2003年3月、こんな言葉がありました
言葉は温かい、言葉は辛い、そして言葉はやるせない
特に断りがない場合は、朝日新聞から引用しています
この一週間の世界を振り返ります。どんな言葉があったのでしょう
引用時のミスには気を付けているつもりですが、何かありましたらメールでご指摘ください
メールはこちら憂鬱のKまで、ほんとだよ、ほんとに待ってるんだよほんとだと言ってるのに
♀、♂、NEWS
、詠み人知らず マーク付けました
★最近の言葉 (3/30)
♂ 「一体この強国が、多くの理由でわれわれに素晴らしい思い出を残してくれた、あの同じアメリカ合衆国なのだろうか」
- 「これが寛大なマーシャルプランを恵んでくれた寄贈者、民主主義という教科を気長に教えてくれた先生、自己自身をとらわれずに批判する者であったあの同じアメリカなのだろうか。かつてはヨーロッパの啓蒙主義の過程がこの国の植民地主義の克服や、模範的な憲法の起草に手を貸し、言論の自由が不可欠の人権であった国のなれの果てなのだろうか?」と続く
- 「何が起こったか? われわれが山の頂にむかって転がしていった岩塊は、また山の麓に転がり落ちてしまったのだ。それならわれわれはこの岩塊をまた頂上にむかって押し転がしていこうではないか。岩がやっと頂上に達するやいなや、また麓に転がり落ちることになりそうだという予感はする。それでもなお、何度でも、決して終わることのない抗議と反対を繰り返していくことが人間にとって不可能になることは絶対にないのだ」
♂ 「戦争反対の根拠を、自分が殺されたくないということに求めるほうがいい。理論は、戦争反対の姿勢を長期間にわたって支えるものではない。それは自分の生活の中に根をもっていないからだ」
- 「イラクでは、女性、子供、そして戦闘力のない老人が殺される。そのことは、アジアの中で大きな富と武力をもつかつての日本が、アジアに対してしたことを思わせる。これに反対する運動は、新しい形を必要とする」と語った
♂ 「もし人がいたとしても悪いやつらだ。問題ない」
- 米軍のFA18戦闘攻撃機パイロット ゲーリー・ショーマン中佐(41)の言葉
♂ 「テレビゲームじゃない。これは戦争だ。これが本当の戦争だ」
- 1937年生まれ。コリン・パウエル米国務長官の言葉
- 24日午後のTV番組で。この日、米メディアはイラク戦争で犠牲になった米兵の遺族や捕虜になった米兵の家族の肉声を競うように放映した
- 「どんな犠牲も私たちには、そして遺族にはつらいことだが、現段階での犠牲は軽い」と言い切った
♂ 「戦争がどのくらい続くのか、言えないし、知らないし、わからない」
- 1932年生まれ。 ドナルド・ラムズフェルド国防長官の答え
- 25日、国防総省での記者会見で”軍や政府の高官は、イラク軍の抵抗はすぐ崩れ、長引く流血の戦争にはならないと言っていた。予測は当たったか”と問われ
♂ 「その逆だ。米国はなんて自由にものが言えるのかを示したつもりだ」
- ”あなたの言動はハリウッドを暗澹(あんたん)とさせることになるのでは”と問われ
詠み人知らず 「インターネットで数時間の確認作業をすれば偽者とわかる、あきれるほど稚拙な偽造」
- アメリカがイラクの核開発の証拠の一つと主張していた「イラクがニジェールから500トンのウラニウムを輸入しようとしていた」とする文書は偽造であることが判明した
- 文書には既に無効となったニジェールの旧憲法の条文が引用され、大統領の署名は明らかな偽造。外相名の文書ではすでに退任した元外相の署名で用紙も既に存在しない最高軍事評議会のものだった
詠み人知らず 「心の中は爆発しそうだ。ヨルダン政府はなぜ、戦争を止める努力をしないのか」
- 26日、バクダッドの住宅地で大規模な爆発があり多数の民間死傷者が出たことにヨルダンでも怒りの声が
♂ 「野茂にもっとやって欲しいなんて思わないし、余分な責任を押し付けようとも思わない。野茂が野茂であってくれれば、それでいいんだ」
- 大リーグ・ドジャースのジム・トレーシー監督(47)の言葉
(3/23)
♂ 「ありがとう、偉大な指導者ジョージ・W・ブッシュ」
- イラク攻撃に対するアメリカの態度に対し世界各地の文学者や芸術家から反対の声が上がっている
- 「ありがとう、今世紀、ほとんど誰にもなしえなかったことを実現してくれてー 世界のすべての大陸で、同じひとつの思いのために闘っている何百万人もの人を結び合わせてくれて。その思いというのは、あなたの思いとは正反対のものではあるのだが。」
- 「ありがとう、私たちを無視してくれて。あなたの決断に反対する態度を明らかにしたすべての人を除け者にしてくれて。なぜなら、地球の未来は除外された者たちのものだから。」
- 「ありがとう、なぜなら、あなたがいなければ、私たちは自分たちに人を動かし、動員する力があることに気づかなかったはずだから。その力は今すぐには何の役にも立たないかもしれないが、もっと後になって必ず役に立つはずだから。」
♂ 「今、戦争が始まった。その長期化を食い止めるには、決定的な武力行使が唯一の方法だ」
- 1946年生まれ。アメリカ大統領 ジョージ・ブッシュさんの演説
- 19日(日本時間20日正午過ぎ)ホワイトハウスで行ったイラク攻撃開始を宣言した
- 「この作戦は中途半端なものにならない。勝利以外の結果は受け入れない」と語った
詠み人知らず 「この戦争で死んだら、戦争しか知らない人生になってしまう」
- イラン・イラク戦争のさなかに生まれたバクダッドの女性(22)の言葉
♂ 「湾岸戦争とは違う。今度の戦争だけは生き延びられないと感じた」
- イラクからヨルダンに脱出し国境近くの難民キャンプにたどり着いた
- 出稼ぎに行っていたスーダン、ソマリア、エジプト人が殆どでイラク人は入国が厳しく制限されている
♂ 「どのような雰囲気の変化があったのか」
- 13日の党首会談で武力行使を支持するかどうかは「その場の雰囲気」と答えたことを挙げて
(3/16)
♂ 「自分で書いていると、それを作った人の心のふるえが伝わってくる。時間を超えてひとつになれる」
- 1940年生まれ。 アートディレクター 浅葉克己さんの言葉
- 「文字って凄いものだよね。人間の観察力と創造力の固まり、目に見えるものも感じることも、具象も抽象も表現し尽そうとした意志とエネルギーが、そのひと文字に宿っている」に続いて
- 「たとえば白という字は頭蓋骨を真上から見た所。白い色を何とか表現しようとした作者の思いが凝縮されている。中国の感じは5万語あるというけれど、5万の概念を文字にするのは驚異だ」と続く
- 「書もデザインも手を動かしてまねる、学ぶ。体を通さなければ、その本質は自分に届かないよ」と語った
♂ 「回転ずし食って隣のヤツにポンッと皿載せて知らんぷり、みたいな、どっこい生きてる感じ。おれも真っ赤な舌をペロリと出します。それが人間だし、生命体のエネルギーを感じる」
- パンクバンド・イースタンユースの吉野寿さん(34)の言葉
♂ 「5%は発見につながる。だから95%の失望に耐えられる」
- 骨のリンの量を減らす遺伝子を発見したことが評価され01年に米国骨代謝学会の若手研究者賞を受賞
♂ 「最大の禍根は大量破壊兵器が残ることだ。廃棄させることができるのは米国。仏独も自らの主張を正義と考えているが、力なき正義も、正義なき力も罪悪だ」
- 「国連は米国を取り込まないと完全に形骸化する」と続く
つまり正義なきアメリカの力も罪悪だと認めていることに気がつかないようで |
(3/9)
♂ 「480人しかいない職場で、これだけ逮捕者が出るとは開いた口がふさがらない」
- 1966年生まれ。民主党・衆院議員 手塚仁雄さんの言葉
♂ 「この暴君は自分を神だと思っている。人民を奴隷にし、人民の代わりに物事を決めたり、人民から自由や選択を奪い去ったりすることができると考えているのだ」
- 4日、イスラム暦の新年にあたりイラク国民に向けてのメッセージのなかで
世界に君臨する暴君同士、お互いに言うことが似てくるんですねえ。不思議なことですねえ |
♂ 「日米同盟だから、北朝鮮問題がこれだけ緊迫しているから、米国の考えは全部支持するというのはあまりにも残酷だ」
- 1日の講演で、イラク危機への対応で「対米追従」に突き進む小泉政権へ
♂ 「今時分の周りで起きていることも、地球の裏側の人にはどうってことないこと。明日は車にはねられてしまうかもしれないんだから、ささやかな日常を十分にエンジョイしたい」
- 「自分の心の忠実に音楽をつくって、それが結果としてみんなに楽しんでもらえれば最高!」と続く
- 「他人を敬えばそれが自分にも返ってくることや、お金の大切さを両親から教わった。数は少ないけど真の友人もいる。彼らの存在を意識していれば、スターになったって態度が変わったりせず、音楽業界に消費されずにいられるんじゃないかな」と語った
♀ 「『こっちばっかり歩いちゃった。あっちの道もちょっと見てみたかった』って。ここ5,6年そんな感じかな」
- 「結婚したいとか、寂しい〜とか、どうしても子どもがほしいとかじゃないんですけど」に続いて
- 「1月で40歳になり、少し吹っ切れました。新しい世界が開けるのを楽しみにしているんです」と語った