2003年4月、こんな言葉がありました
言葉は温かい、言葉は辛い、そして言葉はやるせない
特に断りがない場合は、朝日新聞から引用しています
この一週間の世界を振り返ります。どんな言葉があったのでしょう
引用時のミスには気を付けているつもりですが、何かありましたらメールでご指摘ください
メールはこちら憂鬱のKまで、ほんとだよ、ほんとに待ってるんだよほんとだと言ってるのに
♀、♂、NEWS
、詠み人知らず マーク付けました
★最近の言葉 (4/27)
♂ 「腹の足しにもならないような無力な音楽だが、人間の支えになっている」
- 「音楽を通じてもう一度世界の人たちの心をつなぎ合わせる、それが音楽に携る人間の出来る唯一のことではないか」と続く
♂ 「残念だが、これが我々の世界。仕方ないです」
- 23日、プロ野球オリックス監督を解任された石毛宏典さん(46)の言葉
- 3年契約の2年目、開幕から一ヶ月にもならない電撃解任だった
- 就任1年目は50勝87敗3分でパリーグ最下位。今期は23日まで7勝12敗1分けの最下位の成績
♂ 「暴力団だろうと何だろうと、有権者という意味では日本国民の一人だ」
- 22日午前の記者会見で保守新党の松浪健四郎衆院議員の暴力団組員からの私設秘書給与肩代わりに関する質問に対し
- 「そういう方とどういう関係を持っているかについては、その事情や関係の厚みというようなことを勘案して考えるべきだ」と語った
♂ 「丸投げと言ったって、意見を聞かないといけないんだから、しょうがないよねえ」
- 21日夜、自民党執行部を招いた都内料理屋での席で話題が「丸投げ」に及び
詠み人知らず 「県議には退職金がない。年金の1割カットは大きい。それぐらいは人情ですよ」
- 議員年金が大幅にカットされるとあって、任期前に引退する地方議員が各地に
- 在職12年以上の地方議員は死亡するまで退職年金が支給されるが、法律の改正により4月以降の退職では支給額が1割減らされる
スポーツの世界に比べるまでもなく、政治家は覚悟が足りないなあと思う発言、3連発です。情けないですなあ |
(4/20)
♀ 「驚くことは人から教わるのではなく、自分自身で気づき自覚するしかない。私にできるのはそれを後押しすることだけ」
- 「14歳からの哲学」「あたりまえのなことばかり」の著者
- 「何を知りたいのか、なぜ考えているのか、という原点がなければ、いくら知識を持っていてもしょうがない」
♂ 「ずっと観客のままで生きるつもりですか」
- 「今の日本人は、無理をしないという言葉がものすごくキーワードとしてまかり通っています」
- 「無理をせずにやっていこうという日本国民は、目の前に解決すべき問題が横たわっていても、それを何とかする仕事は自分でやろうとは思わない。スマートな方法を選ぶ。私には深い危機感を感じます。あなたの仕事の主体、志はどこにあるのでしょうか」
♀ 「運もコネも才能のうち。同属会社でも何でも、持ってるものは何でも使う、って感じです」
- 「『個人相手』 『少量で複雑な要望にも応じる』 『インターネットを使う』。この三つが、勝つ要素だと思った。そこから『Day-SOKO』を考え出したんです」
- 「いつも恋をしていたい。でも、男性は定年になられると途端に色っぽさがなくなって、がっかりさせられるのよね」
♂ 「戦争後、そこにある物はもらっていいと勘違いしていた人もいる」
- バクダッド市内バース党元ハザム支部の責任者 マイヤッド・アルハザラジーさん(39)の言葉
- 市内の支部10箇所は略奪品回収所に生まれ変わり、略奪されたものが集まってきている
♂ 「石油の権益を守っているのだろう。これが現実だ」
- イラクのプログラマー フィルス・サルマンさん(31)の言葉
- 一ヶ月ぶりに登庁したバクダッド石油省では建物に入る際、米軍のボディーチェックを受けた
♂ 「米軍や米英の記者は『かわいそうなイラク人を助けている』と宣伝したいのだろう。それでもいい。アリが助かるなら」
- イラク人 両腕を失くしたアリ・イスマイルさん(12)の叔父モハメドさん(37)の言葉
- 3月30日深夜、住宅街にある自宅で爆撃を受け、父、妊娠5ヶ月の母、兄、叔母、いとこなど計16人が死亡した
(4/13)
♀ 「暮らしも自由も、幸せを求めることも忘れてしまいました」
- 衛星テレビ局アルジャジーラの特派員タリク・アユーブさんの妻ディマさんの言葉
- 「アメリカンドリームがもたらしたのは、血と破壊と打ち砕かれた心でした」と語った
詠み人知らず 「権力がない。法律がない。何もない。泥棒がいるだけだ」
- 無政府状態と化したイラクのバスラ市、警察幹部だった男性の言葉
♂ 「何度も自問した。危険と、生への執着心を、てんびんにかけた。子どもたちや家族を大切に思うとともに、私の仕事も大切と思った」
- フランステレビ「TV5」のジャンポール・マリ記者(52)の言葉
- 17年間をアルジェリアやルワンダの戦場で過ごした経験を持つ
- 政権崩壊前にイラク国内にいたフランス記者は50人以上。バクダッド残留の選択は多くが記者個人の判断だった
♂ 「そんな統計をとれる人はだれもいなくなった」
- ICRC(赤十字国際委員会)のムイーン・カシス広報代表の言葉
♂ 「各紙の見出しは何なんだ。混沌。暴力。騒乱。すべて間違いかと問われれば、イエスだ」
- 1932年生まれ。 ドナルド・ラムズフェルド国防長官の怒り
- 11日、記者会見で「イラク国民は星条旗を振って連合軍を歓迎した。きっとアラブ世界でも放映されたはずだ」とのコメントに対し”いま放映されているのは、略奪などの無政府状態なのでは?”と問われ激怒
- 「何度も何度も何度も同じ映像を見せられ、『なんてこった』と思う。とんでもない誤解だ」と語った
(4/6)
♂ 「政権を代弁しなければと努めても、良心との折り合いがつきませんでした」
- アテネ米国大使館のジョン・ブラディ・キースリング参事官(45)の辞表
- イラク攻撃に反対して辞表をパウエル国務長官にファックスで送ったのは2月末
- 「あなたを尊敬しますが、大統領への忠誠にもほどがあります」
- 3月31日、ワシントンのパレスチナ・センターで約50人を前に講演「バクダッドに待っているのは惨劇だけだ。ラムズフェルド国防長官は中東を知らなさ過ぎる。外交を忘れ、テロを政治に利用した米国は、何世紀にもわたって憎悪の対象になるだろう」と語った
詠み人知らず 「自らが違反しては、イラクの大量破壊兵器廃棄という戦争目的も著しく正当性を損なうだろう」
- 欧米の科学者たち9人がブッシュ大統領とブレア首相に「化学兵器」を使用しないように求める書簡を公表した
- 治安維持を目的に開発された催涙ガスなどの物質の不使用を求めた
- ラムズフェルド国防長官が2月に議会下院の軍事委員会で化学物質を戦場に導入する考えを明らかにし「敵兵が洞窟にこもったり、女性や子供が兵員と混在している場合、使ってもよい」と発言した
- 科学者たちは化学兵器禁止条約は人間を活動不能にする物質の戦場での使用を禁じていると解釈している
♂ 「化学は美しく面白い。そしてたまに人類の社会に貢献する」
- 1938年生まれ。名古屋大教授・野依良治さんの言葉
- 「私はそう信じて40年の研究生活を送ってきた」と続く
♂ 「どんなことが一番できるか、好きかは家で考えても見つからない」
- 1936年生まれ。台湾中央研究院院長 李遠哲さんの言葉
- 「若い方たちに申し上げたい。科学者という職業はすばらしい。たぶん最良の仕事の一つだ」と語った
♂ 「働くことには、うれしいこと、たのしいことが、あるにはある。だが、大部分はそうではない」
- 1964年生まれ。東京大学助教授 玄田有史さんの言葉
- 「むしろ、つらさやかなしさに満ちているというのが正直なところだ。努力が認められないかなしさ、むやみに周囲にふり回されるかなしさ。それにもまして本当にかなしいのは、自分自身の無力さをつくづく思い知らされることだ」と続く
- 「かなしさに満ちた『働く』ということに、人がこだわり続けるのは、なぜなのだろうか。その答えは、一つではないだろう。ただ、数ある答えのなかで最も大切なのは、働くこと自体が、永遠の自分さがしだということなのである」
♂ 「人の話を注意して聞けば、90%以上の解決策がみえる。トップの役割は、ビジョンを示し計画を作り、優先順位を決めること。あとは実行だ」
- 「日本全体が悲観的になり過ぎだ。強みを忘れたらチャンスをなくす。常に、将来の可能性がどこにあるかを考えよう」と語った