2000年6月こんな言葉がありました
言葉は温かい、言葉は辛い、そして言葉はやるせない
特に断りがない場合は、朝日新聞から引用しています
この一週間の世界を振り返ります。どんな言葉があったのでしょう
引用時のミスには気を付けているつもりですが、何かありましたらメールでご指摘ください
メールはこちら憂鬱のKまで、ほんとだよ、ほんとに待ってるんだよほんとだと言ってるのに
♀、♂、NEWS
、今週のノミの心臓 、今月の経済
、読み人知らず マーク付けました
★最近の言葉
(6/24)
♂ 「頭の甘い美人に会えば、『鋭い意見だ』と言い、よぼよぼの老人に会えば、『お元気ですね』と言い、上司に対しては常に『御説ごもっとも』と言うのが世の中の常識であろう。礼節と嘘は分かちがたい」
- 1919年生まれ。評論家 加藤周一「夕陽妄語」より
- 「天下国家の安泰は、みだりに嘘をつかぬ政府によるところが大きいだろう。その次には、むやみに嘘をつくが、自らはそれを信じない政府。最大の危険は、その現実判断が自らの嘘から強く影響される政府である」
- 「第一の政府は民主主義的、第二の政府は非民主主義的・現実的で、第三の政府は非現実的・狂信的と言えるかもしれない。今の日本政府はそのいずれの型に属するだろうか。その答えは、つまるところ、日本国民の判断に待つほかはない」
♂ 「そもそも、景気をよくしますというのは政策ではない。これは目標で、政策とはそこに行く道すじ。この区別もついてない」
♂ 「政治家は、エリートは駄目。沖縄のインテリもそうだけど、人を指導するでしょ。政治家は指導じゃなくて奉仕が仕事。サービス業です」
- 「だから庶民の気分が分かることが絶対条件だと思います」と続く
- 京都出身、沖縄住まい。おばあちゃんの恋物語「ナビィの恋」で99年度芸術選奨新人賞受賞
- 「本当にほしいのはカネじゃない。理解してほしいんです。どうせカネを取るならヤマトがしんどいくらい取ればいい。そうすれば『カネを払わない方法はないか』と、まじめに沖縄のことを考え出すでしょう」
♀ 「政治家が、表の華やかな仕事だと思うのは勘違いです。国民や社会を支える裏方の仕事ですよ。名前なんか知られなくてもいい」
- 「当選して『本当に私たちのいうこと聞いてくれんの?』って疑問を抱かせないで、いろんな分野や世代の人と対話をしなきゃ。そうしてくれるなら、選挙期間をもっともっと長くしてもいいと思います」と続く
読み人知らず 「これまでは早朝にゴルフに行けば、投票が難しかったが、今ではゴルフから帰ってきても投票が出来る。棄権はしない」
いや、不在者投票だって出来たでしょう!? 山田まりあさんと比べて、知性とはなんなのか、考えてしまうのです |
(6/17)
♂ 「『ここまでやっても、なおこの程度までしかこない』ということだ」
- 昭和11年生まれ。自民党亀井静香政調会長の街頭演説での言葉
- 「景気対策を『いくらやってももこの程度か』と批判されるが」に続いて
- 「ここで手を休めるわけにはいかない。国と地方をあわせて六百四十五兆円の大借銭があるのは事実だが、米国など諸外国のように、外国からカネを借りているわけではない。政府と自治体は国民からカネを借りている。そして、国民はその倍の千三百三十兆円の金融資産をもっている。国全体をみれば、世界がうらやむ状況にある。なにも六百四十五兆円の影におびえることはない」と続く
何処から借りても借金は借金。踏み倒すつもりがある場合だけが身内の借金のいいところ |
♂ 「過去にけんかしたことにこだわるのは、百姓町人のやること。われわれが侍とまでは言わないが、国家のために何をなすかということで議論し、三党共通公約を作った」
この人なら借金を踏み倒すかもしれないね。過去にこだわってはいけない!てなこと言って |
読み人知らず 「出たら出たきりでがんばればよかろうに」
- 「どの先生もよく与党から出たり入ったりしますね」に続いて
♂ 「あるとき、自分がどうしていまでも音楽を作り続けているのか考えた。初期衝動なんて、とうの昔に消えている。仕事だから。つまらない答えだ」
- 1959年生まれ。レコードジャンキー 音楽家の小西康陽さんの言葉
- 「いまだに音楽を作っているのもレコードが欲しいから。買うだけでは足りないほど欲が深いから、自分でも作っている。この答えがいちばん気に入っている」と続く
- 「いま家にあるものをもう一度聞き直す時間なんてないでしょう、などと意地悪なことを言う人もいるが、ぼくはそんな考え方はしない。残りの人生、とにかく好きなレコードを片っ端から手に入れてしまいたい」
♀ 「夢があれば頑張れる。ご褒美もちゃんとある。どのレベルのスポーツでも大切なことじゃないですか」
- スポーツ仲裁裁判所(CAS)へ日本水練を提訴した千葉すずさんの言葉
- 「私ね、今でも水泳が嫌いになってないんです。泳ぐことは、楽しい。後輩には夢を持って、あきらめずにやってほしい」に続いて
(6/10)
自民党都道府県連の各幹部に首相遊説について尋ねてみたら、呼ぶかどうか決めていないとの答えが
群馬 「森首相は間違ったことは言っていない。選挙にはまったく影響しません」
新潟 「マスコミが作った問題で、総選挙の争点は景気問題。特に影響があるとは思っていない」
富山 「記者会見で国民の理解が得られた。富山県では、特に影響はないだろう」
読み人知らず 「もうやめましょうよ、こういうの」
♂ 「翌日の新聞も、どれか勝っている新聞はないのか、という気になりますね。各紙負けてますねえ」
- ”負けた日はニュースを見る気になれない?”と問われ
- 「見ますよ。他のチームの動きをチェックするために。本当は絶対に見たくないんですが」に続いて
- 「一番に思うのは1点を取るのは非常に難しいけど、3,4点は簡単に取られるということ。勝っている試合ほど苦しいですね」
♂ 「三國さんは、初対面から『加藤さん』って呼んでくれたんです。僕としたら、『三國さん』じゃ対等だし、もう『三國どの』って呼ぶしかないかなって思いましたもん。あーゆー風に年とれたらいいですね」
- 「僕、年下の人間に『君』とか言う人、大嫌いなんです。名前があるんだから、名前で呼べよって。だから、僕もどんなに年を食っても、絶対に使わないつもりです」に続いて
♂ 「だが、それは間違いだ。米国が望むのは、強いロシアだ」
- ロシアを訪問した米・クリントン大統領のロシア下院での演説
- 「多くのロシア人は『米国はロシアの弱体化を願っている』と思い込み、『ロシアのあらゆる行動は米国を脅かさなければならない』と信じている」に続いて
(6/3)
♂ 「読者はほとんどいない。どうせ読まれない」
- 26歳にして詩壇の芥川賞とされるH氏賞を受けてから四半世紀。一昨年には高見順賞、今年は読売文学賞を受賞
- 「しかし詩に対する夢を捨てず、詩的なものを発散させて、仕事を作り上げていくことは大事なことです。僕は職業としてやっていこうと思いました」
♂ 「本人はいつもけなげに、いじらしく、新しい映画作りに挑んでいるつもりなんです」
- 「大ウソの中に、真実が光っているというのが映画の本質だと思いますよ。うーん、だまされたなと思いつつ、心がスーっと動き、そこに人生が、人間性が見えてくる。そんな映画が僕の理想ですね」
♂ 「大学院の入試のときに、指導教授に『秋山君、大学院は病院じゃない。悪い頭を良くすることはできないよ』なんて言われましたから、相当ダメだったんでしょう」
- 「私は今はこういう仕事をやっていますけれど、ずっと落ちこぼれでした」に続いて
- 「つまりね、長いこと、コツコツと続けていれば、磨きがかかるんですよ。18歳の学力がなんぼのもんじゃい、大切なのはそのあとの努力だろう、と言いたいですね」
♀ 「遊びですか? 麻雀と飲酒だけです。ほかに思うだけでワクワクすることなんてありません」
- 「フリータイム? 飲んでるか、打ってるかですねえ」と続く
- 「夜中に、書き出しのフレーズがパッと浮かんだりするのが、すごく楽しい。忘れないうちに書いておこうなんて、ゴソゴソ起き出したりして、マジメにやってます。作家になったおかげで、酒と麻雀の日々が送れるわけですから、もっと、もっと仕事にはげまなくては、ね」
♀ 「ネットを使って夢を手に入れることはできるが、ネットの中に夢はないんです」
- 「可能性があるのは、使う自分であり、ネットに自己投影してはいけないんです。道具にすぎない」と続く
♂ 「焼き鳥屋で社長も労働者も肩を並べて酒を飲む日本で仕事をしたいと思った」
- バリュークイックジャパン創業者 ジョナサン・ヘンドリックセン社長(30)の言葉
- 「英国の影響が強いニュージーランドは、パブでもブルーカラーとホワイトカラーが分かれて座る階級社会」に続いて
- ベンチャー向け株式市場マザーズ初の外国籍社長の企業
♂ 「日本は私に我慢を教えてくれる。私も前より我慢強くなった。おそらく年のせいだが、私が日本人になったからかもしれない」
- 日産自動車最高執行責任者 カルロス・ゴーンさん(46)の言葉