明け方、というよりまだ真っ暗な深夜4時ごろ、変な男が部屋に入ってきて
何かわめきだし、何事かと思ったが、単なる酔っぱらいか何からしい。
再び寝て、6時に起床。外はまだ真っ暗。 6時20分ごろバスが出発、前のほうの窓が一枚外れていて、 そこから入り込む風が冷たい。9時ごろコルラの町に着く。 休憩は何度あったかよく覚えていない。 朝食は昨日と同じトマトベースの麺。具は羊肉とトマトとピーマンで、 どこへ行ってもこればかり。純正中華料理が懐かしい。 昼休みを終えて出発すると、車内の前のほうで「誰が背中を叩いたか」 ゲームが始まり、ウイグル人の間で異常に盛り上がる。 参加者が10人くらい、残りの全員が観客。安田成美風の結構美人の ウイグル人のおねえさんがいて、その人がはしゃぎまくる。 車はずっと平原を走る。所々にオアシスが散在する。天山山脈らしき 白い峰々が右手に見えたが、しだいに遠ざかっていった。 17時ごろクチャ着。まだ早いが今日はここで一泊するらしい。 カシュガルまでは2泊でいけるのか、3泊でいけるのか、 車内でずっと柿内君と相談していたが、どうやら3泊かかるのは決定的。 旅社は、昨日に較べればずっとましな4階建ての建物。 我々は外国人だから特別扱いと、二人で30元の高いところに 泊めさせられそうになったが、バスで一緒だった香港人が交渉してくれ、 3人で30元になった。時間があるのでクチャの街を観光する。 いきなり道を間違えて街の反対側に歩いてしまったが、元に戻り、 馬車でバザールへ。この馬車のおやじがずいぶん無遠慮なやつで、 勝手に人の「地球の歩き方」を奪い取り、ときどきロバをあやしながら、 読めもしないのにのんびりとページをめくる。 そのしぐさがなんだかとてもおかしかった。 バザールでは、実にさまざまなものを売っているが、 果物、野菜、スカーフ、衣類、布、靴などが特に目についた。 しかしそれにしてもウイグル人の女性はみな派手だ。 バザールの食堂で夕食、またしてもトマトベースの麺(のこま切れ)。 帰りはロバ車で戻った。 風邪気味なので早く寝る。 |
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朝食 | トマトベースの麺 |
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昼食 | 果物 |
夕食 | トマトベースの麺 |
朝食 ぶどう りんご 昼食(シシカバブ×1本) 馬車 夕食 ロバ車 ジュース 宿代(3人部屋の割り勘) |
元 2.5 0.9 1.2 0.5 1.5 2.0 0.5 2.0 10.0 |