97年12月 こんな言葉がありました
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言葉 |
言葉の主 |
◆97年の大賞 |
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11月の言葉 |
「お願いだ。みなさん。もっと言えよ」 |
C・W・ニコルさん |
10月の言葉 |
エンマさんに『あとから桂子さんがきたら、私のとこに連れてきてね』といってちょうだいね、お願い |
内海桂子さん |
9月の言葉 |
「Leave me alone(リーブ・ミー・アローン)」 |
ダイアナ元皇太子妃 |
8月の言葉 |
一緒にメジャーになりましょうというのが、うちのウリ |
吉本興行の木村政男常務 |
7月の言葉 |
人間としての生き方を犠牲にすることはもうしない |
吉永小百合さん |
6月の言葉 |
イミィーディエトリー(すぐに) |
マイケル・ディミュロ氏 |
特に断りがない場合は、朝日新聞から引用しています
引用時のミスには気を付けているつもりですが、何かありましたらメールでご指摘ください
最近の言葉 (12/27)
「国益は県益、県益は市益、市益は国益に通じると考えての決断だ」
- 「海上ヘリポートを受け入れると同時に、明日(25日)辞任を表明する」に続いて
- 「辞任の決断をするにあたり、大義名分、時期、場所、介錯(かいしゃく)、遺言書ということを考えた。大義名分は、お互いに困っているときに助け合うのが国と市のあり方ではないかということだ。時期は今しかない。遅くなるほど市民の対立は深刻になる」と続く
「七十歳まで十分生きさせてもらい、大変ありがたかった。散るべき時に散りたい。郷土のために捨て石になりたい」
- 北部の人々を(賛成派と反対派の)二つに分けた責任を感じる。私が辞めることで、人々が争うことを避けることができる。双方(の顔)が立つためには、これしかない」に続いて
- 市民投票の結果に「動転してしまった」とは防衛庁幹部
- 『市民投票における最悪の結末。誰も得しない三方一両損の「勇気ある判断」のように見えるのだが』(憂鬱のK)
「女性が寝ている姿を見て感情が高ぶってしまった」
- 栃木県警鹿沼署、看守の巡査部長・菅野和夫容疑者(48)の言葉
「私が第一号ですね」
- 十七歳の女子高生に現金を渡して性行為をしたとして、都青少年健全育成条例違反(青少年に対する買春等の禁止)の疑いで逮捕され
「殺し合いも、分裂も、武装勢力もなくなったことを世界は知ってほしい」
- 内線が続くソマリアで主要武装勢力であるアイディド派のフセイン・アイディドさんの言葉
- 22日夜、もう一つの武装勢力モハメド派のアリ・マハディ・モハメドさんと和平基本合意書に調印した
- 今回の和平協議は十一月中旬からエジプト外務省の仲介で行われ調印式にはムーサ外相が立ち会った
- アリ・マハディ・モハメドさんは「今日ここで我々は一つになったことを宣言する」と語り
- ただし、北部で「ソマリランド共和国」樹立を宣言しているムハメド・エガル「大統領」は統一を拒否し基本合意に反対している
(12/20)
「大きな会社と同じことをやっていたのではかなわない。しかし技術のすき間はいくらでもある。技術の力を祖国復興に役立てよう」
- バブル経済がしぼみはじめた1991年9月には「実業というのはね、モノをこさえることなんでね。努力なしに、汗も流さずにおカネがもうかる、という習慣を作り上げちゃった。そのおかしさに気が付くのが遅すぎたよ」と話していた
「やむをえない事情で食料費や暖房費に回った予算もある」
- チェルノムイルジン首相に軍の予算執行状況を「でたらめ」と激しく非難され
- 「予算の横領や目的外使用は国防力を破滅させる行為だ」と予算システム全体を改革する意向を表明したが
- 予算の目的外使用は昨年比50%増、横領などの犯罪が相次いでいるという
- 『どんなやむをえない事情があったのだろう』(筆者)
「芸は、日ごろから遊んでいないと身につかないように、毎日の試行錯誤があったからこそできるようになった」
- 部品・金型メーカー「岡野工業」の社長・岡野雅行さん(64)の言葉
- 社員数六名の小さな製作所だが、一人あたり年間一億以上を売り上げる「不況知らず」の会社である
- 岡野さんの得意技は机上の計算は通用しない「深絞り」という加工技術
- プレス機につける金型の微妙な形状、強度、プレスの際の圧力や回数、使用する潤滑油など全てが大切で
- 「仕事に興奮して夜眠れない。朝の四時ごろから工場に入っていることもあるね。楽しくってしょうがない」
「水道局の水道には水じゃなく酒が流れているのかと思ったくらい」
- 1995年11月14日から15日にかけて開かれ、宿泊先の奥多摩の旅館で夜の懇親会があった
- 「38人で『日本酒百本、ビール八十三本、大吟醸酒十五本』なんて、どう考えても飲み過ぎでしょう」に続いて
- 判決は吟醸酒(2合)六本はOK、大吟醸(4合)十五本はNGといった具合に個別に判断され三十二万の賠償命令が下った
「そうおっしゃりたければ、おっしゃるのは結構」
- 17日、「予想もしなかったかくし玉」の二兆円減税を表明した橋本龍太郎・首相の答弁
- ”(消費税アップなどによる)九兆円の国民負担増は間違っていたのか”の質問に答えて
(12/13)
「現代の日本人はわいせつになったと思いませんか。ばかばかしいね」
- 九十五歳で文学博士になったフランス文学者・河盛好蔵さんの言葉
- 「学位をとるには論文を書き下ろさなくちゃいけないとばかり思っていたんですけれど、著作も審査の対象になるんですね。あるもので間に合っちゃった」
- 二十年前に出版して大佛次郎賞を受けた「パリの憂愁-ボードレールとその時代」今春出版した「藤村のパリ」が審査対象
- 「日本語にはフランス語のコキュ(妻を寝取られた夫)に当たる言葉がないんだけれど、そのうちできるでしょうよ、ハハッ」と続く
- 「学位がなくてインチキくさい学者というコンプレックスはあったんですよ」と文化勲章をもらい芸術院会員の人は語った
「月面に最初の一歩をしるした人間は必ず一人だが、最後の一人はもっともっとたくさんいなければいけない」
- 最後の月着陸船、アポロ17号の船長
ユージン・サーナンさんの言葉
- 「いつまでも月面に最後の一歩をしるした男といわれるのは不名誉なこと。早く後に続く人が出てほしい」とも語った
- 最後の月着陸から25年目の11日ワシントンで記者会見し、月や火星に新たな探査に乗りだそうと呼びかけた
「見るも無残でめちゃくちゃだ。夫婦げんかにくちばしを入れるつもりはないが、やはり家長がしっかりしてないといけない」
- 「今は自民党が結束してがたつかないことが重要だ。がたつくのは新進党だけで結構」に続いて
- 『どこの家の話かと思えば政治の話、自分の党も相当がたついているようだが』(筆者)
「我々の森は、我々だけでなく地球が必要としている。もし私が殺されても、闘いは続けられる。私は一人ではない。それが支えだ」
- 環境権利運動メンバー オロント・ダグラスさん(31)の言葉
- 著名な環境保護活動家の作家、ケン・サロウィワ氏の弁護団のメンバーだった
- 友人宅を転々とし出歩くのは夜だけの逃亡生活を初めて3年
- 落ち着ける家もなく、親兄弟にはたまに無事を知らせる程度。結婚も出来ないと考えている
- 国際環境NGOからの資金援助を受けて温暖化防止京都会議に参加した
「信念があればチャンスはめぐってくるし、チャンスがあっても信念がなければ生かせない。そんな僕の信条が証明されたとも感じています」
- 3年前知人の勧めで読んだ英語版の原作を読み映画化を思い立った
- すでに森田芳光監督が映画化しており、映画化は難しいだろうと言われた
- 出資のめどもないまま脚本に取り掛かり昨年の東京国際映画祭に参加したおり日本側の関係者に協力を要請
- 富田靖子の主演が決まり日本・香港合作でチャンスは形になった
「ミス時代に経験した女同士のし烈な闘いと同じくらい大変です」
- 南米の石油大国ベネズエラの女性市長イレーネ・サエスさん(35)の言葉
- 19歳で81年のミス・ユニバースに選ばれ92年カラカス首都圏の中心部にあるチャカオ市長に当選した
- 「ミスの一年間、病気もできないほど働かされました。でも世界各国を旅し、現実に目が開かれました。疲弊したこの国を再生させなくては、と」
- 来年12月の大統領選に向けて世論調査では独走状態にあるが”政治理念をきちんと語ったことがない”との指摘も受け
- ”天使のように美しいけれど、肝心な質問にはまともに答えなかった”とは地元の女性記者
- 「私は大学でちゃんと政治を学び、プロとして職務を果たしています」と反論
- ”どんな国にしたい?”との問いには「正直に生きまじめに働けば、十分食べられ教育の心配もないような国にしたい」と答えた
- 「ビロードで巻いたクギみたい、と学校の先生に言われていました。しんは強いんです」
(12/6)
ワールドカップ フランス大会一次リーグ組み合わせ抽選結果をめぐる言葉の数々
笑いが止まらないんだ |
アルゼンチン パサレラ監督 |
これはアルゼンチンにとって、W杯史上最高の抽選だ |
アルゼンチン セルジオ・レビンスキー記者 |
サッカーの試合で勝つためには運が必要だが、今回の抽選でも我々は幸運だった |
クロアチア ブラジェビッチ監督 |
満足いく抽選。アルゼンチン、クロアチアに比べればまだまだ経験が足りないが我々も力をつけている |
ジャマイカ シモンエス監督 |
日本はなんと幸運なんだ |
スポーツ朝鮮 金宣鎮記者 |
岡田監督が目指している一次予選突破のためには、非常にいいグループに入ったと思う |
日本サッカー協会 長沼健会長 |
いいグループに入った |
日本サッカー協会 川淵三郎副会長 |
苦手なアフリカ勢が入っていないので、ちょっとほっとした |
日本 岡田監督 |
「私たち小国は池に浮かぶ木の葉の上のアリのようなもの。責任は『大型動物』の大国にある」
- 点在する三十三の環礁から成る総面積810平方キロ、人口7万7千人、平均標高1.5メートルの国である
- 「海面が上昇したら、どの島も標高が低いのでキリバス国民に逃げ場はない」に続いて
- 「われわれは温暖化防止京都会議に向け、二酸化炭素排出量を規制する最も激しい案を主張している。大国は産業政策や生活様式を変えてでも温暖化をストップして欲しい」と続く
「NGOは影響力をもっているが、力をもっているのは政府。我々は影響力を使って、政府にその力を正しく行使させることを目指している」
- 国際的な環境NGOのグリーンピース気候問題政策部長
ビル・ヘアーさん(41)の言葉
- オーストラリア・パースの大学で物理学、環境科学の研究員だったが、87年に書いた論文がきっかけで温暖化に危機感を抱いた
- 「小さな変化のように見えるが大変なことだ。過去一万年でも一度以上の変動はなかったはず。生物の多様性が損なわれ、飢餓が広がる」
「ここ五十年で、熱帯雨林の半分が破壊された。今の地球は一つの肺で生きているようなものだ」
- 熱帯雨林行動ネットワーク会長
ランダル・ヘイズさん(47)の言葉
- 二酸化炭素を取り込み酸素を供給する熱帯雨林は、地球の「肺」といわれる
- 「熱帯の森に足を踏み入れると何かに包まれているように感じる。先住民や、話すことのできない生き物たちの代わりに我々が発言しなければならない。でも、非暴力だよ」
- 「京都で話し合われている数値は、地球が必要としているレベルに比べ、あまりにも低すぎる。このまま米国が立場を変えないようだったら、何かするかもしれないよ」といたずらっぽくウインクをした
「『警察に届けない』というのが約束になると、君は今でも思っているのか」
- 4日、持田孝被告(55)に対する山室恵裁判長の怒り
- 被告は八年前の事件で警察に通報した女性を服役後刺殺したとして殺人罪に問われている
- 弁護人から犯行動機を聞かれ「(有罪判決を受けた)七年前のことをしゃべって、『悪かった』という言葉を相手から聞きたかった」と答えた
- 陪席裁判官の補充質問で殺された被害者の気持ちを問われ
- 「後悔しているし、ああいう行為はしなくてよかった」とぶぜんとした表情で答えたの対して
- 「反省しているのならそういう口の聞き方をするのかね」に続いて
- 裁判長「相手の女性が君に会って『申し訳ないことをした』と言うと思ったのか」
- 裁判長「警察に届け出た彼女が間違っていると思うのか」
- 強姦した被害者との「警察に届けない」という約束が破られたと逆恨みしたうえの犯行だという
「狩猟民族は足元の明るいうちに村に帰る。年も年だし、妻の顔が分からなくなってから辞めたくない」
- 「国会では一人の反対もなく、アイヌ新法が成立したことが一番の思い出で、非常に感謝している」に続いて
- 著書「ウエペレ集大成」で菊池寛賞を受賞し、89年アイヌ文化の保存・継承で吉川英治賞を受けた
- 1994年の比例区繰り上げで当選し、来年七月任期満了とともに政界から引退する