原理講論試験
総序
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参照:原理講論 総 序
()内の数字は原理講論のページを示す。 1、堕落以来人間は根本的な問題に対して無知になったというが、それは何か?(23-24) 人間の堕落を知的な面から見れば、人間が無知に陥ったということを意味する。人間は、心と体との内外両面からなっているので、無知にも、内的な無知と外的な無知との2種類がある。 内的な無知とは、宗教的にいえば、霊的無知をいうのであって、人間は何処から来たのか、生の目的とは何か、死後は一体どうなるのか。来世や神は存在するのか? 善とか悪は一体何なのかなどという問題に対する無知をいう。 外的な無知とは、自然界に対する無知を言うのであり、物質の根本は何であるか、すべての現象はどのような法則によって生じるのか、という問題等に対する無知をいう。 2、新しい真理の使命5つとは何か、また新しい真理の使命の出現を示す2つの聖句を引用せよ。(31-37)
ヨハネ16:25、「私はこれらのことを比喩で話したが、もはや比喩では話さないで、あからさまに父のことをあなたがたに話して聞かせる時が来るであろう」 黙示録10:11、「あなたは、もう一度、多くの民族、国民、国語、王たちについて、預言せねばならない」 3、キリスト教が無能力化している証拠を述べよ。(26-28) キリスト教は共産主義の実践を凌駕する力を持たず、彼等の理論を克服できる真理を提示しえなかった。また皮膚の色が違うというただそれだけの理由をもって、その兄弟たちと生活を同じくすることができないという現実。淫乱の弊害に対してキリスト教の教理では、すべての罪の中でも最も大きな罪として取り扱われているのであるが、現代人が陥っていく倫落への道を防げずにいる。 |