2000年3月、こんな言葉がありました
言葉は温かい、言葉は辛い、そして言葉はやるせない
特に断りがない場合は、朝日新聞から引用しています
この一週間の世界を振り返ります。どんな言葉があったのでしょう
引用時のミスには気を付けているつもりですが、何かありましたらメールでご指摘ください
メールはこちら憂鬱のKまで、ほんとだよ、ほんとに待ってるんだよほんとだと言ってるのに
♀、♂、NEWS
、今週のボキャ貧 、今月の経済
、読み人知らず マーク付けました
★最近の言葉
(3/25)
♂ 「つまらん判決だった」
- 「もんじゅ訴訟」原告団長 磯辺甚三さん(90)の言葉
- 根っからの保守で自民党員ながら「反原発」の先頭に立つ
- 「放射能を出す危険なものを子孫に残してはならん。漁師やしね、乗りかかった舟やで。もう一度、最高裁まで闘い抜くつもりだ」
♂ 「『強いてわいせつな行為をした』と糾弾されても言い訳のできない行為に及んだことはことは間違いありません」
- 史上最低の「知事の犯罪」を裁かれる前大阪府知事 横山ノック被告(68)の意見書
♂ 「一種の妥協なので、ちゃんと整合的に説明するのは難しい」
- 23日の参院財政金融委員会で児童手当拡充の財源として年少扶養控除を縮小したことで多くの世帯が増税になることを追求され
- 「再検討が必要と言われる中で、あっちからこっちへちょっと振り替えた。根本に問題があり、議論しなければならない」
- 児童手当拡充を求める公明党に配慮した「苦肉の策」だったことを認めた
♂ 「二十日の講演は地元紙にだけ取材を許可したと考えている。朝日新聞に答える必要はない」
- 石川県加賀市内で行った講演で沖縄県の教育に対して「君が代を学校で教わっていない」「教組は共産党支配」などと批判したことを問われ
♂ 「やり直しがきくということはとても大切だ。二十歳の中学生がいてもよいし、十五歳の大学生がいてもよい。失敗したらやり直せばよい。そういう寛容さがあまりにも乏しい」
- 元文相、教育改革担当首相補佐官 町村信孝さん(55)の言葉
今週のボキャ貧 「御社はそういう判断ですか」
- 自民党内の各グループに出席することに対して”歴代首相は派閥解消の建前もあり、そうした動きを自粛してきましたが”
(3/18)
♀ 「横書きでは心にささくれを作るような気がする。材木だって木目に逆らって使うと、家が傾いてしまう」
- 「賞というのは、これを使ってごらんと片翼を渡されたみたいなもの。人間に持てるのは片方の翼だけ、翼をボロボロになるまで使ってもうひと踏ん張りしなきゃと…」
♂ 「はっきり言おう。さか立ちだって練習を要する。苦労せずに自然に英語がうまくなるはずがない」
- 英・エジンバラ大学特任客員教授・前参議院議員。同時通訳者の草分け 國弘正雄さんの言葉
- 「これをものにしてやろう、という意欲と、能力と、努力の量。それらが合わさってはじめて、成果が表れる。自分以外のものを頼るのをやめなさい。刻苦勉励を死語にしてはいけない」
♂ 「世界は理解可能であることを伝えてよ、という祈りにも似た悲鳴が聞こえます」
- 1958年生まれ。劇作家・演出家 鴻上尚史さんの言葉
- 「観客アンケートでも近年、わかりにくさへの批判が増えてきた」に続いて
- 「かつては、現実が余りにも退屈でソフトな管理でギチギチだから、せめて二時間わけのわからないものを見たいって欲求があった。何かわからないけど触発してくれるもの、一行だけ胸に突き刺さって来るものを求めていた」
- 「観客は疲れているかもしれないが、世界は思い通りにはほほえんでくれないってことを受け入れる勇気くらいはあるでしょう。そこを信じて自分の作りたい世界を作っていくしかないですね」
♂ 「お金や時間をかけられない作品も多い。それでも、映画の現場には、納得がいくまで粘れるだけの時間がありますから」
- 1957年東京生まれ。俳優・ミュージシャン 田口トモロヲさんの言葉
- 国内ではまったく評価されなかった作品が海外の映画祭で絶賛され映画に魅(ひ)かれていく
- 「言葉や文化の違う人たちを喜ばせることができたことに、ものすごく感動した。”作品はこうやって残っていくんだ。映画ってすごいじゃん”って」
♂ 「これでほんまに、南海が終わった」
- 「南海を優勝させたろやない会」の会長 古妻和男さん(54)の言葉
- 元南海ホークス監督鶴岡一人さんが亡くなられた、83歳だった
♂ 「相撲を取らないだけ」
- 「いなくなったわけじゃない。部屋に帰ればいる。普段と変わらない」に続いて
♂ 「札でなければベースアップじゃなかった」
- わずか五百円をめぐる今春闘の攻防。千円(札)でなければ話にならない!?
(3/11)
♀ 「いま私は、いちばん人生の岐路ですよ。四十五くらいになったらどういうおばさんになってるのかな」
- 自称コンビニエンスタレント 高見知佳さん(37)の言葉
- 「自分をそいでいって、裸になって、で、また新しいものが生まれてくるのかな。寂しいときは寂しいって素直に言えて、甘えたいときは甘えたいって言って、でも頑張るときは頑張ります。そういうのでいいのかな」と続く
♂ 「何か問題が起きたとき、逃げてしまえばいずれ出会うはずの必然にもあえない」
- 「”世の中には偶然はない、すべて必然で回っている”という優作さんの言葉をよく思い出しますね」に続いて
- 20世紀中、一番印象的だった出会いは俳優・松田優作
- 77年ロックバンドARBを結成。82年に「さらば相棒で」スクリーンデビュー。86年松田優作監督作品「ア・ホーマンス」で多くの賞を受賞
♀ 「自分の演技を見て、落ち込んでばかり。でも納得したらおしまい。常に自分にハッパをかけています」
♂ 「閣僚ってのは、はかない仕事だね」
- 「僕も二回やったけど自分の省の予算の相談を受けたことは一度もない。みんな役人がやってる。それに比べると、知事は予算の作り方に注文して、査定の時に意見を言って」
♂ 「規定はないが、緊急にはそういう手も講じ得ると解釈した」
今週のボキャ貧 「ああ、そうですか。何とも言いがたいわな、これ」
- ”状況が把握できる前に床屋に行ったのはいかがなものか”との記者団の問いに
- 8日午前に起きた営団地下鉄日比谷線脱線事故時に国会近くのいきつけの理髪店へ散発に
「運が悪かった」というのは、俗に言う「運が悪かった」では通らないという意味で言った。←これ、国会での小渕さんの答弁
それにしても「運が悪かった」ですね |
(3/4)
♂ 「俗にいわれるグローバルスタンダードとかを押しつけて、日本人に生き方の価値を変えろと迫られているわけですね。和魂洋才もだめ、無魂洋才もだめ、ちゃんと本式の洋魂洋才でやりなさい、と」
- 「しかし、僕自身は少なくとも洋魂洋才にはなれません。日本人の大部分はそうじゃないでしょうか。髪を金色に染めようがブランドの服を着ようが、日本人には変わりがない」と続く
- 「世の中には、自分の生き方に自信があって『マイ・ウェイ』を胸を張って歌えるような人もいるし、反対に自分を許せない人間と感じるタイプもいるわけでしょう。僕は戦後ずっと長い間、自分のことが許せなかったんです。振りかえってみると、ギャッと叫んで逃げ出したいような気持ちになってしまう。引き揚げのときも、弱い人や、優しい人たちを突き飛ばして生き残ったという気持ちがあります。生命力の強い人間は、セイタカアワダチソウのように、他を犠牲にして繁茂するものじゃないか」
- 「若いころは生きるのに精いっぱいで、そのことを深く考える余裕もなかったんですが、ある時期からそんな自分が見えるようになってきました。人間の弱さと強さを裁くのではなく、許す思想、つまり仏教の方へ気持ちが傾いていったのは、自然の成り行きのような気がします」
- 「水の流れと同じように、『低きをめざす』というのが、僕の体質というか、性格なもんで。あまり高級なメディアよりも俗っぽい舞台の方が性に合ってるんですよ」
♂ 「『読書』というのは、極めて主体的な、クリエイティブな『行為』である」
- 「読者は、テレビの視聴者のような単なる受動的な情報の受け手ではない。もし作品が真に完成度を持ちえたならば、同じ本を読んだ百人が、実はそれぞれ別な百の作品を読んでいたというようなことも起こりうる」と続く
♂ 「私は余命を国の大儀に尽くしたい。約束します。私は真実しか語りません」
- 米大統領予備選で健闘する共和党ジョン・シドニー・マケイン上院議員(63)の言葉
♂ 「マージャンがよほど面白かったのだろうが、残念で残念でしようがない」
- 「こともあろうに、関東管区警察局長とマージャンをしていたとは」に続いて
読み人知らず 「国家公安委員会は民意の代表ということを忘れないでほしい」
- 「国会などでは、国家公安委員会の組織自体がおかしいとか、警察組織自体がおかしいとか、言っているが、それこそ政治介入だ」に続いて
♂ 「上野動物園にタダで入れる年金生活世代に入るので」
- 4月1日付けで藤木保彦取締り兼常務執行役員(54)に社長の座を譲る
- 「早くから社長を務め、ずっしりと疲れている。でも引き続きなまぐさいです」と代表権のある会長へ