コラム: 国語と社会
怠け者の怠惰な生活と日常のあれこれを覗いてみようよ、気まぐれコラム
丸いすいかも切りようで三角。どんなに切っても豆腐は四角
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No.40 サービス残業の罪 | No.41 英・エディンバラ博物館「20世紀展」 |
No.42 中国の大学入試問題 | No.43 最近の『最近の言葉』を考える |
No.44 ペプシを飲んで戦闘機をもらおう | No.45 収入格差362倍 |
No.46 8月の「最近の言葉」を考える | No.47 年2兆円分、「無害と欺き…」 |
No.48 コーヒーだってガンを抑制 | No.49 9月の『最近の言葉』で考えた |
「教師と児童・生徒には歌わない自由はない」のである。前後関係も脈絡もなくこの言葉だけ取り出すと誤解を生じるかもしれない。誤解のないように一言申し添えておけば、「歌う自由はある」のである。好きな歌を歌えばいいのである。誰だって歌詞を間違えるし、メロディがはずれることだってある。それがたまたま「夕焼け小焼け」にそっくりだったとしても、それほど大きな問題ではない。せいぜい国歌程度の問題である |
「文化に誇りを持っていれば、経済が落ちても生きてゆける」かもしれない。例え「歌わない自由がなく」ても生きていけるかもしれない。しかし残念ながら文化も誇りも持ったことがない。まして文化に誇りなんて、といいそうな私。ちょっと反省 |
「ぼくのモラルの範囲を逸脱しない限り、彼らに合わせていく」と10歳のボクに言われては返す言葉もない。微分・積分とかの難解な話には合わせられないので、私に合わせてください、お願いします。ああ、情けない |
「うそではない」「うそ、おっしゃい」「うそじゃないよ」「どうしてうそをつくの」「だって、今うそおっしゃいっていったじゃない」なんてシャレにもならない世界が警察なのだろうか。お願い、嘘でもいいから「違う」って言って、行って、逝って |
「『政』が公明党、『教』が創価学会で、両者が合致しているのは憲法違反だというのは、独自の見解で取るに足らない」あっ、ここでも平気で嘘を言ってる人がいる。えっ、嘘じゃない…ほんとにこんなこと信じているの。「うそ、おっしゃい」 |
どうやら常識は変わりつつあるらしい。嘘をつくのは警察官で、政治家は嘘もつけなくなってしまったらしい。あいも変わらないのは「生徒に自由がない」ことだけとは |
さてさて、いよいよ世紀末であるなあ、と思った次第である |
コーヒーを一日一杯以上飲む人は肝臓ガンで死ぬ危険が飲まない人に比べて半分になるという調査結果を産業医科大学の徳井教孝講師らの研究グループがまとめ「コーヒー・サイエンス・セミナー」で発表したと記事にある(9月28日) |
福岡県内の男女7259人を11年間追跡調査し「一日一杯以上」「時々飲む」「飲まない」の3グループに分けて調べた。年齢、喫煙、肝臓病の有無などは統計的に調整した。その結果は「飲まない」1に対して「時々飲む」0.7、「一杯以上」0.5の危険率になったという |
愛好家というわけではないが仕事中飲むことが多いので平均すれば一日一杯にはなる私としてはしてやったり、である。これで肝臓ガン対策はOKである。自分でも気がつかないうちにしっかりとやるべきことをやっていたのである。さすが、「私である」自画自賛である。誉められることが極端に少ない私としては多いに自分を誉めてやりたい |
今までにも飲酒によるガンマGTP値上昇を抑えられるとする研究が報告されているようで何がしか体にいいことがあるようだ。ガンマGTPとは肝機能の低下を示す数値である。もっともコーヒーの何が効いているのかとか、どうやって効いているのかとかは分かっていないようだ。まあ、分かっていたら薬が作れる |
しかしこの調査「一杯以上」と一括りにしているがちと乱暴ではないだろうか。一杯と二杯の違いはないのか知りたいところである。何しろ「時々飲む」だけで危険率は0.7に下がるのである。二杯なら0.3程度に下がってもいいところだ。三杯なら0.15へ五杯も飲んだらマイナスになってしまう心配さえある、というのが私も含めた一般の方々の疑念ではないだろうか。それとも私だけの杞憂であろうか、多分そうだね。情けない |
しかし「コーヒー・サイエンス・セミナー」とはいかなるものか、と記事に目をやれば全日本コーヒー協会主催とある |
ふーん、どうして福岡県なのだという疑念と共に、果てさてこの調査結果鵜呑みにしていいものやら、って考えた次第である |
米政府は22日、フィリップ・モリスなど米たばこメーカー各社を相手に肺がんなど喫煙による病気にからんで米政府が負担している年間推定200億ドルを賠償するよう求める訴訟をワシントンの連邦地裁に起こした。と記事にある(9月25日) |
いわく「国民を欺いて危険な商品を売り続けた業界は、組織犯罪集団に匹敵する」というのが訴えの骨子で、主としてマフィアの収入源を断つために使われていた法律RICO法(集団暴力・腐敗組織法)を適用した |
たばこ大手の社長らは1954年1月ニューヨーク市内のホテルで会合を持ち「健康に害はない」とする危険なキャンペーンを遂行することを共謀した。依頼45年間、煙草の中毒性・有害性をあえて隠して生産販売を続け、組織的に違法な収入を得た。と、まあこれが政府の主張ということになるらしい(太字筆者) |
なんか極悪非道の悪役にされているぞ、煙草業界。別にどちらの肩を持つつもりもないが、いきなりの突然のだまし討ち、みたいにも映るぞ米政府。ますます用心せんとあかん、この国は。などと余計なことをまた考えてしまう |
もちろん「国民の関心を引くための政治ショー的な提訴。法的には我々に理があり、正面から受けて立つ」と訴えられた方は強気なコメントを出している。出さざるを得ないとも思うが、まあこれが一般の人の第一印象に近いのだろう、少なくとも私の印象にはかなり近い |
米たばこメーカー4社は昨年11月、米各州から起こされた健康被害に対する補償を求める民事訴訟を終わらせるため2025年までに総額2060億ドルの和解金を46州に支払うことで合意したばかりである。それに続いて今度はマフィア扱いである。ここで負けたらもう先はない、死を待つのみである。しかし、もうこうなったら止まらないのがアメリカである。きっとこれからも続々と訴訟の嵐が吹き荒れるのであろう。たばこ反対の最も有効なキャンペーンとしても活用されるのだろう、情けない |
訴えればいいっちゅうもんでもない、とちょっと憤りながらもどうして販売中止を求めないで損害賠償なんだろう?と考える。有害なものを販売している悪辣な組織がある、と声高に主張しながら売ること自体は問題無しと考えているのだろうか?と考える。疑問は尽きぬ |
でも、つまり、早い話が、やっぱり金か、って思った次第である |
「NHKの放送受信料を払う予算がない」のである。どこが?学校が。正しくは県が、なのだろうが |
昔は修学旅行に行けないとか、給食費を払えないといった児童が居たもんだが、時代は変わった。NHKの受信料も払えないとは、トホホのアハハである。教師というものは他のチャンネルを見ないのだろうか。NHKが映らないテレビにして、、、ではさらにガハハになってしまうか |
「巨大銀行をつくるのは、『大きすぎてつぶせない銀行』をつくるだけ」なんて分かってるじゃないですか、外人さんは。分かっていないのは日本の官僚といわれる人と政治家と蔑称で呼ばれる人たちだけかもしれません。オーマイゴッド |
かと思えば「すでに処分が終わっている社員に対して改めて事実を公表して社会的制裁を受けさせるのはどうか、と考えた」などと何も分かっていないのは官僚、政治家だけではありません。我々ジャーナリストもです、と言えば真っ当なジャーナリストが怒るかもしれない。ここは譲って我々マスコミ関係者もです、としておこう |
「臨時収入はうれしいが、減収分にはとても追いつかない。報道などで妻に知られてしまえば、小遣いの足しにするうまみもない」のだから、取材に応じなければいいものを。それでもテレビだ新聞だ、とくればついつい愛想の一つも。日本人ですなあ |
「弱者にやさしいディズニーの童話の世界のよう。すばらしくもあるが、同時にどうしようもなく甘い」とはアメリカ人の持つ日本人観の一つ。ディズニーの童話をハリウッドの巨大資本で全世界にばら撒いているのはアメリカではなかったか、と日本人の持つアメリカ人観を一つ |
さらにもうひとつ。「『グローバルスタンダード』というおかしな和製英語に振り回され、全てを他国と同じにしてしまったのでは、国際競争に勝てるわけがない」だから負けているのね日本って。トホホのオホホでグスン、スンですなあ |
なんか心に届かない、行き止まりばかりの言葉であった、かように考えた次第である |
90年の78倍から拡大して362倍なのである |
何がって、米国のトップ経営者と従業員の収入の格差が、である。米政策研究所がまとめた報告で明らかになったと記事にある(9月1日) |
報告によれば米主要企業の最高経営責任者(CEO)の平均収入は90年の約180万ドルから98年の約1060万ドルへと6倍近く増加した。うーん、金持ちから超金持ちへですなあ、何しろ2億から11億8千万へのステップアップです |
へへー、恐れ入りました。参りました。とても太刀打ちできません |
どうなんでしょ、日本のサラリーマンの生涯賃金が2億とか3億とか言われたのはいつでしたっけ。まあ、今でもそう大差ないでしょう。その生涯賃金をな、なんと2ヶ月で稼いでしまうなんてことが世の中にはあるのです。致し方ない、それが人生です |
もちろんアメリカ人の人生ですけどね。日本では「あかん」でしょ、こんなこと。少なくとも私は許しません。もちろん私の許可を得ようという日本の社長さんは居ないでしょうが、それでも今一度言いましょう「メッ」 |
社長さんは6倍も増えているのに製造業の従業員の年収は約2万3千ドルから約2万9千ドルへ28%増えただけなのである。250万円から325万円へのステップアップである。ううーん、悲しい。恐れ入りました。参りました。とても太刀打ちできません。 日本ではとても生活していけないでしょう。平均値がこうだということは、これよりも低い人たちがたくさんいるということになりますから、実際大変だと思います |
いやあ、さすがアメリカ。やることが中途半端じゃありません。何しろ従業員の年収をたった一日で稼いでしまうなんてことがあるのです。致し方ない、それが人生です。但しアメリカ人の人生ですけどねって考えた次第である |
ペプシを飲んで700万点集めればあなたにハリアー戦闘機をプレゼント |
そんなテレビ広告は許容範囲の冗談か、それとも悪質な誇大広告か、が争われた裁判でニューヨークの米連邦地裁はCMを真に受けて約八千万円分の景品点数を集めたシアトル市在住の森林監視員の男性(24)に敗訴を言い渡した、と記事にある |
判決は一機26億円もするジョット戦闘機から考えて「常識ある視聴者ならそんな高価な景品はもらえないとわかるはず」と述べている |
ことの発端は数年前のペプシのテレビ広告。ペプシを買って景品応募用の点数を集めれば帽子やTシャツを愛飲者に贈るという内容でペプシを飲んだ少年がハリアー戦闘機で高校に乗り付ける映像に「700万点」の字がかぶさる、というもの。これに戦闘機を手に入れて遊覧飛行の事業を始めようと考えていた原告が飛びついた。ハリアーに飛びつくのであるから勇気がある。この男性が(10セントで1点が買えるキャンペーンだったため)友人や家族から70万ドルを借金して700万点をそろえ、ペプシに送りつけたのである |
ペプシも慌てて謝罪文を送ったのだが、異様に力が入っているこの男性。もちろんこんなことでは納得せず景品の提供を求めて提訴していたというもの。 やれやれ、さすがアメリカ。話が飛んでいる。話題がハリアーだから超音速で飛んでいる |
もらえると思うかね?というのがペプシの考え。もらうぞと思うのはテレビを見た男性の勝手。もらいたいと思うかね?というのは私の考え。もらえるならと思うのも同じく私の考え。でも置き場所が大変だ。燃料はどこで手に入れるんだ。操縦はどこで習うんだ。メンテはどうする。滑走路は?そもそもどうやって家まで運ぶ。いや、家に運ぶ必要はない。どこかの飛行場に置いておけばいい。良かった! 問題は意外と簡単に解決した。後はハリアーを待つだけだ。と、まあ、これら一連の冗談としか思えないものが全て私の考え |
やれやれ、である。さすが暇人。話がめちゃである、くちゃである。それにしても何でもかんでも訴訟の国だなあ、アメリカって。それにしても、、、 判決理由が「そんな高価な景品は」とあるのがちょっと、ねえ。「常識ある視聴者なら」そんな「けったいな景品」はもらえないとわかるはずではないかと考えた次第である |
「まあ首から上の悩みというのは、いつも首から下が原因ですから」そうそう、そうなのである。これ下半身と上半身って言葉で表現しても言いのかもしれないけれど首から上と下って分け方の方が現代の歪みを表しているよね、って思う。そうきっとこの首のこりも背骨の歪みから来ているに違いない。それじゃ精神の歪みはどこに出てくるのだろう |
父や母や祖父や祖母の時代はどうだったのだろう。どこか歪んでいたのだろうか「昔のことなのでよくわからない」って答えられたら笑っちゃうな。後の会話が続かない。一種の反則技だね、これ。こちとらも都合が悪くなったら「今のことなのでよく分からない」って言ってみようか。殴られるのを覚悟して。でも真っ当な社会人は使えないね、農水省さん |
「自信を持つのと調子に乗るのは違いますからね」言葉としては分かる。ただ実体がわからない。自信過剰とかは調子に乗っていることになるのだろうか。調子に乗りすぎることが自信過剰なんだろうか。そもそも自信と調子に乗ることは同じことなんだろうか。自身に自信が有れば地震も怖くない。すいません、調子に乗りすぎました |
調子に乗りすぎると「人間で言うと身長と体重と視力を足してランクをつけるような間違った数字を国の機関が出すべきではない」なんてことまでやってしまうのが人間だ。でもこれ、国の機関がやるからいけないと言っているのだろうか、国の機関じゃなければいいのだろうか。もちろんそうだろう、何しろ同じようなことを民間でもやっている。「人のやることをとやかく言うようなことを国の機関が言うべきではない」なんてしっぺ返しを受けそうだものね |
国家はそんな些末なことには気も金も時間も使わないであくまで「安全な世界、民主的な価値、強い米国のための勝利を収めた」みたいに世界制覇じゃなかった世界の繁栄に向かって突き進んでください。多分「強い米国のため」は「弱い民衆のため」の誤植だ、すくなくとも誤訳だろう |
こう見てくると人類ってサルは「なんだかねー」である。人ってサルは「どうだかねー」である。じゃ翻って私っていうサルは「まったくねー」なのであると苦笑いした次第である |
( )の中に適切と思われる言葉を選べ |
中国の全国統一大学入試が行われ340万人の学生が参加した。その国語の問題で日本に言及したものがあった、と記事にある。 「日本政府の一部は日本の侵略の歴史をでたらめに( )、中日両国人民の強烈な反発を引き起こしている」が問題である。この()の中に適切と思われる語句を選ぶのである |
うーん、答えは、答えは、答えはと三秒呻吟したのち我慢できず記事の続きを読む。「すりかえ」が正解とある。なるほど、先の文章を答えを当てはめてもう一度頭の中で読み返してみる。おおー、つながる。当たり前である、つながるから正解なのだ |
ためしに幾つか違う言葉でつなげてみた。「教え」では事が大きすぎる気もするがつながらないこともない。但し政治家に教わるほど落ちぶれてはいない。「話し」ではどうか。これもつながる。しかしでたらめに話すのは政治家の常である。この点で日中に大きな差があるとは思えない。「処理し」ではどうか。これでもつながるがこれでは清算が済んだことになり中国としてはいかにも不適切である。「歌う」も「笑う」も「遊ぶ」も文章としてイマイチだ |
複数の言葉から選ぶのでそれほど難しい問題ではないだろう。ほとんどの学生が正解を簡単に類推することが可能だと思われる。前後の流れからそれほど多くの言葉が当て嵌まるとも思えない、これが幾つかの言葉を当て嵌めて遊んでみた私の感想 |
するってえとなんですかい。この問題は点数の善し悪しを決める意味合いではないってことですかい。そんな疑問も湧いてくる |
どうやらこの問題、大学に入るための問題ではなく、中国で生きていくための問題なのではないかと勘ぐったりした次第である |
今世紀を代表するにふさわしい展示品は何だ |
市民からアイデアを募って集めた「20世紀展」が英国スコットランドのエディンバラ博物館で常設展示されている、と記事にある。20世紀コーナーを準備するにあたって2年前からスコットランド住民に「暮らしに最も影響を与えたもの」を募集した。その結果約1000人から集まったアイデアをもとに350点を展示した、という |
書き添えてもらった推薦理由を眺めてみればペニシリンを選んだ理由は「父が発明者フレミングの助手だった」とある。いや、この理由はいただけないがペニシリンは大したものである。異論はない。「角膜手術で視力を回復したので」とは臓器移植カードの推薦理由。 「だれもがロックバンドをめざした時代だった」とはエディンバラ出身のブレア首相の推薦理由、で推薦品はエレキギター。「母親を重労働から解放した」「環境破壊」は紙おむつの推薦理由である。相反する評価があるのも面白い。 「人々は地球を死滅させる手段を手に入れた」と原子爆弾。「残酷な世紀の象徴。今世紀は除去しきれず、21世紀に引き継がれるもよう」が対人地雷 |
今世紀を代表するおもちゃにはテディベアのぬいぐるみや電子ペット「たまごっち」が並んでいる。ソニーのゲーム機プレイステーションやビートルズなどのロックミュージシャンは音楽文化コーナーに並んでいる |
さて所かわってここ日本ではどうであろうか。いやそれほど範囲を広げなくたっていい、突き詰めれば私にとっての20世紀を代表する展示品は何だ、なのである。まず、戦後の高度経済成長を代表して冷蔵庫、掃除機、洗濯機をあげておこう。これらのお陰で家事の重労働から人類が解放されたのである。 ラジオ、テレビといった電波メディアも忘れてはいない。まさに革命であった。同じように車に、列車に、飛行機も影響度ははかりしれない |
うーん、どうも機械文明に毒されているようだ。それにこの程度なら小学生でも答えそうだ。そうではなく、私らしい視点からのちょっと捻った推薦品はないものか、と頭を捻った。首も捻った、捻れるところはみーんな捻った。ついでにうーんと唸った。そして愚鈍を呪った。だから神に祈った。しばしの沈黙、しばらく寡黙。 はた、とひらめいた。漫画はどうだろう。これこそ世界中の子供たちに多大な影響を与えたのではないか。そう少なくとも私には相当影響を与えたのである。ということで、私の推薦品は「漫画」推薦理由は「面白いから」。どうだ、文句はあるまい |
ちなみにインターネットを選んだ人はごくわずかだったとのこと。まだまだ人の日常生活を変えるまでには至っていないのではないか、というのが博物館側の見方だそうだ |
私だって、毎週こんなに苦労させられている「インターネット」を推薦する気にはなれないな、と思った次第である |
サービス残業がいけないのである |
これさえ止めれば約90万人の雇用を生み出せる。社会経済生産性本部が26日発表の「労働時間短縮の雇用効果に関する調査研究」によれば恒常化しているサービス残業をゼロにして、その労働時間を他の労働者に振り分ければ製造業で27万6千人、全産業では92万3千人もの雇用が創出できると5/27の記事にある |
いやはや、驚きである。「なってこったい」である。薄々は感づいていたのだが、これほどのものとは思わなかった。なんてあたりがごく常識的な反応でしょうか |
もちろん、「やっぱり」てな感想をお持ちの方も多いことでしょう。「だから言ったじゃないか」と憤慨されている方もいらっしゃるでしょう。「いつまで続けるんだ」「もう知らない」「たいがいにせい」等等お怒り、お嘆きといった感情も当然のことでしょう |
まあ、それほどこのサービス残業と言うやつは蔓延しているのである。はびこっているのである。日常化しているのである。でもそうならざるを得ない現実があるのである。この現実に対処するうまい方策がない限り、こんな計算は単なる絵に描いた餅でしかない。それも重々承知しているのでしょう、きっと |
しかし残念ながらそんな方策があるか、と聞かれれば「あるわきゃない」と答えざるを得ないのです。 私もかつて「これではいけない」少なくとも自分の範囲以外のことで残業することはやめよう、なんて愚かにも考えたことがありました。ええ、若さってやつですね |
驚いたことにその月は普段の四分の一以下の残業量になりました。そうです、必要な残業量なんてこんなものなんですよ、きっと。この倍ぐらいの時間までは残業代が出ましたから、残業の半分は「只働き」になっていたんですね。「なんてこったい」である。欧米の方々からの「日本人は仕事もしないで会社にだらだら残っている」なんて非難もあながち嘘でもないかなと思ったものです |
まあ、そういった状態が続けられれば御の字なんですが、私に待っていた悲しい現実は1ヶ月で溜まってしまった仕事をこなすために普段以上に働かなければならなかった悪夢の超過勤務だったのです。悲しいでしょ。 それこそ「なんてこったい」なのです。まあ、私の仕事、あなたの仕事なんて区分けがあるわけはなく、自分の仕事さえ済めばいいのだ、なんてほど現実は甘くなかったということです |
だから「絵に描いた餅」だってんだ、と悲しんだ次第です |
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