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アート&カルチャー/ヒンドゥーイズム



  • インドとヒンドゥー教
 ヒンドゥー教はインドの国教のようですが、実はインドの国教に制定されてはいません。憲法にはインドは「世俗国家」と明記されています。インド人にとってヒンドゥー教というのは日本人の感覚での宗教というイメージよりも生活習慣に近いものといったほうがわかりやすいでしょう。一つの例として、ヒンドゥーはキリスト教のように生まれたあとに洗礼を受けてキリスト教徒となるのではなくもともと「ヒンドゥー」として生まれてくることがあげられるでしょう。
  • ヒンドゥー教の成立
 ヒンドゥー教は北インドにアーリア系の血を引く民族が侵攻して来た際に、彼らがもともとのインドの先住民族であるドラヴィダ族に対して自分たちの位置付けを行う意味で作り出した宗教と言えるでしょう。もともとはバラモン教がその根底となっています。アーリア人は他の先住民族と比べ色が白かったために皮膚の色を階級制度に取り入れ、バラモンを頂点とする身分制度を作り上げていきました。
  • ヒンドゥー教の教義
 ヒンドゥー教はシヴァ神とビシュヌ神を2大神とし、業、輪廻からの解脱を説いています。また浄、不浄の観念から厳しい身分制度をひいています。この身分制度(カースト)に関しては日本の部落差別と同じで「穢れ」と言う考え方を重視しています。カースト制度については同じくアート&カルチャーのカーストの項を参照ください。

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