2003年2月、こんな言葉がありました
言葉は温かい、言葉は辛い、そして言葉はやるせない
特に断りがない場合は、朝日新聞から引用しています
この一週間の世界を振り返ります。どんな言葉があったのでしょう
引用時のミスには気を付けているつもりですが、何かありましたらメールでご指摘ください
メールはこちら憂鬱のKまで、ほんとだよ、ほんとに待ってるんだよほんとだと言ってるのに
♀、♂、NEWS
、詠み人知らず マーク付けました
★最近の言葉 (2/23)
♂ 「イラクが正しいんだという誤ったメッセージを送らないよう、注意しなければならない」
♂ 「曲解、誤解しないでください」
- 「武力行使を求めたわけではない。国際社会が一致協力してイラクにあたるということだ。誰もが平和的解決を望んでいる」に続いて
- 19日、原口幸市・国連大使の国連での公開討論会での発言に対し
しかし、最近の小泉さんの言葉は・・・トホホですなあ |
♂ 「他国と違ったところはない。みな同じだ。どこが違う。よく読んだら良い」
- 19日、原口国連大使の発言について、査察継続を強調している他国との違いを問われ
♂ 「報道は間違いだ。よく読んだら、変わっていない」
- 19日、原口国連大使の発言が「米英支持にかじを切った」と報道されたことに対し、日本の方針になんら変更はないと
まあ、官僚言葉ですから揚げ足を取られないように工夫はされているでしょうが・・・世界がどう受け取ったかが重要ですね |
♂ 「あきらめなければ必ず夢はかなう、とは思わないが、あきらめたらすべてが終わってしまう」
♂ 「ただの殴り合いだと思っていた20代のころに比べると、僕は毎日進化している。限界を極めたい」
- 40戦22勝(11KO)13敗5分。現在東洋太平洋スーパーミドル級チャンピオン、夢は世界王者
- 日本のボクシング界が決めた定年は37歳。リングに立ち続けるためには王者として勝ち続けるしかない
♀ 「私はビジネスが好きです。商売が面白い。自分の頭と体を使って創り出す喜びがあるからだと思う」
- 「子供の頃から大学まで、周囲から勧められるままに勉強してきたし、会社勤めも懸命にしてきたけれど、発想を自由に解き放ってみたかった。常識にとらわれず自由に生きるのは楽しいです」と続く
♂ 「いまの科学の水準で説明できたり、解決できることなど、この大宇宙、大自然の世界の百万分の一ぐらいだと明晰に認めることをこそ科学的思考という」
- 「人がなぜ人を愛するのか? なぜ生きようとするのか? どうして人を憎むのか? なぜ人間は考えることが好きなのか? そんな謎は、この世界に満ち満ちているが、どんなに科学が進歩したところで究極の『なぜ?』は、決して解決できないだろう」と続く
♂ 「家なら最期までお山の大将でいられるじゃないですか。賞味期限がわかっているなら、思うように逝きたい。そう思ってね」
- 住み慣れた我が家で逝った本田永朔さん(70)の言葉
(2/16)
♂ 「フランスは国際社会の全員と行動し、よい世界をつくることができると信じる」
- 14日の国連安全保障理事会のイラク問題をめぐる議論のなかで、意見表明をしめくくった
- 議場後方の各国外交官らは異例の総立ちで拍手をおくった
- 「戦争と占領と蛮行を体験した古い国」と自国フランスを断って米国に釘をさし
- 「国連というこの殿堂において、我々は理想と良心の守護者でありたい。我々の責任と名誉にかけて、平和的な武装解除を優先すべきだ」と査察継続を訴えた
♂ 「地球の歴史上では比較的新興の国ではあるが、最も古い民主主義の代表だ」
- 早口でイラクの決議違反を繰り返したが拍手はなかった
♂ 「私は1066年にフランス人によって設立された古い国の代表」
- 古くても「新しい米国」を支持するとのせいいっぱいの抵抗に場内には笑いも
♂ 「中国は古代文明である。我々の祖先は平和こそが最善の選択肢と考えてきた」
1月22日、米ラムズフェルド国務長官が対イラク攻撃に反対の仏独を「古くさい欧州」揶揄。古さと新しさは、とりあえず古さの圧勝で幕が開いた |
♂ 「今の時点で支持するとかしないとか言わないことが、我が国の『国益』」
- 「米国に反対か賛成かで、日本が国益を守っているかいないか、毅然としているかいないかというのは物事の一面しかみていない」と語った
♂ 「『米国のいいなりになります』とは口が裂けても言えない」
- 1940年生まれ。自民党政調会長代理 久間章生さんの言葉
- 「今までの日米関係を考えると『反対』とは言えない。かといって『支持する』という強いスタンスもとりにくい。『理解する』という程度だと思う」とイラク攻撃に対して語った
日本は古くもなく、新しくもない不思議な国として存在しているようです。今週はこれ一本に絞りました。お許しを |
(2/9)
♂ 「長崎県の問題ですが、法に抵触しないように、頭脳明晰にうまく乗り切っていただきたい」
- 長崎県知事選をめぐる同党県連の不正献金事件が摘発されたにも関わらず
- 衆参国会議員95人が代表を務める政党支部に前回の総選挙と参院選の直前に国と取引のある企業から総額2億2千万近くの献金があったことが分かった
- 公職選挙法(特定寄付の禁止)違反の疑いが指摘されている
まあ、親から受け継いだ資産が何十億もあれば、うまく乗り切る頭脳は必要ないでしょうから、こういった発言も平気で出来るのでしょう |
♂ 「私が土建屋から金をもらったという新聞記事が出たが、一番上だったからよかったんで、一番ケツだといかん」
- 大正14年生まれ。自民党江藤・亀井派の江藤隆美会長の言葉
- 国の公共事業の受注企業から選挙前に受け取った献金額のトップだったことについて
- 「別に不正しているわけでもないし、弁解しなければいけない理由もない」と語った
正当な行為だからこそ届け出をして多額になった、と言いたかったとのことだが・・・一番ケツだといかん理由は分からん |
♂ 「いつも持ち歩くような、すごく効く風邪薬のような存在として自分の音楽があればいい、と改めて考えるようになりました」
- 「路上に出て、普通に生活している人にもっともっと伝えたいと思ったし」に続いて
- 「一人になって、いろんな町の普通の路上で歌ったことで、考え方が変わりました。自分の想像してなかった人たちがCDを買っていくわけですよ」と語った
♀ 「私たちがやっている歌劇ってなんだ。もう時代が必要としないものなのか」
- 「苦しく自問自答したけれど、歌劇は文化だと思い至ったんです。あらゆる芸能の入り口だ、と」と続く
- 関西歌劇の雄、OSKは後援企業の撤退宣言の事態で5月末には劇団解散
- 「ずっと何も考えずに、ただ大好きな舞台に嬉々として立っているという人生でした。仲のよい劇団員と一丸となってすばらしいステージを見せる。それが私たちのすべてだった」
- 「歌劇団存亡の危機を迎えて、その大切さを痛感しました。失いたくない、この文化を、私たちのすべてを」と語った
(2/2)
♂ 「今の若者、カッコいいことしかカッコよく見せられない。そこが問題、限界、課題」
- 「『いまの若者』と言い出すといかにも自分が年を取ったような気分なんだけど、でも」に続いて
- 「僕も41歳になって、最近は特に『惰性』で文章を書かないように気をつけてる。今まで書いてきた『手癖』でだったら、いくらでも書けるんだけど、それはしたくない」と語った
♂ 「一つのことを、長くやり続けてみるものだと今は思います」
- 「私が経済小説を書き始めた頃、経済小説というのは差別語でした。あれは小説ではない、経済小説だから許す、という扱いでした。今回、その経済小説を書き続けたということで賞を下さるという」に続いて
♂ 「書店で目立つ本を作るのは簡単です。地味で落ち着いた本を作るのも難しくない。難しいのはその中間で、読者に飽きの来ない作品に仕立てることです」
- 「食品のパッケージなら、食べて捨てられたらおしまい。でも、本はそうはいかない。作家さんや買ってくれた読者と生涯をともにするのですから、作り手にも覚悟が求められます。そこにまた、この仕事の醍醐味があります」と続く
♀ 「女の顔は闘い。40歳すぎたら、人には平等に老化という試練が与えられます」
- 1952年生まれ。フェイシャルセラピスト かづきれいこさんの言葉
- 「どんな奇麗な顔も下がってきて、疲れた表情になる。そうなると、体が元気でも、踏ん張ろうっていうエネルギーが出なくなるんですよ」と続く
- 「日本では『化粧』って言うでしょ。化けて装うなんてひどい言葉だと思わない?」と語った
どうも、いいことは平等に訪れず、良からぬことは平等に訪れるようですな |
♂ 「要するに、安全審査は全面的なやり直しを必要としている」
- 高速増殖原型炉「もんじゅ」の原子炉設置許可処分の無効確認を求めた行政訴訟控訴審で一審判決を取り消し許可処分無効の判決
- 「審査の放棄と言っても過言ではない」と安全審査について激しく批判した