コラム:新・大人の♂の法則(更新)

ずるくて、こすくて、情けないもの。それが大人の男なのです

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151.「熱帯夜」の法則

  1. 定義 : 25度以上の暑い夜
  2. 意味 : 貧乏が追い討ちをかける苦行
  3. 誰が : 憂鬱のK
  4. 何時 : 引っ越す前
朝起きる。びっしょり汗で湿った布団の上。まるで残業したような疲れでの目覚め。都心のコンクリートジャングルでした、今にして思えば
熱帯夜: 
  • 帰宅してドアを開けると、屋外よりも数度高い部屋
  • 疲れた体の最後の気力を奪い取るような無体な仕打ちである
  • このこもった熱はいっこうに去る気配がない、こまった熱である
  • 唯一の対抗手段として与えられたのは「空調」
  • 自分の熱をよそ様に押し付けるという悪魔の機械である
  • しかし蒸し風呂にいる偽善よりは数倍まし
  • 閉じ込められた私、逃げ出した夏
  • 夏に比例して電気代も懐から逃げ出す
  • 東京電力の陰謀
  • 冷房の中での安眠が苦手な人の地獄はここから始まる
  • 風を通さないように設計された窓を開け放すことの無意味
  • 人生の無常を知ることができる、それが熱帯夜である。もう、いや

152.「真夏日」の法則

  1. 定義 : 30度を超えた日
  2. 意味 : 月の9割がそうなら、わざわざ名前をつけることもない。と怒りがこみ上げる日
  3. 誰が : 憂鬱のK
  4. 何時 : 東京の7月、大阪の7,8月
しかし、異常な暑さですなあ。38度なんて・・・体温よりも高いじゃないですか!最高気温35度以上の場合は、真夏日手当てをください!
真夏日: 
  • 真の夏の日。それは我慢できる
  • 事実子供の時は我慢できた
  • 我慢強い子だったわけではない
  • 我慢できる夏だっただけのこと
  • アスファルト、コンクリートが都会の夏を変えた
  • 春も秋も冬も変えた
  • でも人間は少ししか変わらない
  • 都市だけが変わっていく
  • 彼我のギャップが異常な真夏日の理由。因果と呼ぶべきか

153.「不況」の法則

  1. 定義 : 中小企業に押し寄せる不景気の波
  2. 意味 : 貧乏に追い討ちをかける苦行
  3. 誰が : 国民
  4. 何時 : 2001年参院選の後
あっちもこっちも、首切りの嵐である。本来の意味とはかけ離れたリストラの断行。会社は残った・・・さて、その後は
不況: 
  • 自然界に存在する万物はうつろい、流れていく
  • いや、そうではない。全ては循環の輪の中に存在する
  • しかし経済や仕事はその循環の外に位置する
  • 自然界のものではないからだ
  • 少なくとも「お金」は循環しない。私を避けて他所に溜まる
  • ただしそれは今に始まったことではない
  • 平成になるずっと以前から変わらぬ法則であった
  • 今さら騒いでるようでは芸がない
  • 日銀、財務省、政治家、銀行家など学歴と教養と知識のある方々にしてはお寒い対応である
  • 能がないのか、芸がないのか。それとも金がないのか
  • 不況になると庶民以外のお偉いさんも金回りが悪くなると聞いたことはないので多分能がないのだろう
  • 能があっても、芸があっても、金がない庶民との大きな違いではあるが、それが分かったからといって、腹の足しにはならない

154.「不景気」の法則

  1. 定義 : 不況感をあらわす庶民感情
  2. 意味 : 新聞に載るのが不況。下々が語るのが不景気
  3. 誰が : 国民
  4. 何時 : 2001年参院選の後
痛みを覚悟したはずの国民。言ったよね?我慢するって言ったよね?まだ何もはじめってはいない。痛みはこれからだ・・・とニヤリと笑っているのは誰でしょうかねぇ
不景気: 
  • タクシーの運ちゃんが「不景気だねぇ」
  • 八百屋のおやじが「不景気だねぇ」
  • 電気店の店主が「不景気だねぇ」
  • 町工場の社長は「・・・」無言で工場をたたむ
  • 不景気だと言って10年が過ぎてしまった
  • 生き延びた人、行き詰った人
  • 不況は経済の数字化でしかない。不景気は数字にできない営みだ
  • でもくじけててばかりでは口惜しいではないか
  • にっこり笑って「ほんと。不景気だねぇ」と言ってみよう

155.「正義」の法則

  1. 定義 : 正しいとされること
  2. 意味 : 物事の一側面
  3. 誰が : 全世界
  4. 何時 : 米国同時テロに際して
テロは悪である。憎むべきものである。しかし、テロに対するものが全て正義だと単純化できるだろうか・・・自分の優柔不断を今は喜ぶ
正義: 
  • 向こう側からみたこちら側は悪である
  • 悪を叩くのが正義である
  • あちら側もこちら側もない世界があるとしたら、正義は存在しないのだろうか
  • そうではない、今と違う正義が存在するだけだ
  • 無数にあることを星の数ほどという
  • たった一つの星、地球に無数に存在する正義
  • 眼に見えぬものを、見える形にしたがる性癖が人間にはある
  • 眼に見える悪、敵
  • 打ち倒せ、屈服させろ
  • 同じ言葉をこちら側とあちら側で聞く不幸
  • 鉄人28号は悪人に操縦された
  • 鉄腕アトムは正義に悩んだ。。。人間だけがいつも自信たっぷりに正義を振りかざす

156.「報復」の法則

  1. 定義 : 左の頬をぶたれたら、殴り返すこと
  2. 意味 : エネルギーの反射の一種。ただし、投入量よりも反射の量が多いことが特徴
  3. 誰が : 米国その他
  4. 何時 : 米国同時テロに際して
恨みを決して忘れない、その点においてはアメリカ人よりも優れた特性を持つテロリスト、テロリズムに身を投じる人々に備わった特性。恨みでは何も解決しない。そしてアメリカに勝ち目はない
報復: 
  • 殴られたら、殴り返す
  • 蹴られたら、蹴り返す
  • これを「おあいこ」とは言わない
  • 議会に承認された復讐行為は大手を振って世界を闊歩する
  • 一般市民を巻き込む卑劣さを糾弾しながら、作戦遂行には一般市民の犠牲を前提としなければならない矛盾
  • 勝利を確実にするのは簡単だ。決して負けを認めなければいい
  • 勝利を確信しているアメリカ。報復は正義だと信じているゆえの誤解
  • 愚か者の勇気は報復を生む
  • それでは臆病者の勇気は一体何を生むのだろうか
  • それが分からない限り、怨嗟の輪は切れることがない
  • 輪が切れない限り人類が勝利を手にすることもない

157.「カレンダー」の法則

  1. 定義 : 年月日を示すもの、文字・絵・写真などが付属することが多い
  2. 意味 : アイドルの写真が付属している場合は主客が逆転するもの
  3. 誰が : 憂鬱のK
  4. 何時 : 今年は優香、さて来年は
10月になると、そろそろ来年のカレンダーについて考えなければならなくなる。別に義務も責任もないが、カレンダー会社からカタログが送られてくるので致し方ない。まあ、送られてくる前から考え始めている状況の説明にはならないが・・・
カレンダー: 
  • 昭和30年代は日めくり
  • 昔は一家に一つだった
  • それは時計と同じで時の流れをはかるものであり
  • 一日が終わり、一日が始まること。今日は昨日と違う日であることを教えてくれた
  • 大安とか仏滅とかの文字が躍り、世界は宇宙の一部だと教えてくれた
  • 少なくとも子供にとって世界は未知で、明日は不可思議だと教えてくれた
  • 現代のカレンダーは、月日を示す文字は限りなく小さく、薄く、目立たないように配慮されている
  • 友引、先負などという無粋な言葉はもちろん見当たらない
  • 一人に一つ。私のような愚か者は二つ以上を保有する
  • 別に示す年月日が違うわけではなく、付属する写真が違うだけのことである
  • この場合は価値は、誰の写真かということと原寸大よりも大きいかという2点である
  • しかし、亡きジャイアント馬場の原寸大サイズのカレンダーはマニア受けはするかもしれないがそれほど価値は高くないものと思われる

158.「睡眠」の法則

  1. 定義 : 眠ること、眠り続けること
  2. 意味 : 爆睡と言っても爆眠とは言わない、惰眠と言っても惰睡とは言わない。だからなんだと言われも困るのだが・・・
  3. 誰が : 憂鬱のK
  4. 何時 : 今
昔は良く寝たなあ。10代のことはさておいて、20代でも12時間以上寝ることはたやすかった。一日の半分も寝れば惰眠の名に恥じないだろう。歳を重ねると疲労と睡眠時間の相関が崩れてくる。律儀に朝眼を覚ます我がいることの不幸、てな感じである
睡眠: 
  • 疲労しなくて寝れるのが若さである
  • 趣味は寝ることですと言えるのが、怠惰な人間の特権である
  • 眠れるときには偉そうなことを言う資格がなく
  • 資格が出来たときには眠る体力が無くなっている
  • 本当に人生は皮肉に出来ている
  • つまり愚かに生きることや、怠惰に暮らすことは簡単ではないということだ
  • または、能力がいるということだ
  • 驚くことはない、人生を全うすることは誰にでも出来ても熟睡を続けることはおいそれとは出来ない
  • 憤ることはない、人生を過不足なく生きることは誰にでも出来ても安眠を続けることはかなわない
  • もっともいつかは永遠の眠りにつけるのだから、不眠など恐れることはない
  • 永眠を恐れることはあったとしても

159.「能力」の法則

  1. 定義 : 要求されていることを実行する力
  2. 意味 : 必要とされていない力と違う力である場合が多い
  3. 誰が : 自衛隊
  4. 何時 : パキスタンへの援助物資輸送
一生懸命やってりゃいいのか?気持ちの問題か? まあ、弱いもの苛めは止めますが、それにしても中谷さん・・・はーぁぁ
能力: 
  • 長官が認めているとなれば自他共に認めていると言ってよい
  • 能力がない、のである
  • やる気はある、のだろう
  • 3泊4日と新聞に書かれているのは、多分新聞記者が自衛隊を好きでないからだ
  • 好き嫌いで物事を判別していいのは、大人の男だけである
  • 新聞記者は少なくとも法律的には大人だろうが、さて大人の男かどうかは分からない
  • それとも、本当に3泊4日と呼べるような旅だったのだろうか
  • このように、能力がないということはいらぬ疑念まで生じさせてしまう
  • 従って昔の親は、能力のない息子は世に出さなかった
  • どうしても出す必要がある場合は、有能なお目付け役をつけたものである
  • どうしても出す必要があったんだから、お目付け役をつけなかったことが悔やまれる
  • ついでに言えばまっとうな答弁が出来ない長官にもお目付け役が必要かもしれない

160.「援助」の法則

  1. 定義 : 助けること
  2. 意味 : 物資とつけば「正しいもの」交際とつけば「正しくないもの」
  3. 誰が : 日本
  4. 何時 : テロ対策
援助したいのは誰なのか?助けたいのは何なのか?心があればいいのか?心がなければ悪いのか? なんてことを学校の倫理の時間で話し合ってはいかがでしょう
援助: 
  • パキスタン製のテントをわざわざ日本から時間をかけてパキスタンに送る
  • アメリカの小麦だけを選んで援助物資の小麦とする
  • 莫大な金をかけて、世界最貧の国の一つに物資を送る
  • 爆弾を降らせる国から送られる空からの救いの手
  • 爆弾を降らせる国を支持する国が運んだ救いの手
  • さて、飢えは援助の手を拒否するだろうか
  • もちろん選ぶ。選ばない自由などないからである
  • 選ばざる得ない悲しみを、援助する国の民は知っているのだろうか
  • 気持ちが大切と言う言葉は遠い異国の地に果たして届くのだろうか
  • 本当に物資は「正しい」のだろうか
  • もちろん「正しくなく」ても物資は物資である。交際は交際である

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