7月14日(月)
タンペレ通信に戻る
(久々の日没)
北極圏からタンペレに戻ってきて、久しぶりに日没を見た。水道塔近くの高層住宅によって、実際よりも早くお日様が見えなくなるわけだが、午後11時には日暮れの雰囲気十分である。ただし、南部のタンペレの方が天気の良い日が多く日照時間も長いのではないか、とも思う。ロバニエミでは、真夜中になっても暗くはならないものの、曇っていることが多く、お日様がまだ地上にあるものと信じるしかなかった。真夜中の太陽を撮影しようと、少ないチャンスを必死で探したほど、太陽は雲に隠れていることが多かった。
南部とは言え、タンペレも北緯61度を越える北国である。夏至を過ぎれば、だんだんと日没時間は早くなり、また沈む位置も西から南に変わって行くのであろう。水道塔を背景に日没の画像を撮れるのはいつまでなのだろうか。
サウナがあるのは高級(中級も?)ホテルの条件と言われているが、バックパッカーや経済的な旅をしている人々には、公共のスイミングプール(屋内)で本場のサウナに入ることを勧めたい。タンペレには公共のスイミングプールが三つあり(ただし、ヘルバンタとピーニッキのスイミングプールは7月一杯まで休みだから、今利用できるのはスイミングセンターだけだが、)、いずれも(ピーニッキには行ったことがないが、たぶんあるだろう)シャワールームの横にサウナがある。ロバニエミのスイミングプールにもサウナはあった。たぶん、他の町にもあるだろう。インフォメーションでプールの場所を聞いて、銭湯の代わりに使ったら良い。ホテルのサウナは、混浴(シャワーと脱衣所は別なるも、暖まる部屋は同じとか)のこともあるが、プールのサウナは男女別々だから安心して利用できる。
公共の施設なら入場料は高くない。タンペレでは18マルッカ(450円)、ロバニエミでも1000円以下だったと思う。水泳が好きなら、ついでに泳いでしまえばよいし、水泳の好きでない人も、サウナをメインに利用すればよい。実際、フィンランドのプールでは、日本に比べて年配の人を良く見かけるが、彼等はプールよりサウナが目的のようである。サウナで体を暖め、やや水温が低めのプールに飛び込むのは気持ちがよい。ただし、湖畔では無いので、プールに出るときは水着を着け、サウナやシャワーを利用するときは水着を脱ぐことを忘れないように。フィンランドには水着を持参し、手軽にサウナを楽しもう。
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