2000年9月、こんな言葉がありました


言葉は温かい、言葉は辛い、そして言葉はやるせない

特に断りがない場合は、朝日新聞から引用しています
この一週間の世界を振り返ります。どんな言葉があったのでしょう
引用時のミスには気を付けているつもりですが、何かありましたらメールでご指摘ください

メールはこちら憂鬱のKまで、ほんとだよ、ほんとに待ってるんだよほんとだと言ってるのに

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最近の言葉 (9/30)

「民主主義がよって立つのは人々の意思だ。一人の考えではない。この国に、もう『交代させられない』人物などいない」


「『遊びもしない、スポーツもしないで、何をやっているの?』と言われそうですが、要するに仕事をしているんですね」


「メダル候補と持ち上げ、結果を残せないと精神論を引き合いに出すのでは、スポーツを語る資格はない」


「不可能と言われていることは、実は少し時間が必要なだけと信じている」


読み人知らず 「仕事に使われる機器の改善、維持のための投資は、税控除の対象となる」

「職業上の資産」は理解できる!?、「生産設備」とは???原語ではなんという言葉なんだろう。
まあ金を稼ぎ出すものは全て生産設備と見なせばいいだけのことか


今週のサメの脳みそ 「あっ、そう。考えなんて、ひとの国のことだから、ないよ」

日本って国連の常任理事国になろうとしてるんですよね!? ならないほうがいいじゃないかなー

(9/23)

「円周率を約3にするのなら、授業の名前も約算数とか約数学にすべきである。言葉の厳密な意味にかかずらう文科系としてはっきりそう訴えておく」


「短歌には制限とルールがある。それが、むしろ快い。どんな遊びでも仕事でも、自由にやっていいいですよ、といわれるのがいちばん困る。戸惑う。硬直する。制限があり、ルールがあるから工夫があり、遊び甲斐がある。感動もまたそこから生まれる」


「言葉は穴だらけだ。日本語でも他の言葉でも、外から眺めてみると、欠けている単語がたくさんあって、どうして、こんな穴あきチーズを使ってものを書くことができるのだろうと不思議になる」


「なぜ『人間のくず』を描くのかって? なぜ描いちゃいけないのかな。見て心地よくはならないが、こういうことは現実社会にはあるんだから」


「ここは『人材の墓場』だ。そう思って、私は大蔵省を辞めた」


「政治家が政策を作るのは当たり前なのに、なぜ『政策新人類』と言われるのだろうか」


(9/16)

「地球にまだ飢えている地域があるとしたなら、火星に人類が一歩をしるしたからといって、何の意味があるのか」


「裏口へ回れと言われても気にしなかった。そして軽い気持ちで思ったわ。私は黒人だもの、って」


「片田舎出の私にとって、走ることこそ、ただ唯一の手段、武器……。いや、『できること』だった」


「私は、海外に行って試合に臨む時、肌の色とは関係なく、ただ選手として扱われる。自分の国では、そうじゃない。この国には、はっきり差別が存在する。でも、私は、八歳の時に養父・チャップマンに言われた言葉を忘れない」


「グローバル・スタンダードとしてハエは不快でこそあれ危険物とはみなされていない。ハエがたかった食物を日常的に食べていても一般には何も起こらないことを人々は経験的に知っているからだ」


二十世紀最後のオリンピックを見ながら、二十世紀は何を産み何を産まなかったのか、と考えてしまいました

(9/10)

「五十を前にしてなんだけど、もっともっとおもしろいことができそうな気がする。一本終わると、小さな満足感はあるが、大きな達成感はまだない。それを探し求めたい」


「読み出しておもしろくないと、途中で放り出す人がいますが、僕にはそれができません。途中で『やめる力』がほしいと思う時もありますが、やっぱりどんな本でも最後までいってしまいます。活字中毒に貧乏性も加わっているのでしょうか」


自民「総選挙反省会」議事録より
「これほど『党を愛する』と言えない総選挙はなかった」

「『自民党、自民党』と言っていれば世の中が通ると思っているような人ばかりが、自民党の主流を占めている」

「えぜつなさ、変わり身の早さ、信念のなさが問われた」

「若い人が自民党に批判的、というよりも冷たかった」

「自民党は二十世紀をもって役割を終えたのではないか、という国民の声を心耳(しんじ)に聞く必要がある」


「石器時代は、石が足りなくなったわけでもないのに滅びた。石油の時代も石油不足のためではなく、終えんするかもしれない」


「私たちは武器もなく、ここにおとりのように座っている。やつらは何も考えず、部屋で蚊を殺すように人間を殺すことができる」


「私が法廷で遺言を執行したどんな人間よりも、かれらは慎み深い。遺産争いをしないのだから」


(9/2)

「だいたい今は流行作家は多いけど、文学的な作家はいないですね」


「もっと所有せよ。もっと消費せよ。そのためにもっと金を稼げ。そんな宣伝の前に私たちは無力だった」


「今みたいにメディアが発達してないから、自分たちで勉強するしかなかった。そして、自分は黒人じゃない、日本のポップスをやっているだけ、とさとるんです」


「こんなに多くの写真を撮り、海外に行くとまた撮らずにいられないのに、どうもほかにやることがあるんじゃないかという思いがつきまとうんです」


「車に乗ってハッとした時に急ブレーキを踏んで、一、ニ秒でも反応がなければ、大変な恐怖にとらわれるだろう。三菱はそんな車を売っていたんだ」


「選手にとって重圧なのは、おそらく私の存在だけだろう。我々は何も恐れていない」


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