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◆◇◆ 第三話 披露宴(前編) ◆◇◆ |
式も無事(!?)終えて、次は披露宴。 ダッシュで和装へと、着替えるぺん太とうさぴょん。 あっちこっちを締め上げるから、これがやたらと苦しい。 袴の部分を付けてない状態だと、まるで素浪人。 袴を付けると、売れない落語家か七五三。 さて、豪華絢爛な衣装のうさとともにいよいよ立礼&入場! 各テーブルを回るように、高砂席へ。 テーブルを見ると、うまそ〜な料理の数々。 (ちゃんと食うぞ!)の決意も堅く、披露宴が始まったのだ。 司会の方の進行でまずは媒酌人の挨拶。 媒酌人:え〜本日は・・・<中略> まずは、ぺん太くんですが・・・<中略> 明るくさわやかなスポーツマンで(←大ウソ)・・・・<以下略> (ぱちぱち、無事終了!) 続いて主賓の挨拶。 主賓 :え〜・・・<省略> (ぱちぱち、無事終了!) お次は乾杯。 <省略> (乾杯!ぱちぱち、無事終了!) 司会:それでは、しばらくの間はお食事とご歓談をお楽しみください。 (やった〜!がるるる〜、腹減ったから食うぞ!) てなぐあいで、何事もなく順調に進行し、餌にありつこうとするぺん太とうさ。 すると・・・。 司会:それではここで、新郎・新婦のそれぞれのご友人にスピーチを頂きましょう。 (なぬ!?早いんじゃないかい? まぁいー。ちゃんと聞いとかないとな。料理は逃げないし。) と、箸を下ろすぺん太とうさ。 滞りなく新郎・新婦の友人の挨拶完了! (よし!食うぞ〜)と箸に手を伸ばすと・・・。 司会:それでは、新郎・新婦はこれからお色直しで退場します。 少しお時間も取ってありますのでごいっしょにお写真をお撮りください。 (な、なに〜!?もう退場か? ま、まぁいー。どうせこの衣装じゃ苦しいし。帰ってきてから食えばいい!) と、甘い考えを持ちつつ、うさの手を取り、高砂席正面の金屏風前へと向かうぺん太。 わらわらと人が集まって記念撮影会スタートしたのであった。 新婦を囲むように親戚、友人たちは楽しそうに記念撮影をしております。(うさ、ご満悦!) 一方、ぺん太は・・・・。 ぽつぅ〜んと立っておりました。 (そばにいたのは、『兄ちゃん大好き!』の姪っ子のみ。) (い、いいんだ。しゅ、主役は花嫁なんだし。(TT))といじけていると、 見かねた司会者が・・・・ 司会:ど、どうぞ、新郎のご友人もごいっしょに・・・・。 新郎さんも寂しそうですから・・・。(場内爆笑) 話しに夢中ですっかり新郎の存在を忘れていたぺん太の友人たちは、あわてて飛んでくるのであった。 まぁ、『うけ』も取ったから結果オーライとしておこう。(^^:
−つづく− |