ベジタブルガーデン1

ジャガイモ

初収穫のジャガイモはバターと塩胡椒だけで食べ、取れたてそのものを堪能してみました。その味は予想を遥かに上回り、ものすごくおいしくて、こんなのは生まれて初めてでした。料理は素材、という言葉を体で体験したという感じです。この取れたての味もそうなんですが、私がもう一つ感動したことは、タワシで土を洗い流しているだけでもうペロリと皮がむけだして、まるでラップをはがすように完全に手でむけてしまったことでした。残念ながらこの期間は短く、時期を逃すといくら土から掘りたてでもむけなくなくなってしまうようです。

トウモコロシ

トウモロコシは収穫後早ければ早いほど美味しいと聞いていたのですぐに茹でて食べてみましたが、ちょうど大切な時期に長雨にあたってしまったせいかちょっと水っぽく、こんなものかな、という感じでした。ちょっと時期をずらしたか、雨よけなどがあったら良かったのかもしれません。このあとで知り合いの方から自分の畑で収穫したというトウモロコシを頂き、さっそく食べてみたらなんと、言葉を失う程の甘さ！これから先、またこれほどのトウモロコシに出会えるかどうか、たぶん無理だろうと思うほどにおいしかったです。

トマト＆プチトマト

トマトの葉はとってもいい香り。なんだか幸せな気分になります。真夏の完熟トマトが大好きなので、収穫の時期がとても楽しみでした。もう何年も昔のことになる遠い記憶ですが、とてもおいしかった祖母のトマトをまた食べたいなと母に話していたときに、トマトは難しいから上手くいく年とそうでない年があると言っていました。心配していた私達のトマトは、雨が多かったせいか赤くなるまえに破裂してしまうトマトが続出して、味も思っていたものとはちょっと違っていました。楽しみにしていただけに残念です。近くに出荷用のトマトを栽培している畑があったので、そちらはどうなんだろうと思って気を付けて見てみると、ちゃんとビニールハウスのように雨よけがあって立派なトマトがごろごろなっていました。後に縁あって頂いたのですが、味はもちろん申し分ありませんでした。やはり長雨は大敵のようです。たくさんの実を付けたプチトマトは、イタリア風にドライトマトにしてみたら甘味がまして結構いけました。でもちょっと手間がかかるのでそうしょっちゅうは作れなかったのが残念です。この畑の持ち主である友人のご両親が作ったプチトマト（雨よけつき）を袋にいっぱい頂いて初めて、友人がトマトよりプチトマトが好きと言っていたワケが分かりました。ものすごく甘くておいしい！一口で食べられるので簡単！こんなにおいしいプチトマトがあるとは、今まで考えたこともありませんでした。