≪Jump≫ 【ホームページ】 【チャット】 【リレー小説】 【伝言板】 |
【 第一話 第二話 第三話 第四話 第五話 第六話 第七話 第八話 第九話 第十話 】 |
◆◇◆ 第八話 新婚旅行(3日目) ◆◇◆ |
この日は、無料体験ダイビングをすることにしました。 当然、『危機的状況下置かれた場合、早急な対応がとれない環境』が嫌いなうさは嫌がったけどね。 とりあえず、あーだこーだと説得して、プールへ向かいます。 前にも書いたけど、ここのホテルは水深5〜6メートル位の無料体験ダイブ用のプールが施設内にあります。 近辺のホテルでは、いきなり海に連れて行って『とっとと、潜りやがれ!』てな感じで、ダイビングを 体験させてるらしい。(ホントのところはどうか知らないけどね。) 日本語が堪能なインストラクター(ショーンとか言ってけ)が、まずは説明をします。 ショ:基本は3つね。耳抜きとシュノーケルの水抜きとゴーグルの水抜き。 真似してやってみてね。 てな感じで20分ほど練習をしていました。 器財も何も着けていない状態で、手真似だけだから当然誰がやっても出来てるように見える。 練習と水中での意志伝達の方法を教えてもらって、いよいよ体験ダイブへ! この時、体験ダイブに参加していたのは、ぺん太とうさを含めた日本人4人と韓国人が数人、中国人が 2人でした。 順番は、韓国→日本→中国の順に2人づつ潜ります。ちなみにぺん太とうさは日本人の最初でした。 ところが、一番最初の韓国人のうち1人が、何やら手間取っています。 どうやら、うまく潜れないらしく結局おじさん一人がインストラクターと潜っていました。 それを見たうさは、ちょっと不安です。 うさ:ちゃんと出来るかな? ぺん:大丈夫やって!練習もしたし。 うさ:うん・・・。 びびってます。 いよいよ、順番が回ってきました。 器財を着けて練習のおさらいをします。(このときのインストラクターは別の人) まずは、頭だけ沈めてチェック。耳抜き、水抜きとものOKです。 あとは、イストラクターに手を引かれながら、1歩づつ進んでチェックの繰り返すだけでした。 ところが、50cmほど潜ったところで、ハプニング発生! 何やらうさがインストラクターに訴えています。どうやら耳抜きがうまく行かないようです。 イン:(もう一度、やってみて。)←手真似で指示中。 うさ:(×) イン:(落ち着いて、もう一度) うさ:(×)←上を指さしてます。 イン:(大丈夫、もう一度、やってみよう) うさ:(×)←もがいております。 うさはインスタクターの手を振りほどくと一目散に水面に上がって行こうとします。 慌てたインスタラクターは、ぺん太に待つように指示しうさを引き留めます。 が、うさは既にパニック状態!言う事を聞くはずはありません。 仕方なくぺん太を伴って水面に上がります。 うさ:あぶぶ〜、耳抜きできな〜い。怖いよ〜。 うさ、べそをかいてます。←へたれ。 説明しようが、説得しようが言うことを聞かないうさ。 仕方がないので、浅瀬で居残り練習。 ぺん太はインストラクターと一緒に潜っていきます。 1回ぐらい耳が抜けなくても、次に抜けりゃいいやぐらいの軽い気持ち潜っていくぺん太。 いや〜、楽しかったっす。 10分ほど楽しんだあと、上に戻るとショーンに教えられ、うさが練習しておりました。 うさ、再挑戦! インストラクターに手を引いてもらって、1歩づつ潜っていきます。 一方、ぺん太はショーンとお話し中。 ショ:今ちゃんとやっておかないと、一生怖くて出来なくなるよ。 ぺん:そうですよね。 ショ:彼女、大丈夫!きっとできるよ。 しかし、次の瞬間、ショーンとぺん太の望みは絶たれるのであった。 うさ:あぶぶ〜、やっぱり出来ない〜〜。う〜、殺される〜。 結局、うさは潜れず終い。ショーンが慰めます。 ショ:よくがんばったね。気分を変えて明日、イルカウォッチング行かない? うさ:ううっ、ボートは揺れるからイヤ!。 ショ:大丈夫!海荒れてないよ。船大きいから揺れない。 うさ:う〜ん、どうする? ぺん:俺は行きたい! うさ:ホント〜〜〜っに、揺れない? ショ:大丈夫! イルカウォチング決定! でも、2人は忘れていました。台風が近づいていることを・・・・。 −つづく− |