2003年9月、こんな言葉がありました
言葉は温かい、言葉は辛い、そして言葉はやるせない
特に断りがない場合は、朝日新聞から引用しています
この一週間の世界を振り返ります。どんな言葉があったのでしょう
引用時のミスには気を付けているつもりですが、何かありましたらメールでご指摘ください
メールはこちら憂鬱のKまで、ほんとだよ、ほんとに待ってるんだよほんとだと言ってるのに
♀、♂、NEWS
、詠み人知らず マーク付けました
★最近の言葉 (9/28)
♂ 「私はタイガースの『負けすぎ』、『勝ちすぎ』が好きである。中庸の美徳を知らないところがいい。優勝しか考えていない」
- 1956年生まれ。 関西学院大学副学長 宮原浩二郎さんの言葉
- 「試合も応援も、好きでやっているのだから、それで心の採算はとれている」
- 「幼い子どもにとって、『遊びか、真剣か』は選択肢にならない。『遊びに真剣』であり、『真剣に遊び』なのだ。健康にワガママな、かわいくもにくたらしい子ども心を、大人になってもう一度取りもどすのが成熟というものだ。東京生まれの私は、阪神ファンの一部に根付いた、その成熟の厚みに感嘆させられる」と語った
♂ 「この論理は、世界の平和と安定を、完全とはいえないまでも58年間保ってきた国連憲章の原則に対する根本的な挑戦だ」
- 23日、イラク問題総会にて。冒頭の数分間は英語でなくフランス語にて語られた
- 「こうした国は、先制攻撃の権利と義務を有し、自国外や開発中の兵器システムに対しても行使できると考える。国連安保理の同意を待たずに、単独で行動したり、その場限りの連合を組んだりする権利を持つ、との主張だ」に続いて
- 「これが先例となり、大義名分の有無にかかわらず、単独行動主義と法を逸脱した武力行使の拡散を招くことを懸念する」と続く
- 「ここに集まった各国代表の諸氏、あなた方に言いたい。国連とはあなた自身であり、死んだスタッフはあなた方のスタッフなのです」と語った
名指しこそ避けたが、アメリカのイラク戦争を法を逸脱した武力行使と批判した |
♂ 「女性スキャンダル報道をめぐる裁判で敗訴した人が、総裁に代わる副総裁に就任することは、立法府の要にあるものとして、絶対に容認できなさい」
- 21日、自民党総務会で山崎拓前幹事長の副総裁就任に対し
♂ 「インテリが話をすると、冷やし中華の話をしても、水虫の話をしても知的になる。インテリというのは、人のタチであって学歴ではない」
- 「中世の車借、馬借(俥夫、馬子)などにも、インテリはいたし、ハーバードを出てもアホはアホ。そしてその間に上等下等の差はない」と続く
♂ 「職人として一番まずいのは、値段を下げること。手間ひまかけて丁寧な仕事をしているんだから、自分の価値を下げるようなことまでして、客を取ろうとは思わないね」
- 東京の洗濯屋さん 青木徳一(よしひと)さん(68)の言葉
- 「ワイシャツ250円、ズボン500円、ブラウス450円、ワンピース1000円……」バブルの時もデフレの今も25年間料金はずっと一緒
♂ 「仕事に対する厳しさとは、仕事に敬意を払うことです。それは自分の将来にも敬意を払うことです」
- 「15歳で料理の世界に入って以来、ずっと仕事への厳しさを教えられてきました。日本人も同じような考え方であることを知った時は、うれしく思いました」と続く
- 20世紀最高の料理人と讃辞されながら「最高の状態で辞めたい」と96年にパリの三つ星点をたたんだが
- 今年4月東京六本木ヒルズとパリに7年ぶりの店「ラトリエ・ドゥ・ジョエル・ロブション」を開いた
- 「料理を極めれば客は喜ぶ」と信じ頂点を極めた。そして今「料理を上手に作ることだけでは、お客は満足しない」と新サービスに挑む
(9/14)
♀ 「人はどんな意識を持って生きてきたかすべて外見に現れます」
- 1946年生まれ。へア&メーキャップアーティスト 田中宥久子(ゆくこ)さんの言葉
- 「年齢を重ねるのは楽しい。肌の悩みなどはこれからメーキャップで簡単にひっくり返せますよ」と語った
♂ 「自分の能力いっぱいの力を尽くして転んだら、反省してまた挑戦すればいい。後悔することはない。本気の人には必ずチャンスが巡ってきます」
- 1932年生まれ。セブン−イレブン・ジャパン代表取締役会長、イトーヨーカー堂代表取締役会長 鈴木敏文さんの言葉
♂ 「みんなが毎日ハイになることないやんか。元気でない人がいてもええんや」
- 「仕事に一途で、むだを楽しむ器量が落ちてる中年は、どんな老人になるのか。若者に老いへの希望をあたえられるやろか」
- 「夢見る老人、それは十分に人生の目標に値する」と語った
♂ 「交際は、真実か真実と信ずる相当の理由がある」
- 8日、「週間文春」に世界基督教統一心霊協会に関係する女性と交際していたなどと報じられ名誉を傷つけられたとして自民党・山崎拓幹事長が起こした訴訟の判決があり、文春に対する損害賠償と謝罪の請求は却下された
♂ 「焼け野原にすればバラックくらい建つのは当たり前だ」
- 1936年生まれ。自民党総裁選討論会で亀井静香さんの反論
- 小泉純一郎総裁の「改革の芽が出てきた。公共投資が減るなかで、民間設備投資が伸びてきた」
♂ 「批判的な考えが脚色に置き換えられたとき、社会は敗れる」
- 「イラクの場合、疑問符が使われるべきところに感嘆符が置かれてしまった」と続く
- 4日、ロンドンでイラク戦争は時期尚早だったと英米を批判した
♂ 「ひどく間違っている。あの人たちは我々に治安を確保しろと頼んでおいて、我々を殺すんだ」
- イラク人警察官 アブドゥル・カデル・ヤシムさん(31)の言葉
- 12日、イラク・ファルージャで容疑者を追跡中に米軍から銃撃され同僚や11人を失った
(9/7)
♂ 「そこにこだわった。アメリカ人の真似ではアメリカ人に勝てない」
- 「戦国時代、部下が上司を選んだように、日本人の思考方法は元来、猛烈に合理的だ」に続いて
- かつては隆盛を誇った半導体メモリーDRAMで、今や唯一残る国産メーカー。日立製作所とNECが共同出資で99年に設立。昨年11月台湾系メーカーから移ったときは、シェアは4%で大赤字だったが、7月の売り上げは過去最高で黒字化にメドがついた
- ”復調の勝算はあった?”と問われ
- 「5%ぐらいかな。だって、エルピーダには十分な資金もなく、ほとんど新製品も出せていなかった。ただ、中に入って、社員が非常に優秀だと思った。よそと比べても。だから、僕は二つのことをやればいいんだと。とにかくお金を集める。新製品を絞り込んで出していく。それができれば、道は開けると思いました」
- 「ひとつの会社で、社長を10年もやるなんて信じられない。そんなに楽な仕事ですかね、社長は。僕なんか、いまのペースで仕事をしたら、体力的に2期が精いっぱい」と語った
復調が復活となり日本の製造業の強さを見せて欲しい、と思うのである |
♂ 「じじいになれなくて困っている、って前に話したことがあるんですよ。外からみればしわ寄ってんのに、若いころと同じジーパンTシャツでいいのか、みたいなさ」
- 「昔なら、着物着込んで長火鉢とか、皆が認める老人のスタイルがあったじゃない。でも自分の周りみても、そういうちゃんとした年寄り、一人もいない。最近は居直ってますけどね、もう」と続く
- 「美しい言葉を存在させること。それが詩と考えてきました。メッセージなんてない」と語った
ええ、私も色々なものになれなくて・・・困っているんですよ。実は |
♂ 「よく、本を読みながら線を引いている人がいます。思わず、ためになる、自分も納得できると感じるからだと思いますが、実はそこには発見は少ない」
- 1932年生まれ。セブン−イレブン・ジャパン代表取締役会長、イトーヨーカー堂代表取締役会長 鈴木敏文さんの言葉
- 「自分が共鳴する所をただ確認しなぞっているだけではないのか。著者の考えに同調するなら、すでにあなたの考えはそこに行きついてしまっているわけで、これは安心するために読んでいるのだと冷静に判断するべきです」と続く
- 「私たちの競争相手は競合他社ではないし、他業種でもない。それはただ一つ、時代の変化です」と語った
♂ 「ふざけてる。民間企業では考えられない」
- 1933年生まれ。セコム最高顧問 飯田亮さんの怒り
- 10月に独立行政法人化する32の特殊法人に関する経費削減目標のうち「一般管理費」が議論に。12法人が一般管理費から人件費を除いたうえで削減目標を設定したため
- 理化学研究所の削減目標は26%と高いが人件費を含む一般管理費全体ではわずか2%となる
♂ 「50になった時、決めたんですよ。ガキにこびへつらわないって」
- 「どっかで音楽がダメになった。ミュージシャンが最高だと思うものがはやる環境じゃない」
- 「真っ白な気持ちで大人が素直に楽しめるものを作りたい」と語った
♂ 「一つの社会が依存するエネルギー源を変えるには、3世代をまたぐ時間がかかる。私の孫たちが大人になるころ、燃料電池車は一般化するだろう」
- 「水素教授」の異名を持つアイルランド大のブラギ・アルナソン教授の言葉
- 人口28万人、大西洋北端の小さな島国アイスランドは「世界一の環境大国」を目指して50年後に「水素エネルギー社会」を実現しCO2の排出ゼロを目標に立てた
- 60年代エネルギー源の60〜70%は石油と石炭。オイルショックを経て90年代末には70%前後が豊富な国内地熱、水力で占めるまでになった。電力はほぼ100%
- 輸入している年間650万バレルの石油を水素に置き換えることが出来ればCO2ゼロに大きく近づく
♂ 「支持率は1%。素晴らしい数字だ」
- 1943年生まれ。自民党総裁選に立候補を表明した藤井孝男さんの言葉
♂ 「単なる運まかせを続け、そのうち何とかなるさと考える古いロシアの習慣が、またも繰り返されてしまった」
- 退役原子力潜水艦「K159」沈没事故の背景には3年前に同じバレンツ海で沈んだ原潜クルクスの悲劇から学ばなかった怠慢があると怒って