99年7月、こんな言葉がありました
言葉は温かい、言葉は辛い、そして言葉はやるせない
特に断りがない場合は、朝日新聞から引用しています
この一週間の世界を振り返ります。どんな言葉があったのでしょう
引用時のミスには気を付けているつもりですが、何かありましたらメールでご指摘ください
メールはこちら憂鬱のKまで、ほんとだよ、ほんとに待ってるんだよほんとだと言ってるのに
♀、♂、NEWS
、今週のボキャ貧 、今月の経済
、読み人知らず マーク付けました
◆◆「ゲストブック」サービスを試しに使ってみました。時間のある方は◆◆
★最近の言葉
(7/31)
♂ 「鎌ヶ谷市立鎌ヶ谷小学校の古川晃造です。道に迷いました」
- 林間学校で集団登山して行方不明になった翌日28日無事救出された古川晃造くん(10)の言葉
- 「助けて」という叫び声に気付いた地元の消防団員に、「寒くて、暗くて、怖かった」両足に擦り傷があるも元気
- 27日昼前山頂近くで靴紐を直しているうちに同級生や教諭とはぐれた
♂ 「今日も株が下がったぞ」
- 米ジョージア州で乱射事件を起こし自殺したマーク・バートン容疑者(44)の怒り
- 株の売買で生計を立てている元化学者でインターネットを使ったオンライン株取引に夢中だった
- 証券会社「オールテック・インベストメント・グループ」のアトランタ支店長と5分ほど話した後
- 「お前らの今日の取り引きをぶちこわすのは本望ではないが」などと言って支店長と秘書ら4人を射殺。道路を隔てた別のビルの投資会社でも5人を殺害した
♂ 「後は当たるだけのロボットにお任せする」
- ラグビーの元豪州代表デビッド・キャンピージ(36)の言葉
- 「ラグビーは変わってしまった。いいところを見せてやろうという若い選手にむち打たれ続けるような試合は、楽しめない」に続いて
- テストマッチで世界最多の64トライを記録した名WTB兼FBの引退表明
♀ 「最近、こわいと思う。言葉を畏れます。ちゃらちゃらしてはいかん、と」
- 「無意識が短歌で顕在化する。知らないほうが良かったと思う時がある。そんな時、短歌は私を刺す」に続いて
- 第43回現代歌人協会賞の最優秀新鋭歌集に「海量(ハイリャン)」が選ばれた
- 「海量とは中国語で大酒飲み、中国人の友人が、くれたあだ名です。気に入っています」
♀ 「野中官房長官は『二十一世紀を迎える前に』と肩に力が入っているが、前の世代の人に意気込んでもらわなくても、次の世代にゆっくりと決めさせてほしい」
- 国旗・国家法案に対して「『自自公の旗』や『自自公の歌』を作っているようなものだ」と批判
♂ 「政治責任はとるが、刑事責任はない」
- 「そんなことをしたらみんなが有罪だ。クリントン米大統領もコソボ問題で有罪になるはずだ」と続く
- 英国の日曜紙サンデー・テレグラフとのインタビュー記事で
- 軍政時代の圧政・弾圧に関与したとして英国内で逮捕されロンドン郊外に滞在している
読み人知らず 「働きぶりに大変感銘を受けた」
- 打ち上げ上昇中に燃料の液体水素が漏れ、電気のショートで主エンジンの制御装置が壊れるトラブルに見舞われたスペースシャトルの女性船長アイリーン・コリンズさん(42)を乗務員らがたたえて
- 本人は「こうした事態に備えて訓練してきた。今の状態はどうか、次にどうするか、考えていた」
読み人知らず 「月給十一万円のパートに、六ヶ月間雇ってくれるということなのか」
- リストラの対象になった失業者などに就業の機会を提供する狙いで総額二千億円、三十万人の雇用創出を目指す
今月の経済 「午前四時から四時半で夜明けは近いが、明るくなったら大雨が降っている恐れもある」
- 28日、堺屋太一経済企画庁長官が経団連の経済政策・統計制度合同委員会で
(7/17)
♀ 「中田選手を獲得した時も、同じようなことを言う人がいたけれど、間違いだったでしょ」
- イタリアのプロサッカー三部リーグ(セリエC1)「ビテルベーゼ」で国内初の女性監督になるカロリーナ・モラーチェさん(35)の言葉
- 女子代表チームの名FWで昨年引退するまで550得点を記録し女子リーグチャンピオンに12回輝く
- 最近まで名門ラツィオの女子チームのコーチを務めたほか現役の弁護士としても活躍
- 「ビテルベーゼ」のオーナーは日本代表MFの中田英寿が所属するペルージャのルチアーノ・ガウチ会長
- 「選手は最初戸惑うだろうけれど、あとは男性監督と同じ」
♂ 「おれが暗くなってどうする。明るくみんなの力を出させたい」
- 高校野球・都雪谷の背番号10、主将で監督の塩沢史浩さんの言葉
- チームは指導教諭の転勤を機に選手がチームの指揮をとる形に。選手兼任だったがどっちつかずが良くないと五月に監督専任へ
- 選手がピンチを抑えて戻るたびに白い歯を見せ笑顔で出迎えた
- 次の試合の目標は「自分で考えて自分たちの野球をすること」
♂ 「大海の中のメダカでは存在感を示せない。別の池の大きなコイを目指す」
- しかし他社の増産が早く体力勝負の様相になり水着素材からの撤退を決断。毎年秋の水着キャンペーンからも撤退
♂ 「これまで政教分離の原則を堅持してきた。この原則を堅持することは、特に与党になった場合は重要だ」
- 「信教の自由を守るし、特定の宗教を擁護したり、排斥したりする考えはない」
「これからは」政教分離します、と言うなら信じてもいいけれど。「これまでも」なんて言われては信じられない!? |
♂ 「公明党は、政教分離した政党として脱皮しつつある。創価学会も静かな宗教法人としてのありようを求めており、一つの変革のときを迎えている」
- 14日の衆院予算委員会では民主党の石井一氏に自自公の自、自由党の小沢一郎党首との関係で「これほどの変節はない」と追求されている
「私が歩んできた道をあなたに言われる筋合いはない」と石井一氏に答えた。今度はなんと答えるのだろう |
♂ 「自自連立は無定見と無節操の産物。無定見とは小渕恵三首相、無節操は自由党の小沢一郎党首を指す」
- 「無定見も無節操もマイナスのイメージだが、永田町の妖気のなかでマイナスをプラスに変えた」と続く
今月の経済 「各種政策の効果が浸透し、このところやや改善している」
- 昨年12月の「変化の胎動も感じられる」から三月「下げ止まりつつある」、六月「下げ止まり、おおむね横ばい」へ、そして「やや改善」
(7/10)
♂ 「そこに見る人の想像力が入り込むことで、映画は、物質文明の産物でありながら『心』を持つ文化となり得た」
- 「映画の映写機は、コマとコマの間はシャッターを閉じている。実は九十分の映画なら、そのうち四十分は暗闇なのです」に続いて
- 「ルーカスと盟友スピルバーグの『プライベート・ライアン』を見ると、彼らは映画を文化から分明の奴隷に『退化』させてしまったように思える。ともに戦争のゲーム的映像化で、主観的情緒より客観的情報に偏っています」
♂ 「まあ首から上の悩みというのは、いつも首から下が原因ですから」
- 「でも自分の体内感覚は、そうじゃないと叫んでいる。体でいうと、首から下の、頭ではどうにもならない不合理なものがね」に続いて
- 「身体性というのかな。で、どんどん首から下の距離が大きくなって、まるでろくろ首みたいになった。世の中は、首から上の方で進んでいくんだろうけど、頭で考えるだけじゃなく、手づくりというか、実在するものを大切にする建築も、やればできると思うんだ」と続く
- 「ツルピカ」と呼ぶ現代建築を歴史家としての知として近代化の宿命だと認識しながらも、自身で作る建築には自然材料や手作りにこだわる
♀ 「空気と同じ。いつでもそれを吸って自分のエネルギーにしてる」
- ”スポーツって何?”1968年生まれ。キャスター・長嶋三奈さんの言葉
- 「スポーツは、会ったこともない遠い人を、その一生懸命やってる姿で励ましたり、喜ばしたり悔しがらせたり、人間の心を動かせる。これは凄いと思います」と続く
♂ 「『おやじ』と呼ぶのは自分が親を見下ろしてしまうような言いぶりで…。僕は今でも『とうさん』なんです」
- 「先日、転んでけがをした父の顔をながめた時、もう七十五歳なんだなあ、とつくづく思いました。息子にとっての父親像は子供のころから大きく変わっていなんですね」に続いて
♂ 「でも会社も定年まで勤め上げたし、あとはおつりの人生。みなさんのお役に立てればいいかな。おじゃまになるまでは、適当に頑張りたいというところです」
- 1938年生まれ。アナウンサー・鈴木史郎さんの言葉
- 「今後も仕事は自分のためにも続けていきたいですね。現場でいろいろな人にお会いする緊張感というのは、とてもいいものです。少し無理をしているかもしれません」に続いて
♂ 「東大法学部出身でないとえらくなれない中央官庁のような、中途採用のほとんどない組織なんて考えられない」
- 「五輪では絶対勝てないが、税金で成り立っている国民体育大会で勝っていた人、という感じ。どの業界も官庁との関係で許認可をもらい、新規参入排してきた。要するに世界のエリートではなかった。世界市場で戦う企業になれば、社内に役に立たない人が多いことに気付く。二、三十歳代で外資系やヘッドハンターから電話もかかってこないようなやつはだめだ、という世界に変わってきた」とかつての企業エリートを,、これからの企業人を語る
読み人知らず 「昔のことなのでよくわからない」
- 除草剤CNPにダイオキシンが含まれることを製造元の三井化学と農水省が正式に認めた
- 74年、83年、90年にも農薬メーカー全体にダイオキシンの含有量の調査を指示したものの農水省としての検査はしなかった。その理由は?
(7/3)
♂ 「このドアの向こうに何があるのか。ドアを開ければ、自分が触れてなかったものが見つかるんじゃないかと、そういう精神は常に持ち続けたいと思っているんです。十年前だったらちょっと照れくさいこともね、最近はやってみようかっていう。まあ、やんちゃ心ですか」
- 「サラリーマン、間違いじゃない。みんなハッピーになりたいと思って、道を選んだはず。だから、自分に対する自信を失ってほしくないね」
♀ 「音作りの通奏にあるのは、少なくとも、生きていればいいことあるな、って思わせたい感覚」
- シンガー・ソングライター矢野顕子さん(44)の言葉
- 「自分の声や歌い方がかなり違うと気付いたのは、つい最近なんです。変な声とか言われ続けましたけど、改めて、声の魅力って、単に技術的なものだけじゃないんだなって気づいた。声だけは親に感謝しなければね」
♂ 「誕生日の『誕』という字には、あやまちという意味があります。人間はこの世に、あやまちを犯しに生まれてくるということなのでしょうか。私たちは生きてゆくために、魚や鳥、動物や野菜、果物などそれらの命に助けられているのです」
- 「鳥は、喰べられて人間より少し不自由だから、千里万里を遠くへ自由に飛んでゆけるのでしょう。放埓(ほうらつ)に生きることが自由と思い違いをしている人間の姿ほど、醜く愚かしいものはありません」
♂ 「ウォール街は消費者を食い物にしてきた。高給をとりドイツ車を乗り回している連中なんて、いずれ消えるさ」
- 全く店を持たない証券会社、アメリカのネット証券の代表格
- 「単なる流行じゃない。人に言われるのではなく、自分の意志で資産運用を決めるというライフスタイルの変化が底流にある」
♂ 「大学で高等教育を受けたなら、自分の就職より他人のための『創職』を実現してやろうという気概がほしい」
- 「企業も四月一日に一斉に入社式をする必要はないし、必要な人材をたえず採っていけばいい。大学も企業も官庁も時代の変化に対して、驚くほど鈍感だ」
♂ 「スイスはベストだと、学校の先生のような態度で他人に接する。ごう慢に映るし、我々は自分を過大評価していたようだ」
- 2006年冬期五輪開催地を決めるIOCの投票で敗れたスイスのオギ・スポーツ大臣の言葉
- イタリアのトリノに敗れたのはスイス人が世界から嫌われているから?といのがスイスでの敗戦分析の結論