原理講論試験

総序

創造原理

堕落論

人間歴史の終末論

メシヤの降臨とその再臨の目的

復活論

予定論

キリスト論

緒論

復帰基台摂理時代

モーセとイエスを中心とする復帰摂理

摂理歴史の各時代とその年数の形成

摂理的同時性から見た復帰摂理時代と復帰摂理延長時代

メシヤ再降臨準備時代

再臨論

 

 

参照:原理講論 総 序 ()内の数字は原理講論のページを示す。

1、堕落以来人間は根本的な問題に対して無知になったというが、それは何か?(23-24)

 人間の堕落を知的な面から見れば、人間が無知に陥ったということを意味する。人間は、心と体との内外両面からなっているので、無知にも、内的な無知と外的な無知との2種類がある。 

内的な無知とは、宗教的にいえば、霊的無知をいうのであって、人間は何処から来たのか、生の目的とは何か、死後は一体どうなるのか。来世や神は存在するのか? 善とか悪は一体何なのかなどという問題に対する無知をいう。

外的な無知とは、自然界に対する無知を言うのであり、物質の根本は何であるか、すべての現象はどのような法則によって生じるのか、という問題等に対する無知をいう。

2、新しい真理の使命5つとは何か、また新しい真理の使命の出現を示す2つの聖句を引用せよ。(31-37)

宗教が探し求めてきた内的真理と科学が探し求めてきた外的真理とを、統一された一つの課題として解決し、すべての人々が、内外両面の無知を完全に克服し、内外両面の知に至ることができるようなものでなければならない。
神の実在と神の心情を教えることのできるものでなければならない。
民主主義世界において主唱されてきた唯心論を新しい次元にまで昇華させ、唯物論を吸収することによって、全人類を新しい世界に導きえるものでなければならない。同時にまた、この真理は、有史以来のすべての主義や思想、あらゆる宗教までも、一つの道へと、完全に統一しうる真理でなければならない。
人類歴史の解明。人類の罪悪歴史が如何に出発し、如何なる公式的な摂理路程を経、如何なるかたちで終結し、如何なる世界に入るかを解くものでなければならない。
キリスト教の数多くの難解な問題を、明白に解いてくれるものでなければならない。堕落の原因、三位一体の問題、十字架の代購の限界、再臨、堕落人間の復活等、象徴と比喩によって記録されている数多くの問題を誰しもが共通に理解できるように、「あからさまに」解いてくれるものでなければならない。

 ヨハネ16:25、「私はこれらのことを比喩で話したが、もはや比喩では話さないで、あからさまに父のことをあなたがたに話して聞かせる時が来るであろう」

 黙示録10:11、「あなたは、もう一度、多くの民族、国民、国語、王たちについて、預言せねばならない」

3、キリスト教が無能力化している証拠を述べよ。(26-28)

 キリスト教は共産主義の実践を凌駕する力を持たず、彼等の理論を克服できる真理を提示しえなかった。また皮膚の色が違うというただそれだけの理由をもって、その兄弟たちと生活を同じくすることができないという現実。淫乱の弊害に対してキリスト教の教理では、すべての罪の中でも最も大きな罪として取り扱われているのであるが、現代人が陥っていく倫落への道を防げずにいる。

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