99年もいろんな事がありました。いろんな言葉がありました。
本年もお付き合い願いましてありがとうございました
2000年がもっといい年でありますように
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今年集めた言葉です。<平均して毎週7個の言葉、うち♀が1個、コメント1個>となりました
Total | ♂の言葉 | ♀の言葉 | Kのコメント | |
一月 | 37 | 30 | 7 | 4 |
二月 | 28 | 20 | 8 | 8 |
三月 | 45 | 33 | 12 | 8 |
四月 | 29 | 25 | 4 | 5 |
五月 | 27 | 22 | 5 | 4 |
六月 | 28 | 24 | 4 | 11 |
七月 | 29 | 24 | 5 | 4 |
八月 | 24 | 22 | 2 | 4 |
九月 | 23 | 21 | 2 | 5 |
十月 | 34 | 26 | 8 | 5 |
十一月 | 25 | 19 | 6 | 5 |
十二月 | 28 | 26 | 2 | 3 |
九十九年 | 357 | 292 | 65 | 66 |
「だってよ。七十年生きてきて、無駄遣いしろって言われたの、初めてだ」 |
時期 : 2月 |
公明党と自民党が組むと碌なことをしない、の好例となった地域振興券。今ではあれが一体なんだったのか説明できる議員は一人もいないんだろうね。 「私らの世代に、浪費など考えられない。券で無駄遣いする子が店に来たら、しかってやらねば」という庶民の感覚から遠く離れて「大衆の利益のためにがんばるのがなぜ悪いのか。地域振興券にしても、我々が自民党にひっついたのではなくて、我々が言うことに政府・自民党が寄ってきた。たとえコウモリであっても、我々は木に止まっていて、向こうが寄ってきたという話しだ」と、のたまっている人はどういう躾をされてきたのでしょう。無駄遣いしろって教えられたんだろうか |
「ゆうべもまた一人老人が亡くなった。葬儀もなしで遺体はどこかへ運び出された。まるでゴミでも捨てるみたいに」 |
時期 : 4月 |
マケドニア北端の難民キャンプでも。「まるで家畜じゃないか。どうして、こうなるまで入れてくれないんだ」マケドニア北部の国境検問所でも。 声は天には届かないのか |
「ミロシェビッチ・ユーゴ大統領がこうしたことは起きてほしくない、と思うなら、コゾボから撤収し、難民を帰還させるべきだ」 |
時期 :4月、 5月、6月 |
そうクリントン米大統領は言った。「傍観? それこそ、限りなく道徳的に非道な行為だ」とはブレア英首相。「我々は山賊と同じ行為を繰り返し、殺人を続けている」 そしてそれを止める知恵を持っていない。有るのはコントロール出来ない武力だけなのか。「この戦争に勝敗はない。誰もが敗者だ。一番苦しむのはいつだって、貧しい、ふつうの人々だよ」そして世界は闇に沈んでいく。 「安全な世界、民主的な価値、強い米国のための勝利を収めた」「文明を守るためには、時には戦争が必要なこともありうる。これがその例だ」そうこれが大国の勝利宣言の好例だ |
「米国ではトラック一台分の製品を生産するのに三十二台分のゴミが捨てられる。破壊か自殺行為です」 |
時期 : 4月 |
アメリカで「地球を傷つけない世界初の企業」を目指す動き。「子供たちは食べ物がスーパーマーケットの棚からとれると思っている。食べ物が、自然というきわめて繊細なシステムのうえに成り立っていることなんか知ろうともしない。こんな状態を『文明社会』と呼べるのだろうか…」衰退する米農業でも地道な動きが。「私たちを解放するはずだった物質的な進歩は、いつの間にか私たちをモノとカネの奴隷にしている。アメリカ人はかつて『市民』だった。今、私たちは『消費者』に成り下がった」と「YOUR MONEY or YOUR LIFE」の著者は語る。「More is betterという際限ないこの国の消費文明はおかしい」とエリートビジネスマンから脱出、無職で月1250ドルの生活を選ぶ人。「利益を生まない資産、人、関連会社はいらない」と声高に叫ぶのはリストラの嵐に巻き込まれた日本の社長さん。不景気ではなく、これが常態だと納得するには後どれほどの時間が必要なのだろう |
「私たちがまず民衆の側に立った政策を提示する。それに自民党が理解を示し、向こうから話しをしようと言ってくる。順序からいえば『公自』だ」 |
時期 : 4月他 |
公明党・冬柴鉄三幹事長の言葉。統一地方戦で「自公」への批判は全くないとばかりに「『いかりを大衆に下ろし、上が動いても大きく流されたり、漂流したりということはない』という話しをすると非常に喜んでくれる」と意気軒昂。この後も出るわ出るわ以下の通り。 「換骨奪胎というか、苦心さんたんした公明党の大勝利だ。国民防衛のためやった」修正後衆議院を通過した通信傍受法案に対して。「我が党の修正案によって、法案は質的に変わった」というのが公明党の主張。(6月) 「これまで政教分離の原則を堅持してきた。この原則を堅持することは、特に与党になった場合は重要だ」公明党の神崎武法代表の言葉「信教の自由を守るし、特定の宗教を擁護したり、排斥したりする考えはない」(7月) 「『政』が公明党、『教』が創価学会で、両者が合致しているのは憲法違反だというのは、独自の見解で取るに足らない」公明党冬柴鉄三幹事長。社民党に「自自公政権と政教分離を考える議員懇談会」民主党には「宗教と政治を考える会」が結成されたことについて。「我々のところに自民党からすり寄ってきて、『公自』というものができようとしている。本当に素晴らしい。今まで三十五年間、草創の時から『自民党は敵だ。我々にとってばい菌。さわったら病気になる』と言ってきた人たちにさわってでも、この国をよくしなければならないという熱意に燃えていますので、ご理解いただきたい」公明党の冬柴鉄三幹事長。(9月)さすがにこれには自民党の一部から強い反発がありました、まあ一部だけでしたが。とにかく幹事長、喋る、喋る、喋る。喋りすぎは亀井さんとタメをはりました。公明党がこれほど注目を浴びた年も無かったのでは。もっと他にもありますが、もういいでしょう、お腹一杯。来年は総選挙。一体どうなることでしょう |
「自民党の一番悪いところだ」 |
時期 : 10月他 |
自民党小泉純一郎元厚相。「来年四月から始まるのに保険料の徴収凍結とは、いかにも選挙目当て」に続いて「言語同断、論外。ばかばかしい」 「これは、国民もちょっと納得できないでしょう。五年後に禁止することはきちっと法律に明記されたことだったんですから」自民党田中真紀子衆議院議員。 身内からも介護保険・政治資金規制で手厳しい指摘を受けた。 「羽田さんの地元だから、羽田さんの息子だからということで流れるならば、長野県民を軽蔑する」亀井静香自民党政調会長(62)。まだ、まだこんなものではありません。介護保険だ、予算だと言いたい放題でしたなあ 「北海道から沖縄まで、全国にばらまくのは当たり前だ」第二次補正予算案編成に触れて(11月)。 極めつけは煙草税、でも「安易すぎて、論じるに及ばないと思う」政府税制調査会加藤寛会長(12月)、とまったく無視されてしまいました。お疲れ様でした、来年は総選挙。一体どうなることでしょう |
「うそではない」 |
時期 : 9月他 |
中林英二警務部長の釈明「あくまで事実関係の確認不足と、誤解を生じさせる用語法があったということだ」と続く。これ以外にも出るわ出るわ、次から次と。 「逃亡も証拠隠滅の恐れもないからです」「指示した部分もあるし、承認した部分もあるし、聞いていない部分もある」(11月) 「隠ぺい工作をやめさせる立場になく、実行行為にかかわったにすぎない」(12月)と起訴を逃れる幹部さえいた。 ああ、もう書くのも疲れる。ところでこれって集団暴行の話しでしたっけ? エッ、証拠隠滅?どの事件の? |
「あまり調子がいいと、人間は転ぶおそれがあるから、深く静かに低迷しているほうがいい。低迷しても、内閣は続くというのがいいんじゃないかなと思う」 |
時期 : 1月他 |
なんて殊勝なことを言っていたのに「表紙はピザを持っているところ」あたりから怪しくなって。 「自己責任を重視する米国流のやりかたがすべていいとは思わない」と今にして思えばこれも調子に乗り過ぎの失言だった!?。「自信を持つのと調子に乗るのは違いますからね」と小渕派会長に注意されたり、それでも「健康は万全。いかなる酷使も大丈夫と太鼓判を押された」と次に向けて意欲剥き出し。実際総裁選には圧勝で、出るなといったのに総裁選に出たことで「うん。そういうもんだ」と加藤派を干すも、「『人柄がいい』のと『人がいい』のを一緒にされては困る」。支持率の低下を招いた。自自公に振られた一年でもあった |
「ぼくのモラルの範囲を逸脱しない限り、彼らに合わせていく」 |
時期 : 9月 |
飛び級を重ねて念願の大学進学を果たしたグレゴリ-・スミス君(10)
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「悩むわけにはいかない。私の人生が、それを許さないのだ。はたして、答えになっているだろうか」 |
時期 : 8月 |
長崎原爆の投下指揮官、フレデリック・アシュワースさん(87)
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「返事は六つしかないな。わかるか、わからないか。できるか、できないか。好きか、嫌いか」 |
時期 : 3月 |
大工の文男、通称「ダイフミ」。大工の棟梁・田中文男さん(67)
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「言いたいことは全部言っちゃいました。多分、首相もがんばってくれるんじゃないですか」 |
時期 : 3月 |
愛知県教育大付属岡崎小学校5年生。柴田知佐さん(11)
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「失敗したとか、負けたとか言わないでくれ。すばらしい二番なんだ」 |
時期 : 3月 |
ノルディックスキー世界選手権5日めに行われたジャンプ団体でドイツに逆転負けを喫した原田雅彦さん(30)。ラストの舟木和喜選手が失速。距離にして1.5メートル差の負けだった「失敗です」「完敗です」と舟木選手。
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「人間というものをあまり真剣に考えてはいけない。うそばかりなんだから。私はこの年まで生きてきて、出会った人はみんなうそつきだった」 |
時期 : 6月 |
今年62歳になるフランスの映画監督クロード・ルルーシュさん
ね、ほら、みんな嘘つきでしょ。私だけじゃないんですよね。もっとも私の場合は「ほらふき」なんですがね |
「人は自由になるのではなく、自由なのだ。むしろ、自由からは逃げられない」 |
時期 : 8月 |
1964年生まれ。作家・江國香織さんの言葉
愚かな男は世間を狭く、そして不自由に生きてゆくものなんです。分かっちゃいるんですが、どうにもやめられないんです。せめて心には遠くまで飛んでいくための羽が欲しい。翼をとまでは言わないから |
「月収十万でも一千万でも、ほとんど同じ生活ができる人たちがいる、という事実。どうしてそうなったかはわからないが、これって、もしかしたら、すごいことの始まりかもしれない」 |
時期 : 1月 |
「テクロノジーの発達が人類にとってよかったのか悪かったのか、それはわからない。でもテクノロジーもうまく使えたら、それは君の人生の幸福の敷居を低くするのに、きっと役立ってくれる」と続く。写真家・都築響一さん(1956生まれ)
なんでこれが大賞かって? 月収十万と一千万で同じ生活でっせ。牛丼に居酒屋で焼き鳥、もつ煮込みの世界でっせ。こりゃ、凄い。宗教や哲学で出来なかったことがどうして実現出来るのかって不思議でしょ。何? 言葉の凄さはどうしたって? |
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