99年11月こんな言葉がありました
言葉は温かい、言葉は辛い、そして言葉はやるせない
特に断りがない場合は、朝日新聞から引用しています
この一週間の世界を振り返ります。どんな言葉があったのでしょう
引用時のミスには気を付けているつもりですが、何かありましたらメールでご指摘ください
メールはこちら憂鬱のKまで、ほんとだよ、ほんとに待ってるんだよほんとだと言ってるのに
♀、♂、NEWS
、今週のボキャ貧 、今月の経済
、読み人知らず マーク付けました
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★最近の言葉
(11/27)
♂ 「そう、王道です。少年マンガは冒険なんだ、旅だ、仲間なんだ、と」
- 「友情とか愛とか、書く方は恥ずかしいと思うけど、子供たちはストレートに受け取ってくれる。だから王道から逃げちゃいけない」と続く
- 海賊王を目指す少年ルフィの冒険物語「ONE PIECE」の作者
- 「僕は、奇をてらうより『ど真ん中』を書いてワクワクさせたい」
♀ 「24歳になったまほこさんへ」
- 21歳で亡くなった大阪総合福祉専門学校の卒業生 木田真穂子さんの自分に宛てた手紙
- 「今の、19歳の私は幸せです。楽しみが、やりたいことがいっぱいです。どうぞ24歳のあなたもそうでありますように」
- 二年生の夏からがんとの闘いを続け3度の入院、出席日数の不足で卒業も危ぶまれたが
- 教師の協力もありレポートの代わりに病室での出来事を手紙に書き学校に送りつづけ無事に卒業。その後も息を引き取る直前まで報告は続いた
- 遺品の中から三通の封書が見つかった。最初の手術が三ヶ月後に迫った19歳の誕生日に一年後、五年後、十年後への自分にあてた手紙だった
♂ 「政治家としての使命は『最小不幸』の実現だね」
- 1946年山口県生まれ。民主党政策調査会長 菅直人さんの言葉
♂ 「カラオケ好きで、私の飲み友達だから大丈夫」
- スポーツ振興基金から各種競技団体に助成金を出している日本体育・学校健康センターや同協会の上部団体である日本体育協会幹部の名をあげ
「カラオケ好き」は関係ないと思うのだが。ついでに言えばあなたの「飲み友達だから」も関係ないと思うのですが |
読み人知らず 「談合? 長い間の生活の知恵がそのまま慣習になっただけ。誰も悪いとは思っていませんよ」
- 日本道路公団が発注する橋梁塗装工事に絡む入札談合について塗装工事を割り振っていた東京の業者の言葉
♂ 「北海道から沖縄まで、全国にばらまくのは当たり前だ」
- 第二次補正予算案編成に触れて、昭和11年11月1日生まれ 亀井静香政調会長の言葉
- 『最小限の薬で最大の効果をあげる』という必死の思いを持っていなければいけないが、若干、まだまだばらまき的なところがある」とは昭和14年6月17日生まれ 加藤紘一元幹事長
♀ 「国は何をやりたいんだべな」
- 「介護保険はいい制度だと信じていたのに、最近は柱がぐらついてきた」に続いて
- 介護保険では認定審査で「自立」と判定され、これまでのサービスを受けられない人を住民で支える目的の「ふれあいボランティア」の一人
(12/20)
♂ 「有史以来最低最悪です。日本女性ではなく、ただのメスです」
- 1935年生まれ。シャンソン歌手 美輪明宏さんの言葉
- ”現代の日本人女性のおしゃれ、言葉遣い、生活についてどう思われますか?”に答えて
- 東京女子大学学園祭での実行委員会書面インタビューから
- ”我々゛女子大生"に対するイメージがありましたら教えてください”
- 「エルメスだのグッチだの、ひとの名前が書いてあるカバンを持って何がうれしいのよ」毒舌も人気の一因
♂ 「国民が一番不審に思っているのは『お巡りさんってつかまらないんですね』ということだ」
- 1947年生まれ。民主党代表 鳩山由紀夫さんの質問
- 党首同士のディベート、二回目のクエスチョンタイムで
読み人知らず 「逃亡も証拠隠滅の恐れもないからです」
- 神奈川県警の記者会見で”なぜ書類送検で逮捕はしなかったのですか”に答えて
- ”証拠隠滅の疑いが持たれている人物に、今後も証拠隠滅の恐れがないというのですか”
- 神奈川県警もみ消し事件で組織の元幹部九人が書類送検された
記者会見では元幹部を呼び捨てにすることなく殆ど肩書きをつけた。お巡りさんはつかまるけどお偉いさんはつかまらないんですね |
♂ 「あなたは、ぼくの弟だ」
- 前回の対面調査では当時幼く二人の記憶がなく血液鑑定に持ち込まれた
- 「やっぱり似ている」父から当時の状況を聞かされていた叔父とともに二度目の対面調査に
- 父の職業、異動先、王さんを預けた人の名前が一致し兄弟と確認された
今月の経済 「緩やかな改善が続いている」
(11/13)
♂ 「星川だけではなく、例えば沖縄の摩文仁(まぶに)の丘、広島、長崎、七三一部隊の跡地の中国東北部の平房(ピュンファン)など、戦争と平和の落差の大きい土地ほど、平和がよみがえった後の風景があたかも犠牲者の命で贖(あがな)ったかのように美しい。そして、今日の平和の有り難みがかみしめられる」
- 「私が文芸を志したきっかけとなった原風景として、死体が川底を埋めた星川がある」と続く
- 昭和20(1945)年8月14日深夜から故郷熊谷市は戦略爆撃機B29の爆撃を受け市街地の74%が被災した
- 翌朝一望の廃墟の中、星川(ほしかわ)に累々と横たわる死体を見て愕然とする
- 煙で窒息した死者の姿は夏の光を浴びて水浴をしているように見えた
- 「当時、読書少年であった私は、いつの日かこの光景を書きたいと思った」
♀ 「書くと言うことがこの世にあることに感謝します」
- 「発想は、ぬくぬくしていても出てこない。書こうとして考えているうちに、あったことが広がって形になってゆくんです。人や社会とやってゆくのは難しいなあとか、おおらかな人からみるとどうでもいいようなことを、くよくよ考えていると作品が生まれるんです」
♀ 「豊かであるためには日々幸せでなくてはならない。幸せであるために、日々闘わなくてはならない」
- 「だから私の人生においての目標は、『豊かな老後を過ごすこと』なんです。あ、笑ってるけど、これは実は大変なことなんですよ」に続いて
- ”ストレスを感じることは?”「ぜんっぜん、ございません。肩凝りもありません」
読み人知らず 「論旨免職になった人に就職をあっせんするのは、特別なことではない。県警を辞めた理由に薬を使用した疑いがあることも伝えている」
- 「放っておくと心配だ」と覚せい剤使用で免職になった酒寄義久元外事課警部補(37)に再就職先をあっせんした外事課幹部の言葉
♂ 「指示した部分もあるし、承認した部分もあるし、聞いていない部分もある」
- 神奈川県警覚せい剤事件隠ぺい工作について渡辺泉郎(もとお)元本部長の言葉
- 「一方の当事者が簡単に言うことはできない。いろいろな過程で、食い違いがあった。それは間違いがない」
- 「いろいろ曲折があって、結果として立件できなかった。複雑な経緯がある。単純に、最初からつぶしたわけではない」
- 「私は全体像を知らないので、何とも言えない。報告のあったものもあるが、報道された内容で知らないものもある」
防衛庁には調本、警察庁には神奈川県警。うーん、ううーん |
今週のボキャ貧 「そりゃ、やる時はやるし、やらない時はやらない。禅の高僧じゃないから、この程度しか言えない。修行が足りないかもしれないが」
- 介護保険での迷走をつかれ”もめにもめた場合、国民に信を問うことは?”と聞かれ
(11/6)
♀ 「五十数年は長かった。『姉』に会ってからの六カ月はまた長いと思う」
- 対面調査で姉と思われる中山秀子さん(64)と対面した
- 肉親であることの決め手に欠け結論は血液鑑定に持ち越された。結論が出るまでに六ヶ月から一年かかる
♀ 「『妹』が幼すぎて、記憶がないんだから仕方がない。五十年以上待ったんだから、半年ぐらい問題じゃない」
- 彼女自身も一昨年の訪日調査で身元が判明し最近永住帰国した残留孤児である
♂ 「悲しかったがやむを得ない。涙は彼が本当の肉親だとわかってから流したい」
- 同じく兄と思われる人と対面調査に臨んだ中国残留日本人孤児 王福吉さん(推定55)の言葉
- 顔がそっくり、兄と直感したがやはり結論は血液鑑定に持ち越された
♂ 「肉親は見つからないかもしれない。でも、年上の日本人はみんな肉親に見える。私にとって祖国とは、どんな犠牲を払っても帰るに値する存在だ」
推定年齢で紹介される人生って…。深さと長さが想像できない、情けない |
♂ 「人に使われる時間は死んだも同然。でも、食えなくなる方がもっとこわいですから」
♂ 「後はもう、極端に言えばそれで要らない」
- 「政治交付金は出来たときから、私は十分にふに落ちていない。むしろ秘書を公費でみてくれる方がいい」に続いて
今週のボキャ貧 「淡々と張り切って、だ」
- 「張り切っていこう。張り切っていこう。みんなも張り切って」