99年1月 こんな言葉がありました


言葉は温かい、言葉は辛い、そして言葉はやるせない

特に断りがない場合は、朝日新聞から引用しています
この一週間の世界を振り返ります。どんな言葉があったのでしょう
引用時のミスには気を付けているつもりですが、何かありましたらメールでご指摘ください

メールはこちら憂鬱のKまで、ほんとだよ、ほんとに待ってるんだよほんとだと言ってるのに

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最近の言葉 (1/30)

「我々が始めてやったわけではない。ナガノをまねただけだ」


「父のように偉くなれと言われ続けてきた。あまのじゃくなので、偉くなんかなるかと思ってきたため、偉くなれなかった」


「重要なのは、重量の小さい月の上でも、足を地面につけることができる能力だ」


「教育とは見下ろすものというのがおおかたの構図。目線が子どもより低い教師がいてもええんと違うかな」


「自分に与えられたものを分ちあえるというのはとても幸せなことです」


「私の三歳の息子は、切なくなるぐらいたくさんのおもちゃに囲まれている」


「健康になろうというイデオロギーは嫌いなんです。飲んで健康になるんじゃなく、飲めるうちが健康なんですよ」

健康マニアの人を見る度に「そんなことしたら体に悪いのに」とつい呟いてしまうのである


「全く異業種でも社長を務められる、プロ経営者のスタイルを日本で示してみたい。同じような会社なら来ない。常に新しいことへの好奇心を持っているつもりだ」


「僕は右肩上がりの時代の経営者で、もはや歴史の中の存在。二十世紀を引き受けてきた連中は交代です」


「いいんじゃない、ヒールで。ヒーローになるつもりはないよ」


「総理、総理、総理に聞いているんだ」


「自分は今度の予算編成、税制改正を通じて大罪を犯したかもしれない」


今週のボキャ貧1 「あまり調子がいいと、人間は転ぶおそれがあるから、深く静かに低迷しているほうがいい。低迷しても、内閣は続くというのがいいんじゃないかなと思う」

深く静かに低迷しているのは小渕さんの人気のことで、決して景気のことではありません。一応念のためにおことわりをば


今週のボキャ貧2 「寝てみたいなあ、星の中で」


(1/16)

「こちらでも、何も見えないけれど上にはいけないという『ガラスの天井』を随分経験しているからまさかと思いました。すごくうれしい」


「賞をいただいたのは、本当にうれしい。でも、それで何が変わるというわけではないと思います」


「テクロノジーの発達が人類にとってよかったのか悪かったのか、それはわからない。でもテクノロジーもうまく使えたら、それは君の人生の幸福の敷居を低くするのに、きっと役立ってくれる」


「お姉ちゃんやおばちゃんより、長い歳月を背中にしょっている人間。そういう魅力があります」


「来年も同じ記念品にするか、私とジャンケンして勝った人に海外旅行をプレゼントするか、この場で民主主義を実践します」

ううーん、これを民主主義と言っていいのだろうか。あまりに幼いような気がするのだが。大切な税金の使い道をこんな風に決めてしまうとは


「私は常々『山高きがゆえに尊からず、木多きがゆえに尊し』と考えている」


「周辺というのが地理的な規定ではないというなら国語からやり直すべきだ。日本の隣接地域にはロシア、朝鮮半島、中国もはいっているだろう」


「自自両党は基本的な憲法解釈に大きな溝があるのに、行き先の定かでない特急列車に飛び乗ったようなもので、不安定な内閣だ」


「リーダはコーディネーターであると同時にファイターでなければならない」

自民党は自由民主党、社民党は社会民主党、民主党はただの民主党。みーんな民主党なのである
次ぎの新党の名前は新民主党か真民主党か国民民主党ぐらいしか思いつかないのだ

(1/9)

「小説家には、小説の世界と小説以外の世界しかない。つまり小説以外の世界を小説化するのが小説家の仕事」


「エンターテインメントの小説を『全否定』する、堅物のぼくは純文学の秀作を読むことでしか、しあわせになれない」


「今更もう新しい知識を得たり、啓蒙されたって始まらないので、私は自分がびっくりしたり、昂奮(こうふん)したりする本を、良い本と考える」


「無意味にあふれかえる書籍の渦におぼれそうだ。それでもその人のものは必ず読むと期しているものがある。我がなまくら精神を研ぐための研ぎ石である」

以上5品「朝日書評委員が選んだ今年の3点」より


「お子さまランチに旗たてたような、子供にこびる作品はいやなんです」


「欧米の理論や道具を使って、その上に何かを積み上げていくような科学はやりたくなかった」


「結論には105%の自信があった」


「そして私の研究方法にも普遍性があると、その辺はうぬぼれております」


「すっかり、手本のない世界に入ってしまって。これからも、後ろ向きだけにはなりたくありません」

以上5品「朝日賞」受賞者の方々の言葉。戸塚さんは受賞グループ代表者


「本当にこのチームがなくなっていいのか。優勝は信じられないくらいうれしいが、複雑な心境」


「丸いものへの安心感やと思います。こうなったら、もうやせられへん」


「拙でなく巧でなく、軽俊でもなく荘重でもなく、俗にも堕ちず雅にも凝らず、沈痛に赴かず滑稽に走らず、質撲に近けれど野暮ではなく、軽妙に近けれど洒脱というではなく…軽快ではあっても尖鋭とまではゆかず、浅からず深からず−」


「昔の人は、小さな社会で一生が終わった。今はアフリカで餓死している人がいると、おまえはどうするのだと問われる。『私』の概念規定が広がっている」


今週のボキャ貧 「内閣の重要人事ですので、あなたにお話しすることはできません。あなたのことはえらいと思ってますが」


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