2001年10月、こんな言葉がありました
言葉は温かい、言葉は辛い、そして言葉はやるせない
特に断りがない場合は、朝日新聞から引用しています
この一週間の世界を振り返ります。どんな言葉があったのでしょう
引用時のミスには気を付けているつもりですが、何かありましたらメールでご指摘ください
メールはこちら憂鬱のKまで、ほんとだよ、ほんとに待ってるんだよほんとだと言ってるのに
♀、♂、NEWS
、今週のサメの脳みそ 、今月の経済
、詠み人知らず マーク付けました
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★最近の言葉 (10/21)
詠み人知らず 「うちはレベル1。安心して食べていただけます」
- 欧州連合科学運営委員会による畜産国の狂牛病汚染度。英国・ポルトガルが最高の4、ドイツ・フランス・イタリアは3、カナダ・アメリカは2
- 米農務省と米国食肉輸出連合会は一面の新聞広告「米国ではBSE(狂牛病)は1例も発生していません」
詠み人知らず 「助けてください。このままでは本当に困ります」
♂ 「科学は知的な探検である。研究も最先端にまで来れば、知識はむしろ邪魔になる」
- 「そもそも知識の組み合わせで解ける問題は最先端ではない。常識破りの発想をできるかどうかが研究の醍醐味なのだ」と続く
♂ 「『ニッサン・イズ・ランニング』といわれたい」
- 9月期連結決算で上半期としては過去最高を記録する見込み。ただし、販売台数自体は前年同期比で4%減
- 「死の直前から治療回復室に移ったばかり」の日産にとって、新車のヒットが今度の鍵を握る
♂ 「大阪ドームの経営不振を追求された大阪市長が『近鉄が弱いのは大阪市のせいやない』と言い訳しました。情けなかった。そんな汚名もそそげます」
♂ 「『おじさん、野球がうまいけど甲子園に出たの』なんて言われたら、僕らの世代はそれだけで舞い上がってしまう」
- 「少年野球のコーチを引き受けたら、はまってしまった、という人が少なくない」に続いて
- 「私もそう。講演会に出かけて『お役人なのにわらいわね』なんて言われたら、うれしくて」と続く
- 納税者のためのNPO「WHY NOT」を2月に立ち上げた
♂ 「何からも逃げない。守られない。商業的にならない。すぐに歌わない」
- 「イメージはある意味大切だけど、ある意味くそくらえ。おれはおれなんだというしかないですね」
- 「仕事のためじゃありません。髪の毛がいらなくなった。今の自分にとって邪魔になっただけです」
(10/14)
♂ 「一塁側の阪神ファンたちがいっせいに『長嶋あー』『ながしまー』と大声で長嶋さんの名を呼んだ」
- 1948年生まれ。詩人・作家 ねじめ正一さんの言葉
- 「東京ドームではこみ上げてくるものはなかったのに、阪神ファンのこの声援を聞いたとたんぐっときた。もう涙ぽろぽろだ。いつも巨人をボロクソに言うあの天敵親の敵とばかりに野次って野次り飛ばすあの阪神ファンが、手を振り、声を涸らして長嶋さんの名を呼んでいる。長嶋さんの現役最後の姿にありがとうと言っている。野球の天使・長嶋茂雄はそれほどまでに愛されていたのである」と続く
この文章を読んだとたんぐっときた。長嶋の選手引退を思い出したら、またうっときた。涙腺が弱くなって困るのである |
♀ 「あなたが今、知りたいことはいったいどのくらいありますか?恋人との相性でもよし、クモの生態についてでもよし、未解決事件の真相でもよし」
- 「私はいっぱしの大人だが、それでも知りたいことだらけである。どうして牛丼が1杯280円で経営が成り立つんだ?どうして宗教と平和は同義語にならないの?私はなぜ、この時代この場所で私として存在する?重大でもくだらなくても、みな、私にとっては同じ質の謎である」と続く
♀ 「私たち物理屋は、ごう慢に聞こえるかもしれませんが、すべては物理の言葉で解決できると考えているんです」
♂ 「大家族だ。1人くらいは厄介者が出る」
- オサマ・ビンラディン氏の異母弟のアブダラ・ビンラディンさん(35)の言葉
- 滞米約10年、ハーバード大大学院に留学中。氏を除く一族関係者は全員サウジに帰国した
♂ 「素直な感想を述べただけだ」
- 1946年生まれ。医療NGO「ペシャワール会」現地代表の中村哲さんの言葉
- 衆院テロ対策特別委での参考人質疑の中で「自衛隊派遣は有害無益だ」と発言し自民党・亀井善之さんが”自衛隊派遣は何の益にもならないという発言は取り消してほしい”と質したことに答えて
- また民主党の渡辺周さんの”日本では医官の派遣が検討されている”には
- 「あまり役には立たないのではないか。言葉がわからず、何が悲しいか、何に怒っているのか、わからなければ成り立たない」
♂ 「『心配ないからね』とは、言い換えれば『なにも考えなくていいからね』でもある。国の仕事は、国民を”理屈抜きで安心させる”ことなのか?」
- 「だとすれば、ずいぶんひとをナメた話ではないか。安心か心配かを決めるのは僕たちである」
- 狂牛病の風評被害を案じた国会議員の安全アピール。国会議員の方々がカメラの前でステーキを頬張り、ある政治家がKANのヒット曲『愛は勝つ』の一節『し〜んぱ〜い、ないからねっ!』をがなりたてた」ことに
(10/7)
詠み人知らず 「平成十三年九月十一日のアメリカ合衆国において発生したテロリストによる攻撃等に対応して行われる国際連合憲章の目的達成のための諸外国の活動に対して我が国が実施する措置及び関連する国際連合決議等に基づく人道的措置に関する特別措置法案」
- 2001年10月5日提出された「テロ対策法案」の正式名称
- 「時限立法でも延長すればいいだけだ」とは詠み人知らず
♂ 「耐えろ、耐えろ。戦いを捨てるな。本塁打以外でもチームを助けることは出来る」
- 米大リーグのホームラン記録70本に並んだジャイアンツのバリー・ボンズさん(37)の言葉
- 元ジャイアンツ選手の父ボビー・ボンズやウィリー・メイズからずっと言われていた言葉が記録達成の苦闘を支えた
- 次の試合では71,72号を放ち記録を軽々と更新した
- 「マグワイアと同じレベルになれたことは大変な誇り。誇りという以外、言葉が見つからない」
♀ 「私、おおざっぱで、時間も何百年何千年のスケールでみるところがあるんです。多少の生活習慣は変わっても、ガイコツの形はかわらないよって。ふふふ」
- 1958年生まれ。「センセイの鞄」で谷崎潤一郎賞を受ける作家 川上弘美さんの言葉
- 小さい頃食べ物が出てくる童話が好きで、いつかお話を書くときは絶対、食べ物を出そうと決心した
- 「食べ物のことを読むのは、性描写を読むのと同じで、快楽でしょ?」
詠み人知らず 「リスクがゼロとはいえない。各メーカーが消費者に安全だと説明できれば、流通しても問題ない」
♀ 「虐げられた側からしか、改革はできない。社会に必要なことはいっぱいあるのに、男たちは同じ目線、同じ言語でしか考えない」
- 「私は男性言語でここまでやってきたけれど、これからは女性や子どもや高齢者や、様々な人々の言語を流通させたい。その通訳をしたい」と続く