物園でブービーと出会う。パーマンセットをゴリラに奪われ大混乱。

  • はじめましてパー子です
     パー子登場。謎の科学者によりパーマンセットの原理の一部が解き明かされる。

  • ニセ札犯人を追え
     ハンコで偽札を作るのには無理はあるが、偽札が労多くして益少なしというのは的を得ていると思う。

  • わが友「有名人」
     星野スミレの家が初登場。

  • 脱獄囚とおばあさん
     ダムで沈む村の話。当時かなり問題になっていた。村に一人で残るおばあさんが出て来て強盗と渡り合う。社会的メッセージがある作品。

  • 箱入りむすこ
     過保護の子供をパーマンがこっそり連れ出してあげるという話。結構似たようなことは実際にあると思う。「中年スーパーマン左江内氏」でも、受験勉強漬けにされた幼稚園生を連れ出すという話があった。作者にとって気になるテーマだったのかもしれない。

  • 怪人千面相
     千面相ってパーマン1号の正体がミツ夫って知っている節がある。いいのか?

  • パー子の正体
     パー子とミツ夫のママとのやりとりを見ていると、結構、嫁姑になってもうまくやっていきそうな感じがする。

  • 怪人ネタボール
     催眠術は千面相も十八番らしいが一度対決させてみたいものだ。

  • パーヤンですねん
     パーやんはそもそもなんでバッヂを鳴らすだけ鳴らして通話しなかったのだろう。

  • 死の船
     合体して飛ぶとスピードが上がることが判明。船でコレラが蔓延というのもおそらく時事ネタ。旧版には当時の世相を反映した話が多い。

  • やさしいやさしい女の子
     パー子は、初めて普通の女の子扱いされてはりきりすぎて上すべりしているようにも思える。それにしても電話一本で、一人で留守番しているミツ夫の家にケーキまで買って訪ねてゆこうとするみち子って一体。またなぜカバオとサブはミツ夫の家の前にいたのかは疑問。「女がやさしいって結局迷信だな」と愚痴るミツ夫の言葉は案外作者の本音かもしれない。

  • わたしの命はねらわれている!
     パーやん大活躍。ちょっといい話。

  • 潜水艦見つけた
     これも時事ネタ。万能翻訳機という機能も初登場。地味だけど欲しい機能だ。またしてもパーやん大活躍。

  • 自動車強盗
     夕暮れの河原をみち子と二人きりで歩くミツ夫。ただの友達には到底見えないぞ。誘ったミツ夫もなかなかやる。でもパーマンに変身して活躍したために彼女を置き去りにしてしまう。激怒のみち子だが、まだミツ夫への愛情は感じられる。「すぐ怒るんだから。女なんてきらいさ」とつぶやくミツ夫のセリフは痴話喧嘩の後のセリフそのものだ。ちなみに昼寝しているミツ夫に毛布をかけてくれるママはかなりいいお母さんだとも思う。

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(c)小学館、藤子プロ. LAST UP DATE 1998/11/29

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